ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】が28.6%の増配、0.90ドルに!

BDC銘柄のニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】が2021年8月10日に配当を発表しました。前回0.70ドルだった配当が0.90ドルになります。28.6%の増配です。

【NEWT】の2021年8月10日の終値は25.79ドル、過去1年の配当は2.57ドルになる予定で、利回りは9.97%です。

※このページでの利回りは過去1年の配当で計算します。なお、特別配当を含めません

 

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ニューテック【NEWT】BDCやめるってよ

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】は2021年8月3日、ナショナル・バンク・オブ・ニューヨーク・シティを買収する契約を発表しました。今後6カ月~1年で買収は完了する予定です。

これによりニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】はBDC銘柄ではなくなり、金融持ち株会社へと転換する予定です。

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】のCEO・Sloane氏は、2021年の1株あたり年間配当3.00~3.30ドルを予定通りに支払うとアナウンスしました。最初の2回で計1.2ドル支払ったので、取締役会での承認を条件に、残りの2回で計1.95ドルを支払うとのことです。→承認されて0.90ドルが決定しました

BDCでなくなると、利益の9割を配当金として支払う必要がなくなるので、減配の可能性が高くなります。

このことを受けて、株価は2021年8月2日の終値34.59ドルから、8月3日の終値は25.13ドルに下がりました。27.35%の下落しました。

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BDCとは?

BDCとは「Business Development Company」の略で、銀行から融資を受けられない新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。クローズド・エンド型のファンドであり、ニューヨーク証券取引所ナスダック証券取引所などに上場しています。

新興企業は不安定ですが、成長すると莫大な利益をもたらす可能性があります。創業時のグーグルやアップルなどもBDCから支援を受けていました。

BDCに対する規制は?

BDCは利益の90%以上を配当に充てることで、法人税の免除を受けています。そのため高配当を実現できるので、インカム投資家に人気です。REITと似ていますね。

また、資産の70%を法律で定められた適格投資対象にすること、1銘柄当たりの構成比率を全体の25%以下に抑えることなどが定められています。

 

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BDCにはどんな銘柄があるのか?

下の表はBDC銘柄の中から規模の大きいものを選びました。ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は中小企業やIT関連を中心に投資をしています。

DEレシオは自己資本に対する負債額を示すもので、財務の健全性を測る指標です。BDCの場合は、自己資本の2倍まで借り入れることが可能です。つまり2倍までならレバレッジをかけて商売できるという意味です。ここに挙げた大手BDCは、1倍前後なので、健全といえます。

NAV倍率は資本に対して株価が割高か割安かを示す値です。1より高いと割高になります。エイリス・キャピタル【ARCC】以外は人気が過熱気味ですね。

配当利回り(過去1年)は過去1年の配当から算出したものです。

配当利回り(直近)は直近の配当が今度1年続いたものとして算出しました。こちらは特別配当を含んでいません

 

日本の証券会社で購入可能なBDC銘柄は楽天証券が9銘柄ほど、PayPay証券が2銘柄です。PayPay証券は【ARCC】と【MAIN】を取り扱っています。楽天証券で取り扱っているのは【ARCC】【PSEC】【MAIN】【HTGC】【ORCC】【NMFC】【NEWT】【BBDC】【SSSS】などです。

 

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どんな会社なのか

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は1998年に設立し、2000年にNASDAQ市場に上場しました。

内部管理されたビジネス・デベロップメント・カンパニー(BDC)として運営されているため、管理手数料が安くて優良BDCと言えます。

中小企業市場に幅広いビジネスおよび金融ソリューションを提供しています。資金調達を中心に、収益の増加、コストの削減、リスクの最小化などの分野で、これまでに10万社以上の企業を支援してきました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】とそのポートフォリオ会社の製品とサービスは以下の通りです。ビジネス・レンディング、SBAレンディング・ソリューション、電子決済処理、テクノロジー・ソリューション(クラウド・コンピューティング、データ・バックアップ、ストレージ&リトリーブ、ITコンサルティング)、eコマース、売掛債権ファイナンスと在庫ファイナンス、保険ソリューション、ウェブ・サービス、給与・福利厚生ソリューション。

 

 

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業績と予想

楽天証券のデータです。2021年と2022年はコンセンサスの予想です。コロナ・ショックのあった2020年は堅調でした。予想では2021、2022年の当期利益が爆上げしていますね。ただ、業態が変わった場合はどうなるか不透明です。

EPSも2021年は伸びると予想しています。

 

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ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の過去の配当、年間増配率

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は、四半期ごとに配当を支払っています。次回の配当落ちは9月17です。

背景が黄色の部分は通常の配当のほかに特別配当が支払われた期です。2015年12月に2.69ドルも特別配当を出しました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。基本的に配当落ちの月を基準にしています。2015年11月に2.69ドルという大きな特別配当がありました。期ごとにバラバラですが、少しずつ増えていっています。

2021年の年間配当金は、3ドルから3.30ドルを目標としているようです。実現されそうですが、2022年にBDCをやめる可能性が濃厚なので、その後の配当金額は未知数です。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の年間配当額と年間増配率は?

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2021年はあと1回配当が出ますが、早くも前年や前々年と同じ水準になりました。

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当の関係は?

下のグラフは株価と配当の比較です。株価は2021年を除いて年末のものです。株価はコロナ・ショック後に急激に伸びましたが、BDCから銀行への転換の発表後は下がっています。

 

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最近のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りは?

2020年1月以降のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りを見てみましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年の年初の配当利回りは9.5%前後でしたが、2月半ば以降は急降下したため、3月23日に約22.5%まで上がりました。2020年12月頃から株価は急上昇して配当利回りは6%台になりましたが、BDCをやめる報道が出て株価は急落して、現在の利回りは9.97%です。

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現在のニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じだったら、株価によって配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.57ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.5%ごとに株価を出しました。今後、ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

 

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ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去にニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、少しアバウトです。

2021年8月10日の終値は25.79ドル、年間の配当金額は2.57ドルなので、現在の配当利回りは9.97%です。過去5年の平均配当利回りは約9.7%です。コロナ・ショックの2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約19.5%になっていました。早い段階の2016年9月に買っていた場合のYOCは約18.0でした。

 

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競合銘柄とトータルリターンを比較する

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】と主要BDC銘柄のエイリス・キャピタル【ARCC】、メイン・ストリート・キャピタル【MAIN】、ハリーキューズ・キャピタル【HTGC】と比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、2011年8月から2021年7月までの10年間を比べます。

2011年8月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年7月には【NEWT】が11万3300ドル、【MAIN】が5万1100ドル、【HTGC】が4万7400ドル、【ARCC】が3万2000ドルになっていました。【NEWT】は圧倒的な伸びですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5、10年の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去10年のリターン(年平均)は【NEWT】が27.5%、【MAIN】が17.7%、【HTGC】は16.8%、【ARCC】が12.4%でした。ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】は過去3年や5年でも30%を超えています。

危険度はどのくらいか?

ETFの安定度を比べてみましょう。最大ドローダウンは、計測期間における最大下落率です。マイナスの数値が小さいほど最大下落率が低いです。

シャープレシオとは、同じリスクを取った場合のリターンの比較です。「(ファンドのリターン?無リスク資産のリターン)÷標準偏差」の値です。1を超えていれば、優秀です。

ソルティノレシオはシャープレシオの改良版で、相場が軟調の際の成績を示しています。「(ファンドのリターン-無リスク資産のリターン)÷下方偏差」で計算します。1.5を超えていると、素晴らしいです。

【NEWT】はBDCの中では最大ドローダウン値が悪くないです。シャープレシオとソルティノレシオは、なかなかの値です。

過去の分配金はどのくらいか?

過去10年間の配当金の推移を見ようと思ったのですが、【NEWT】は2015年から支払い始めたのと、2015年の特別配当金が多すぎるので、過去5年で検証します。

2016年8月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間にもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

5年間の配当金の合計は【NEWT】が9600ドル、【ARCC】が6600ドル、【HTGC】が6300ドル、【MAIN】が4900ドルでした。

【NEWT】は年平均だと2000ドル弱、YOCが20%ですか。凄まじいですな。

 

 

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ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(2.57ドル)と1、3、5年前の同時期の配当金額(2.29ドル、1.74ドル、1.53ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想します。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】株を2021年8月10日の終値25.79ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間配当額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間配当額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間配当額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

年間増配率は過去1年が12.2%、過去3年が13.9%、過去5年が10.9%でした。現在の配当利回りは9.97%です。配当金に変化がなかった場合のケースも比べます。

配当を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の配当利回りが9.97%なので、1年目の年間配当額は997ドルです。

配当金に変化がなかった場合は5年目の配当額は997ドル、10年目の配当額は997ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の配当額は1676ドル、10年目の配当額は3211ドルになりそうです。配当額3211ドルはYOC(購入額に対する利回り)32.11%です。

 

配当を再投資する場合

つぎに配当を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の配当金額は、現在と10年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

配当金に変化がなかった場合は5年目の配当額は1385ドル、10年目の配当額は2091ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の配当額は2502ドル、10年目の配当額は11432ドルになりそうです。配当額11432ドルはYOC(購入額に対する利回り)114.32%です。

配当を再投資する場合(税引き後)

最後に配当を再投資し、税金を引いた額で計算してみましょう。配当金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は644ドルではなく、税引き後の464ドルになります。

配当金に変化がなかった場合は5年目の配当額は912ドル、10年目の配当額は1231ドルになります。もっとも成績の良い過去3年の増配率を当てはめると5年目の配当額は1617ドル、10年目の配当額は5881ドルになりそうです。配当額5881ドルはYOC(購入額に対する利回り)58.81%です。

ニューテック・ビジネス・サービシズ【NEWT】がBDCをやめた場合は、減配される可能性が高いので、いずれのケースにも当てはまらない可能性が高いです。

 

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まとめ

ニューテク・ビジネス・サービシズ【NEWT】の2021年第2四半期の決算はなかなかよかったようです。配当も当初の目標通り、年間3~3.30ドルとなりそうです。これまでの3回で2.10ドル支払われたので、次回も今回と同じ0.90ドルは超えそうです。次回の予想は1.05ドルのようです。

ただし、2022年以降は金融持株会社になるため、減配の可能性が高そうです。

 

2021年5月現在、日本の証券会社では楽天証券のみの取り扱いです。SBI証券やマネックス証券では購入できないのが残念です。
楽天証券

 

 

 

 

 

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