全世界が対象のETF【VT】の9月末データが更新されたのでまとめてみた

バンガード社のETFは公式サイトで月1回更新されます。月末のデータが、翌月の15日頃に反映されます。今回2020年9月末のデータが更新されましたので、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF【VT】の組込銘柄の変化や傾向について検証します。

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【VT】のセクター別のファンド構成比は?

【VT】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。バンガードの公式サイトではICB(Industry Classification Benchmark)で分類されていますので、これをGICS(Global Industry Classification Standard)に変換しました。情報技術の割合が最も多く、一般消費財、ヘルスケア、金融と続いています。

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【VT】の市場別のファンド構成比は?

市場別の構成比率を見てみましょう。トップは米国。以下、日本、中国、英国、スイス、カナダ、フランス、ドイツが続きます。地域別では北米が約60%で最多、ヨーロッパが約17%です。

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【VT】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VT】の保有銘柄数は8807銘柄です。ベンチマークは、米国を含む先進国および新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株で構成される、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス。経費率は0.08%と低いです。上位20銘柄の組込比率の合計は18.9%と少なく、世界中に分散されています。

「順位」の背景が薄いオレンジ色の銘柄は、米国以外の銘柄です。アリババとテンセントは中国、ネスレはスイスの企業です。

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過去6カ月の組込比率1%以上の銘柄比較

組込比率上位20銘柄の比較です。上位銘柄の構成は【VOO】や【VTI】に、米国以外が少し加わっただけですね。ここ数カ月、目立った変動はないですね。テスラ【TSLA】が突然現れて、9月末に比率を少し下げたぐらいでしょうか。なお、7月31日のデータは抜けています。

 

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【VT】の上位組込銘柄は、他のETFにも組み込まれているのか?

【VT】の組込比率上位20銘柄は、他のETFには組み込まれているのでしょうか? その一覧が下の表です。左から世界全体【VT】、S&P500【VOO】、全米【VTI】、米国高配当【VYM】、米国増配【VIG】、ダウ平均【DIA】、ナスダック100【QQQ】、米国を除く世界【VXUS】です。表内の数字は組込順位一番上の行をクリックすると、その項目の順番に並び直します。同じ箇所を続けてクリックすると数値の大小が逆になります。試してください。

※「Tik」はティッカー・コード。2020年9月末のデータです

Tik VT VOO VTI VYM VIG DIA QQQ VXUS
AAPL 1 1 1 19 1
MSFT 2 2 2 2 6 3
AMZN 3 3 3 2
FB 4 4 4 4
BABA 5 1
GOOGL 6 5 5 5
GOOG 7 6 6 6
JNJ 8 8 8 1 4 15
TCEHY 9 2
PG 10 9 9 2 3 14
V 11 10 10 5 8
NSRGY 12 4
NVDA 13 11 12 8
TSLA 14 11 7
BRK.B 15 7 7
MA 16 13 13
HD 17 12 14 6 2
UNH 18 14 15 7 1
JPM 19 15 16 3 21
VZ 20 16 17 4 25

上位組込銘柄を方程式にすると、VT=VTI+VXUSですね。

ファンドオーバーラップで他のETFとの比較する

ファンドオーバーラップを使って、他のETFとの重複割合を調べてみましょう。以下のようになりました。【VT】は世界全てに分散されているので、対象ETFの組込銘柄は【VT】に100%組み込まれているかと思いましたが、そうではないようです。【VTI】組込銘柄は、50%ほどしか【VT】には入っていないようです。米国の小型株は【VT】には入らないということでしょうか。

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年に入ってからの【VT】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは2.3%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが約3.3%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前まで戻りましたが、若干減配があったので、配当利回りは1.99%です。

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【VT】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VT】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、やや大雑把です。

2020年11月2日の終値は79.91ドル、過去1年の配当金額は1.5939ドルなので、現在の配当利回りは約1.99%です。過去5年の平均配当利回りは約2.26%です。過去5年で株価は一応右肩上がりで、配当も昨年までは増配傾向だったので、早い時期に買っていればYOCは上がりました。2016年2月頃に買っていたら、現在YOCは約3.0%になっていました。

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【VT】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(1.5939ドル)と1、3、5、7年前の同時期の過去1年配当金額(1.7556ドル、1.53ドル、1.424ドル、1.125ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。

YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【VT】株を2020年11月2日の終値79.91ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。


年間増配率は過去1年がマイナス9.2%、過去3年が1.4%、過去5年が2.9%、過去7年が5.1%でした。現在の配当利回りは1.99%です。もっとも増配率の低い過去1年のペースだと10年後のYOCは0.8%、20年後のYOCは0.3%になります。もっとも成績の良い過去7年の増配率を当てはめると10年後のYOCは3.3%、20年後のYOCは5.4%になります。どの期間の増配率を当てはめるかで、将来YOCの結果が異なりますね。

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まとめ

いかがでしたか? 【VT】はアメリカが57%ほどと、結構な割合を占めています。このETFのみ保有するという選択肢はありますが、アメリカの株やETFをメインで持っている場合は、【VT】と多くの銘柄が重複するので、難しいところです。

 

 

 

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