【SPYD】が銘柄入れ替えを実施したけれど、あまり変化はなかった!

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ステート・ストリート社のSPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF【SPYD】は年2回、大幅な組み換えを行っています。今回、2021年1月中に組み換えが行われました。

【SPYD】の組み換えは、S&P500の配当利回りの高い順に80銘柄を選び、各銘柄の保有比率を均等に1.25%ずつにします。

銘柄組み換えの前に、アパートメント・インベストメント・アンド・マネジメント【AIV】、H&Rブロック【HRB】がすでに除外されており、78銘柄になっておりました。今回の組み換えでは80銘柄に戻りました

今回は4銘柄が除外されて、6銘柄が追加されました。かなり地味な結果になりました。

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これが【新SPYD】全80銘柄だ!

さて、【SPYD】はどのように生まれ変わったでしょうか? 以下の表が2021年1月29日現在の【新SPYD】の組込銘柄です。組込比率順に並んでいます。左端の背景がピンク色で「新」となっているのが新たに加わった銘柄です。

ざっと見ると不動産、金融、公益事業が多いですね。全80銘柄の配当利回りを単純に平均化すると、4.79%です。

 

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セクター比率はどう変化したか?

【SPYD】のセクター比率がどう変化したのか、検証してみました。左の円グラフが、前回の入れ替え直前(2020年7月30日)です。真ん中の円グラフは、今回の入れ替え直前(2021年1月12日)。右側の円グラフが今回の入れ替え直後(2021年1月29日)です。

入れ替え前までは金融セクターが28.5%と圧倒的に多かったですが、今回は21.7%に減りました。それでもシェアは1位です。不動産セクターは前回の15.5%から19.3%に増えました。公益事業も9.6%から14.1%と大きく増えました。

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【新SPYD】全80銘柄をセクターの比率順に並び替える

それでは【新SPYD】に組み込まれている銘柄をセクターの比率順に並び替えてみましょう。金融が最多の18銘柄、不動産が15銘柄、公益事業とエネルギーが11銘柄、情報技術が6銘柄、通信サービスが5銘柄、生活必需品と素材が4銘柄、ヘルスケアと一般消費財が3銘柄、資本財はありません。

 

 

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【SPYD】から除外された4銘柄は?

【SPYD】から外された4銘柄について見てみましょう。いずれの銘柄も株価が好調で配当利回りが下がったため、除外されました。1月29日のS&P500の配当利回り80番目のボーダーラインは3.64%ぐらいです。

 

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【SPYD】に新たに加わった6銘柄は?

【SPYD】に新たに加わった6銘柄です。セクター比率の高い順に並んでいます。不動産と公益事業が2銘柄ずつ、エネルギーとヘルスケアが1銘柄ずつです。

ギリアド・サイエンシズ【GILD】は7月に除外になったばかりで、すぐに復帰しました。前年の1月には新加入していましたので、入れ替えが激しいですね。同社の製品レムデシビルがコロナの治療薬として脚光を浴びましたね。

キムコ・リアルティ【KIM】は2020年の6月頃に配当がゼロになったため、イレギュラーなタイミングで除外された銘柄です。今回復帰となりました。ショッピングセンターが中心のREITです。エクイティ・レジデンシャル【EQR】は不動産がメインのREITです。

エンタジー【ETR】は米国南部の電力会社。エバジー【EVRG】はカンザス州とミズーリ州の電力会社。コノコフィリップス【COP】は上中流部門に特化した独立系の巨大エネルギー会社です。

 

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まとめ

いかがでしたか? 今回は地味な入れ替えでした。上位セクターは金融と不動産ですが、この2つは個別銘柄で購入するのは難易度が高く、不動産のREITは個別銘柄としては購入できないので、【SPYD】内で保有する方法はいいかもしれません。