高配当ETF【HDV】が2021年6月に銘柄入れ替えを実施、JPモルガン・チェース【JPM】、アリトリア・グループ【MO】が除外、フィリップ・モリス【PM】が新加入!

スポンサーリンク

ブラックロック社のiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【HDV】は、モーニングスターの配当フォーカス指数に連動したETFです。財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国籍企業75銘柄前後で構成されています。

毎年3、6、9、12月の計4回組み換えがあります。直近では、2020年6月17日頃に銘柄の入れ替えを行いました。19銘柄が削除され、18銘柄が追加されました。前回の2021年3月の組み換えでは13~14銘柄が新加入だったので、今回は少し多いですね。

スポンサーリンク

【HDV】全組込銘柄がどのように変化したのか?

下の表は【HDV】全組込銘柄を、組み換え前後の2021年6月15日と2021年6月18日で比較したものです。保有比率の大きい順に並べました。左側(6月15日)の表の一番左側に背景が灰色で「除」と書かれているのが今回除外された銘柄です。右側(6月18日)の表の一番左側が背景ピンク色で「新」と書かれているのが、今回新たに組み込まれた銘柄です。全74銘柄です。

目立った新加入は、フィリップ・モリス【PM】、ペプシコ【PEP】、ロッキード・マーチン【LMT】などです。

除外された銘柄ではモルガン・チェース【JPM】、アリトリア・グループ【MO】、ユナイテッド・パーセル・サービス【UPS】などがあります。

 

スポンサーリンク

セクター比率はどう変化したか?

【HDV】に組み込まれている銘柄のセクターの占める割合を、組み換え前後の6月15日と6月18日で比較しました。生活必需品が首位になりました。上位銘柄ではアリトリア・グループ【MO】が除外されましたが、フィリップ・モリス【PM】ペプシコ【PEP】が新加入したためです。

比率を大きく下げたのは金融ですね。比率2位のJPモルガン・チェース【JPM】が除外されたのが響きました。

 

スポンサーリンク

新たに追加された銘柄は?

今回、新たに追加されたのは18銘柄です。セクター別では公益事業が5銘柄と最多で、生活必需品が4銘柄です。

ドミニオン・エナジー【D】は総合エネルギー会社です。2020年12月に減配が決定したため、除外されていたのですが、今回復活となりました。

ロッキードマーチン【LMT】、ゼネラル・ダイナミクス【GD】はどちらも資本財セクターで、軍需産業です。今回の新加入の上位セクターは生活必需品、公益、エネルギー、資本財(軍需)の4つですね。

 

スポンサーリンク

除外された銘柄は?

除外された銘柄は19銘柄です。セクター別の数では金融が6と多く、資本財が3銘柄です。【HDV】は金融セクター銘柄が組込下位に大量に入っているのが特徴で、毎回コロコロ入れ替わっています。

JPモルガン・チェース【JPM】は前回の3月に新加入したばかりで、あっさり除外となりました。利回りは約2.4%と高くないです。2019年10月に増配して以降、8回続けて配当金額が同じなのが気になりますね。ちなみに【JPM】は、高配当ETF【VYM】や連続増配ETF【VIG】には1位に組み込まれています。

アリトリア・グループ【MO】が除外され、フィリップ・モリス【PM】が新加入というのは謎ですね。元々同じ会社のタバコ銘柄です。米国でタバコが売れず、世界では売れているということですかね。

アレス・マネジメント【ARES】はBDC銘柄の【ARCC】を設立した会社です。幅広い分野に投資しています。

 

スポンサーリンク

2020年以降の主な銘柄の入れ替えは?

【HDV】は75銘柄前後で構成されていて、四半期に1回銘柄の入れ替えが行われます。だいたい10~20ぐらいの銘柄が変更となります。その中でも組込比率1%以上の銘柄についてまとめました。前回の3月に続き、今回も主力銘柄がたくさん入れ替わりました。

アリトリア・グループ【MO】は2020年9月に加入してから4回連続で出たり入ったりを繰り返しています。ペプシコ【PEP】とロッキード・マーチン【LMT】は前回除外されて、すぐに復帰となりました。逆に、JPモルガン・チェース【JPM】とプログレッシブ【PGR】は前回新加入し、すぐに除外されました。

利回りが2%台後半ぐらいの大型銘柄は、株価や増配によって頻繁に入れ替えが行われている感じです。

※なお比率は、入れ替えの直前と直後のドンピシャのタイミングではなく、数日ずれている場合もあります

スポンサーリンク

まとめ

いかがでしたか? 生活必需品セクターと公益事業が直近の株価が冴えなかったので、利回りが上がって新加入という流れでした。

ちなみに前回3月の入れ替えでは、AT&T【T】のメディア事業分離&減配見通しの発表前に、【HDV】から除外されました。今回はドミニオン・エナジー【D】の復帰、JPモルガン・チェース【JPM】の除外が気になります。ひょっとしたら何か情報を持っているかもしれませんね。

【HDV】は2020年の配当金は好調でしたが、2021年になってからは3月、6月と連続して前年同期からマイナスとなりました。今回の入れ替えの効果があるのか、次回9月の分配金に注目したいです。

 

 

 

 

スポンサーリンク
ウィブル証券
BDC銘柄を特定口座で購入できるウィブル証券
スポンサーリンク

マネックス証券ではQYLD、XYLDなどの買付手数料無料キャンペーンを実施中!【PR】

マネックス証券では、米国ETFの買付手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンを実施中です。

対象のETFは21。カバードコールETFの【QYLD】【XYLD】、人気高配当ETF【PFFD】【SDIV】【QDIV】【HDV】【SPYD】、定番ETF【VTI】【VOO】【VT】などバラエティに富んだラインナップ。

対象銘柄の詳細はこちら

まだの人は、この機会にマネックス証券で口座開設をしよう。

マネックス証券
スポンサーリンク
【PR】米国株の口座開設はこちら  SBI証券  楽天証券  マネックス証券  松井証券  ウィブル証券
BDCやCFD取引が気になる人は  IG証券の全口座(全般共通)  サクソバンク証券
CFD取引なら  DMM CFD  GMOクリック証券CFD

こちらのランキングに参加しております。応援クリックお願いします
 にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

個人投資家のブログをまとめたサイトです。素晴らしい記事がたくさんあります。

HDV
スポンサーリンク
たかにんをフォローする