米国高配当ETF【VYM】の2021年4月末のデータが更新したのでまとめてみた

バンガード社のバンガード 米国高配当株式ETF【VYM】のデータが更新されたのでまとめます。

ちなみに、【VYM】の2021年5月17日の終値は107.48ドル、過去1年の分配金額は3.0081ドルなので、分配金利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、利回りは2.80%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに計算します。

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基本情報を確認しよう

【VYM】は今後1年の予想分配金が市場平均を上回る銘柄を、時価総額加重平均で組み入れています。配当利回りの高い米国大型株が中心のETFです。

【VYM】と米国の高配当ETF【HDV】【SPYD】を比較します。経費率はそれほど差がありません。最近は高配当銘柄の株価がかなり上がっているので、いずれのETFも利回りが下がっています。

 

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【VYM】のセクター別のファンド構成比は?

【VYM】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。2021年4月30日のデータです。バンガードの公式サイトではICB(Industry Classification Benchmark)で分類されていますので、これをGICS(Global Industry Classification Standard)に変換しました。金融の割合が多いのが特徴です。生活必需品、ヘルスケア、情報技術が続いています。セクターのバランスはいいですね。

 

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【VYM】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VYM】の組込比率1%以上の銘柄です。上位6銘柄の利回りがすべて2.5%以下と低いですね。ベンチマークは、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスです。組込比率1%以上は31銘柄あり、全体の51.4%を占めています。

 

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2020年4月以降の上位銘柄は?

2020年4月以降の組込比率1%以上の銘柄の推移です。先月との比較は、上位陣ではホーム・デポ【HD】が比率を上げ、プロクター・アンド・ギャンブル【PG】、インテル【INTC】が比率を下げました。

 

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【VYM】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VYM】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当、市場全体、ハイテクの主要9ETFへの組込比率(%)をまとめました。背景色のオレンジ色が濃いほど、比率が高いことを意味しています。

【VYM】の組込上位20銘柄は、【DIA】に12銘柄、【HDV】と【VIG】には11銘柄組み込まれています。【HDV】に組み込まれている銘柄は上位で比率がかなり高いですね。【SPYD】は高配当ETFですが、【VYM】との関連はそれほど高くないですね。

ちなみにブロードコム【AVGO】は【DIA】以外の8ETFに組み込まれています。人気者ですね。

※組込比率は、バンガード社のETFは2021年4月末、その他のETFは4月17日のデータをもとにしています。【DIA】と【SPYD】の組込比率はそれほど重要ではありません。

 

【ソート機能あり】VYM上位20銘柄の主要ETF組込比率のエクセルファイルのダウンロードはこちら
※うまくいかない場合は、右クリックから名前をつけてリンク先を保存

 

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【VYM】の過去の分配金と増配率は?

【VYM】が設定されたのは2006年11月です。下の表は過去の分配金の一覧です。下の表の一番右側の「過去1年分配金額の対前年同期増配率」は2011年以降ずっとプラスです。安定して増配しているETFだといえます。

※背景がになっているのが減配です

 

【VYM】の年間分配金額と年間増配率は?

【VYM】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。年間増配率は10年前に比べると下がっていますね。

 

【VYM】の期別分配金は?

2021年3月の分配金は、前年よりは多かったですが、前々年の2019年3月とほぼ同水準でした。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【VYM】の株価と利回りを見てみましょう。過去1年の年間分配金額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が利回り(右軸)です。2020年の年初は利回りが3.0%強で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には利回りが4.5%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前をかなり上回り、利回りは2.80%です。

 

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現在の【VYM】の株価と利回りの関係は?

年間分配金額が現在と同じく3.0081ドルで変わらなかったら、利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間分配金額が現在と同じ3.0081ドルが続いた場合の、利回りと株価の相関図です。利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、【VYM】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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【VYM】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VYM】を買った場合、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年5月17日の終値は107.48ドル、過去1年の分配金額は3.0081ドルなので、現在の利回りは2.80%です。過去5年の平均利回りは約3.09%なので、現在はやや割高です。過去5年で株価は上昇して増配もしたので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年10月に買っていたら、現在YOCは約4.2%になっていました。また、コロナ・ショック時の2020年3月に買っていた場合も、YOCは約4.2%になりました。

 

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【VYM】とライバルの高配当ETF【HDV】【DVY】とトータル・リターンを比較します。参考までに【VOO】も用意しました。PORTFOLIO VISUALIZERを使って10年間を比べます。

2011年5月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、2021年4月には【VOO】が3万7500ドル、【DVY】が3万1100ドル、【VYM】が3万700ドル、【HDV】が2万5500ドルになっていました。

 

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。4つのETFの年ごとのリターンは結構似ていますね。【VYM】の2020年コロナ・ショックからの回復は、【DVY】や【HDV】よりも早かったのがわかりますね。

 

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンです。2015年10月に設定された【SPYD】も過去5年までのデータを載せました。高配当ETFの中では【VYM】と【DVY】が3年以上の成績が良いですね。

過去の分配金はどのくらいか?

2011年4月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。

10年間の分配金の合計は【DVY】が6200ドル、【HDV】が6100ドル、【VYM】が5700ドル、【VOO】が3600ドルでした。【HDV】と【DVY】が【VYM】よりも分配金が多いですね。

 

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【VYM】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(3.0081ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年分配金額(2.7446ドル、2.4495ドル、2.165ドル、1.172ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの利回りのことです。【VYM】株を2021年5月17日の終値107.48ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が9.6%、過去3年が7.1%、過去5年が6.8%、過去10年が9.9%でした。現在の利回りは2.80%です。

分配金を再投資しない場合

まずは分配金を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが2.80%なので、年間分配金額は280ドルです。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は364ドル、10年目の分配金額は506ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は408ドル、10年目の分配金額は654ドルになりそうです。分配金額654ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.54%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を年1回再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整します。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は407ドル、10年目の分配金額は681ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は458ドル、10年目の分配金額は916ドルになりそうです。分配金額916ドルはYOC(購入額に対する利回り)9.16%です。

 

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は280ドルではなく、税引き後の202ドルになります。

もっとも増配率の低い過去5年のペースだと5年目の分配金額は284ドル、10年目の分配金額は452ドルになります。もっとも成績の良い過去10年の増配率を当てはめると5年目の分配金額は320ドル、10年目の分配金額は601ドルになりそうです。分配金額635ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.01%です。

 

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まとめ

【VYM】の株価はまだ上がり続けています。そろそろ調整局面を迎えそうな気もしますね。

なお、次回の分配金は6月21日が権利落ち予定日なので、その前日までに購入すれば分配金がもらえます。

 

 

 

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