天然ガスの探鉱から、生産、収集、処理、輸送まで幅広く手掛けているウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】が2020年1月24日に増配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が0.38ドルだったのが、0.4ドルに上がります。年間配当は1.52ドルから1.6ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに5.3%の予定です。2020年1月29日の株価は21.6ドル、配当利回りは7.4%です。
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】の連続増配年数は3年です。
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】の過去の配当、年間増配率
2016年に大幅に減配されました。その後増配していますが、配当額はかつての金額まで戻っていません。株価も低迷したままで、配当利回りだけが高くなっています。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは3月12日です。
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】の今後の配当予想は?
現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】株を2020年1月29日の株価21.6ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。
増配率は過去1年が5.3%、過去3年が10.1%、過去5年が-7.2%でした。現在の配当利回りは7.4%です。もっとも増配率が低かった過去5年のペースで増配すると10年後のYOCは3.5%に、もっとも増配率が高かった過去3年のペースの増配だと10年後のYOCは19.3%になります。現在の配当利回りが高いのは、減配した後に不人気銘柄となったからです。将来YOCを予測するのは難しいですね。
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】をいつ買ったら正解だったか?
過去5年の配当利回りの平均は5.73%です。株価は15年後半から急降下したため、16年前半に配当利回りが大幅に上がりました。
黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去にこの銘柄を買った場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買う。いずれの場合もなるべく早くに買った方が、YOCは上がっていきます。
ウィリアムズ・カンパニー【WMB】のYOCが過去5年で最も高いのが2016年の4月頃に買った場合で、現在約10%になっています。ただし現在、その時の配当額まで回復していないため、YOCよりも当時の配当利回りの方が高くなっています。
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】の主要データは?
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】の主要データです。
まとめ
ウィリアムズ・カンパニーズ【WMB】は人気高配当ETFの【HDV】の上位18番目ぐらいに組込まれています。とはいえ、業績が不安定ですので、個別銘柄として買うには躊躇してしまいますね。難しいです。