近年ガラリ銘柄が入れ替わったバンガードの通信サービスセクター【VOX】は買いか?

スポンサーリンク

連日、株価の値動きが激しいですね。今後の展開から目が離せません。そんな中、バンガード社のバンガード・通信サービスセクターETF【VOX】が、2020年3月6日に配当金を発表しました。0.1857ドルです。前回は0.2821ドル、1年前の同時期は0.1464ドルでした。

大幅下落が続いた過去1カ月の相場で、【VOX】はどんな動きだったのでしょうか? これまでの【VOX】の配当金の傾向、値動き、将来の展望などを考えます。

 

スポンサーリンク

【VOX】の過去1カ月の成績は?

下落率が高かった2月24日から3月20日までの主要指数とセクター別ETFの騰落率です。【VOX】はセクター比較では4番目に優れていました。通信インフラとITを合わせたようなセクターなので、暴落時にはなかなかの強さを見せたようです。

 

スポンサーリンク

【VOX】のファンド構成比は?

【VOX】に組み込まれているのは113銘柄です。ファンド構成比は、ほぼ時価総額の大きい順でした。上位20銘柄で全体の78%を占めています。各項目のトップ3には、背景色をオレンジにしました。なお、下の表のファンド構成比は2020年2月29日現在です。それ例外の値は2020年4月1日のものです。過去1カ月の騰落率はネットフリックス【NFLX】、アクティビジョン・ブリザード【ATVI】、ベライゾン【VZ】などが良かったです。

 

スポンサーリンク

【VOX】の過去の配当金と増配率は?

【VOX】が設定されたのは2004年9月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法を説明します。年4回配当金を支払う個別銘柄の場合は、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

よって今回の【VOX】の配当が減配かどうかを調べるには、四半期ごとに過去1年分の配当金のデータを作成する必要があります。下の表の右から2番目が過去1年配当額です。今期の【VOX】の過去1年配当額は0.8825ドルで、前期は0.8432ドルなので、4.66%の増配といえるでしょう。ただし、この計算方法だと、減配かどうかの判断は今期と1年前の同時期の配当の比較によって決まります。

そんなわけで、個別銘柄の減配とETFの減配は、少し意味合いが異なります。ETFで多少減配されたとしても、それほど神経質にならなくてもいいかもしれません。

表の一番右の増配率は、前回との比較です。背景がになっているのが減配です。2008年9月に起きたリーマン・ショックの影響で、2008年12月は大幅減配になっています。

【VOX】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VOX】の株価と比較しました。過去1年配当額は、2018年半ば頃までは株価と連動していますね。2018年9月にS&Pのセクター分類が変更され、電気通信サービスセクターから現在の通信サービスセクター(コミュニケーション・サービスセクター)になったため、大幅な銘柄の入れ替えがありました。無配のアルファベット(グーグル)【GOOGL】【GOOG】フェイスブック【FB】ネットフリックス【NFLX】などが新たに加わり、これらがセクター内でかなりの比率を占めたため、配当利回りは激減しました。

 

【VOX】の配当額を棒グラフで確認しよう

今度は、配当額と株価と比較しました。多少デコボコです。こちらも2018年9月以降、急激に配当金額が減っています。

 

スポンサーリンク

リーマン・ショック前後の値動きはどうか?

リーマン・ショック前後の株価は、S&P500とほぼ同じような動きです。ただし、現在は主要銘柄が入れ替わっていますので、あまり参考にならないかもしれません。

スポンサーリンク

【VOX】を買うタイミングを考える

下のグラフは過去5年の【VOX】の株価、配当利回り、YOCです。

過去5年の配当利回りの平均は2.76%です。大幅な銘柄の入れ替えが行われて以降の配当利回りは1%を切ることが多かったです。最近は株価の暴落で配当利回りは1.16%に上がりました。

スポンサーリンク

まとめ

通信サービスセクター【VOX】は、2018年に加わった無配のIT系(アルファベット【GOOGL】【GOOG】、フェイスブック【FB】、ネットフリックス【NFLX】)と、高配当の通信インフラ系(AT&T【T】、ベライゾン【VZ】)がごちゃ混ぜになっており、なかなか評価が難しいです。

なお、例年通りだと、次回は6月19~26日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月21~28日頃になりそうです。

 

 

 

 

 

スポンサーリンク
ウィブル証券
BDC銘柄を特定口座で購入できるウィブル証券
スポンサーリンク

マネックス証券ではQYLD、XYLDなどの買付手数料無料キャンペーンを実施中!【PR】

マネックス証券では、米国ETFの買付手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施中です。

対象のETFは21。カバードコールETFの【QYLD】【XYLD】、人気高配当ETF【PFFD】【SDIV】【QDIV】【HDV】【SPYD】、定番ETF【VTI】【VOO】【VT】などバラエティに富んだラインナップ。

対象銘柄の詳細はこちら

まだの人は、この機会にマネックス証券で口座開設をしよう。

マネックス証券
スポンサーリンク
【PR】米国株の口座開設はこちら  SBI証券  楽天証券  マネックス証券  松井証券  ウィブル証券
BDCやCFD取引が気になる人は  IG証券の全口座(全般共通)  サクソバンク証券
CFD取引なら  DMM CFD  GMOクリック証券CFD

こちらのランキングに参加しております。応援クリックお願いします
 にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

個人投資家のブログをまとめたサイトです。素晴らしい記事がたくさんあります。

ETF
スポンサーリンク
たかにんをフォローする