国防大手のゼネラル・ダイナミクス【GD】が、2020年3月4日に増配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が1.02ドルだったのが、1.1ドルに上がります。年間配当は3.99ドルから4.32ドルに、今後1年間の年間配当は4.4ドルの予定です。増配率は7.8%、年間増配率は8.3%の予定です。2020年3月5日の株価は165.3ドル、配当利回りは2.66%です。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】の連続増配年数は29年です。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】の過去の配当、年間増配率
10％前後の増配率が続いています。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは4月8日です。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】の今後の配当予想は？
現在と1、３、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC（Yield on Cost）とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ゼネラル・ダイナミクス【GD】株を2020年3月5日の株価165.3ドルで買った場合、将来の利回り（YOC）がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。
増配率は過去1年が7.8％、過去3年が9.4％、過去5年が9.8％でした。現在の配当利回りは2.66%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは5.7%に、もっとも増配率が高かった過去5年の増配と同じだと10年後のYOCは6.8％になります。配当利回り、増配率ともにまずまずなので、将来YOCもそれなりに期待できそうです。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】をいつ買ったら正解だったか？
過去5年の配当利回りの平均は1.97%です。配当利回りは1.4～2.7%の間で推移しています。
黄色の線はYOC（Yield on Cost）です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何％になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り（赤い線）と連動した動きになります。
YOCを上げるコツは（１）増配率の高い銘柄を買う、（２）連続増配年数の長い銘柄を買う、（３）株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】は株価は停滞しており、増配率は高いため、早い時期に購入したほうがYOCは高くなります。過去5年で最もYOCが高いのが2016年4月頃に買った場合で、現在約3.4％になっています。
ゼネラル・ダイナミクス【GD】の財務データは？
ゼネラル・ダイナミクス【GD】の財務データです。なかなか安定しています。
まとめ
ゼネラル・ダイナミクス【GD】は高い増配率をキープしており、悪くないですね。
