人気増配ETF【VIG】の2020年12月末のデータが更新されたのでまとめてみた

バンガード社のETFは公式サイトで月1回更新されます。月末のデータが、翌月の15日頃に反映されます。今回2020年12月末のデータが更新されましたので、バンガード 米国増配株式ETF【VIG】の組込銘柄の変化や傾向について検証します。

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基本情報を確認しよう

【VIG】と米国の(ほぼ)市場全体をターゲットにしている主要ETFを比較しましょう。配当利回りは【DIA】がもっとも高く、【VIG】は2番目ですね。運用総額は【VTI】と【VOO】が抜きんでています。

※「配当利回り」は過去1年の配当額から算出しました。モーニングスターレーティングは2020年12月末のものです

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【VIG】のセクター別のファンド構成比は?

【VIG】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。バンガードの公式サイトではICB(Industry Classification Benchmark)で分類されていますので、これをGICS(Global Industry Classification Standard)に変換しました。情報技術の割合が最も多く、2番手グループに生活必需品、ヘルスケア、資本財が並んでいます。なかなかバランスのとれたポートフォリオといえます。

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【VIG】にはどんな銘柄が組み込まれているのか?

【VIG】の保有銘柄数は212銘柄です。組込銘柄の一覧を円グラフにしました。組込比率1%以上の銘柄は28あり、全体の約63.5%を占めています。組込比率1%未満は185銘柄で全体の約36.5%、円グラフの白い部分です。

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【VIG】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VIG】の組込比率1%以上の銘柄です。ベンチマークはNASDAQ US ディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス。大型株の中でも10年以上の増配実績のある銘柄が中心で、REITは除外されています。データの中身は2020年12月末時点のものです。

 

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組込比率1%以上の推移

2020年4月以降の組込比率1%以上の銘柄の比較です。最近3カ月は1カ月ごと、それ以前は2カ月ごとです。先月との比較では、マイクロソフト【MSFT】がウォルマート【WMT】から首位を奪還しました。上位陣ではジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】、ウォルト・ディズニー【DIS】、オラクル【ORCL】が比率を上げています。

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【VIG】上位20銘柄は主要ETFには組み込まれているのか?

【VIG】の組込比率上位20銘柄は、他のETFにどのくらいの割合で組み込まれているのでしょうか? 高配当、市場全体、ハイテクの主要9ETFへの組込比率(%)をまとめました。

【VIG】の組込上位8銘柄は【DIA】にも含まれています。銘柄数が30と少ない【DIA】は、財務が健全な銘柄の精鋭が集まっているという見方もできます。

※配当利回りは2020年12月末の株価から算出しました。組込比率はバンガード社のETF【VYM】【VIG】【VOO】【VTI】【VGT】が2020年12月末、その他のETFは1月15日のデータをもとにしています。【SPYD】は1月と7月の時点で均等に組込、【DIA】は株価の高い順の組込比率なので、この2つの組込比率はそれほど重要ではありません。

ファンドオーバーラップで他のETFとの比較する

ファンドオーバーラップを使って、他のETFとの重複割合を調べてみましょう。【VIG】と【SPYD】はまったく重なっていません。ある意味正反対のETFといえそうです。【DIA】の全30銘柄中40%が【VIG】に組み込まれています。ハイテク系のETF【QQQ】や【VGT】は、【VIG】と重複率が低いので、お互いを補完する意味ではいいかもしれません。

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【VIG】の配当はどう変化したか?

【VIG】は年4回配当が支払われます。3、6、9、12月に配当落ちがあり、その数日後に振り込まれます。2020年は6月と12月の配当が前年同期を大きく上回り、年間トータルでは、前年よりも7.6%増えました。

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年1月以降の【VIG】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年1月当初は配当利回りは1.7%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが2.4%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前を上回り、配当利回りは1.63%です。

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【VIG】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VIG】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、やや大雑把です。

2021年1月15日の終値は140.75ドル、過去1年の配当金額は2.2965ドルなので、現在の配当利回りは1.63%です。過去5年の平均配当利回りは約1.91%です。過去5年で株価は右肩上がりで、増配もしていますので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年2月に買っていたら、現在YOCは約3.0%になっていました。

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【VIG】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(2.2965ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年配当金額(2.1339ドル、1.9191ドル、1.819ドル、1.048ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【VIG】株を2021年1月15日の終値140.75ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

年間増配率は過去1年が7.6%、過去3年が6.2%、過去5年が4.8%、過去10年が8.2%でした。現在の配当利回りは1.63%です。もっとも増配率が低い過去5年のペースで増配が続くと10年後のYOCは2.6%、20年後のYOCは4.2%になります。もっとも増配率が高い過去10年の増配と同じだと10年後のYOCは3.6%、20年後のYOCは7.8%になります。配当利回りはそれほど高くありませんが、安定して増配する可能性が高く、まずまずのYOCになりそうです。

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まとめ

いかがでしたか? 【VIG】は組込上位に優良銘柄が多く、安定感がありますね。とくに相場全体が軟調の時に強さを見せます。

 

 

 

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