暴落時でも強さを見せたバンガードの情報技術セクター【VGT】が増配!

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連日、株価の値動きが激しいですね。今後の展開から目が離せません。そんな中、近年のアメリカ株を牽引しているセクターと言われる、バンガード社のバンガード・情報技術セクターETF【VGT】が、2020年3月6日に配当金を発表しました。0.8409ドルです。前回は0.6513ドル、1年前の同時期は0.5968ドルでした。

大幅下落が続いた過去1カ月の相場で、【VGT】はどんな動きだったのでしょうか? これまでの【VGT】の配当金の傾向、値動き、将来の展望などを考えます。

 

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【VGT】の過去1カ月の成績は?

下落率が高かった2月24日から3月20日までの主要指数とセクター別ETFの騰落率です。【VGT】はセクター比較では3番目に優れていました。ITはある意味生活必需品といえるので、暴落時に強さを見せたということでしょうか。

 

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【VGT】のファンド構成比は?

【VGT】に組み込まれているのは321銘柄です。ファンド構成比は、ほぼ時価総額の大きい順でした。上位20銘柄で全体の71%を占めています。各項目のトップ3には、背景色をオレンジにしました。なお、下の表のファンド構成比は2020年2月29日現在です。それ以外の値は2020年3月30日のものです。過去1カ月の騰落率はエヌビディア【NVDA】、オラクル【ORCL】、シスコ・システムズ【CSCO】などが良かったです。

 

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【VGT】の過去の配当金と増配率は?

【VGT】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法を説明します。年4回配当金を支払う個別銘柄の場合は、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

よって今回の【VGT】の配当が減配かどうかを調べるには、四半期ごとに過去1年分の配当金のデータを作成する必要があります。下の表の右から2番目が過去1年配当額です。今期の【VGT】の過去1年配当額は2.9642ドルで、前期は2.7201ドルなので、8.97%の増配といえるでしょう。ただし、この計算方法だと、減配かどうかの判断は今期と1年前の同時期の配当の比較によって決まります。

そんなわけで、個別銘柄の減配とETFの減配は、少し意味合いが異なります。ETFで多少減配されたとしても、それほど神経質にならなくてもいいかもしれません。

表の一番右の増配率は、前回との比較です。背景がになっているのが減配です。2008年9月に起きたリーマン・ショックの影響か、2009年12月は大幅減配になっています。しかし、それ以降は大幅な減配はありません。

【VGT】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VGT】の株価と比較しました。過去1年配当額は、株価と連動していますね。リーマン・ショックの翌年は減配でした。

 

【VGT】の配当額を棒グラフで確認しよう

今度は、配当額と株価と比較しました。多少デコボコですが、株価・配当金ともに順調に伸ばしています。コロナ・ショックの影響で、来期以降の配当金がどのように変化するのか、注視したいですね。

 

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リーマン・ショック前後の値動きはどうか?

リーマン・ショックからの株価の回復具合は、S&P500を凌駕しています。

 

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【VGT】を買うタイミングを考える

下のグラフは過去5年の【VGT】の株価、配当利回り、YOCです。現在の【VGT】の配当利回りは過去と比べて高い水準にあります。

過去5年の配当利回りの平均は1.12%です。ここ最近の配当利回りは0.8~1.4%に収まっていましたが、今回の暴落で2020年3月28日の終値が207.91ドルに下がりましたので、配当利回りは1.42%に上がりました。

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まとめ

情報技術セクター【VGT】は、近年の強さが目立っています。無配の銘柄が結構ありますので、現時点での配当はそれほど高くありません。ただ、増配率が高いので、安い時期に仕込むことができれば、将来キャピタルゲインとインカムゲインの両方の果実を得られる可能性があります。

なお、例年通りだと、次回は6月19~26日頃に配当金額が決定し、配当落ちは6月21~28日頃になります。

 

 

 

 

 

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