銘柄入れ替えのあったSPDR ダウ工業株平均 ETF【DIA】の過去データを検証する

SPDR ダウ工業株平均 ETF【DIA】はダウ工業株30種平均に連動しているETFです。ダウ工業株30種平均とは、「NYダウ」や「ダウ平均」、「ニューヨーク平均株価」とも言われ、毎日ニュースで報道されています。2020年8月末に、3銘柄の入れ替えとアップル【AAPL】の分割があったので、どのように変化したのかを見ていきましょう。

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【DIA】のベンチマークと計算方法は?

【DIA】のベンチマークであるNYダウは、主要株価指数が採用している時価総額加重平均ではなく、修正単純平均を用いています。計算方法は30銘柄の株価を単純に足して、除数で割るだけです。そのため、株価の高い銘柄が、影響力が大きくなります。今回アップル【AAPL】が4分割されるのは、結構重要です。なぜなら、分割前はアップルの株価がNYダウ採用銘柄の中で最も高かったからです。

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【DIA】の新加入・除外銘柄は?

【DIA】の入れ替えは3銘柄です。ヘルスケアと資本財セクター同士で変更があり、情報技術が1つ増え、エネルギーが1つ減りました。

同じ時期にアップル【AAPL】の株が1株が4株に分割されました。分割によってアップル【AAPL】の比率が下がり、情報技術セクターの割合が大幅減になるのを防ぐため、セールスフォース・ドットコム【CRM】を新加入させたようです。

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【DIA】のセクター比率はどう変化したか?

【DIA】に組み込まれている銘柄のセクター別の組込比率です。GICS(Global Industry Classification Standard)による分類です。

銘柄入れ替え前と後のセクター比率の比較では、情報技術が3.2ポイント減っています。分割前のアップル【AAPL】の株価は約500ドルで【DIA】組入銘柄で最も高かったため、4分割による影響が少し出ています。ヘルスケア・セクターは4.2ポイント増えています。これは除外されたファイザー【PFE】の株価が低く、新加入のアムジェン【AMGN】の株価が高いからです。

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【DIA】にはどんな銘柄が組み込まれているのか?

【DIA】の保有銘柄数は30銘柄です。組込銘柄の一覧を円グラフにしました。組込比率の1位はユナイテッド・ヘルスグループ【UNH】です。新加入のセールスフォース・ドットコム【CRM】、アムジェン【AMGN】は組込比率3、4番目に位置しています。

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【DIA】組込銘柄の主要データは?

【DIA】の全30銘柄の主要データです。組込比率の高いセクター順に並べ、セクター内は時価総額の大きい順にしました。データは2020年9月末日のものです。配当利回りの高い銘柄が結構ありますね。

 

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過去4カ月の組込比率の推移

最近4カ月間の組込比率の比較です。6~8月は目立った変化はなかったようです。アップル【AAPL】は株価が急上昇したため、比率も上がっていますね。

新加入の3銘柄【CRM】【AMGN】【HON】の株価が高く、除外された3銘柄【RTX】【XOM】【PFE】の株価が低かったため、9月はほとんどの銘柄の組込比率が下がりました。

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【DIA】の過去の配当金と増配率は?

【DIA】が設定されたのは1998年1月です。下の表は2017年以降の配当金の一覧です。【DIA】は毎月配当金が支払われます。一番右側の「過去1年配当額の前年同期比増配率」が常に増え続けているのが、近年の米国株の強さを物語っています。

※背景がになっているのが減配です

【DIA】の年間配当額と年間増配率は?

【DIA】の配当金と増配率を1年ごとにまとめてグラフ化しました。順調に伸びています。2011年以降、なかなか高い増配率をキープしています。

【DIA】の期別の配当は?

下のグラフは期別の配当です。配当落ちの月を基準にしています。2020年は前年と比較してほぼ横ばいです。これからの巻き返しに期待したいですね。

【DIA】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

設定以来の過去1年配当額を棒グラフにして、株価と比較しました。株価は年末のものです。過去1年配当額は、株価とある程度は連動しています。2020年は8月までのデータなので、少なくても気にする必要はありません。

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年に入ってからの【DIA】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは2.0%ぐらいで推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが3.27%まで上昇しました。現在は株価がコロナ・ショック前の値ぐらいまでに回復して、配当利回りは2.08%です。

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【DIA】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【DIA】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 【DIA】が設定されたのは1998年1月なので、現在から22年前の1998年まで、1年ごと遡って【DIA】を買った場合のYOCと株価を見ていきましょう。

2020年9月3日の終値は283.34ドル、過去1年の配当金額は5.9032ドルなので、現在の配当利回りは約2.08%です。

【DIA】の株価は11年前の2009年頃から右肩上がりでした。そのため、早い時期に買っていれば、YOCは上がります。11年前に買っていたら、現在YOCは約6.3%になっていました。11年前に買っていれば、株価、YOCともに約3.0倍になっていました。

 

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【DIA】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(5.9032ドル)と1、3、5年前の同時期の過去1年配当金額(5.6696ドル、4.6108ドル、3.976ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【DIA】株を2020年9月3日の終値283.34ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。


年間増配率は過去1年が4.1%、過去3年が8.6%、過去5年が8.2%でした。現在の配当利回りは2.08%です。もっとも増配率が低い過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは3.1%、20年後のYOCは4.7%になります。もっとも増配率が高い過去3年の増配と同じだと10年後のYOCは4.8%、20年後のYOCは10.8%になります。配当利回り・増配率ともに平均的で、将来YOCはまずまずですね。

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【DIA】と他のETFのトータルリターンを比較する

それではSPDR ダウ工業株平均 ETFDIA】を他のETFと比較してみましょう。ナスダック100【QQQ】、高配当ETF【VYM】、S&P500【VOO】と比べました。下のグラフは、過去5年のトータルリターンです。【QQQ】が最も成績が良く、【VYM】が苦戦しています。

2015年9月に1万ドル投資して、配当を再投資した場合、2020年8月には【QQQ】が2万9600ドル、【VOO】が1万9500ドル、【DIA】は1万9200ドル、【VYM】は1万5300ドルになっていました。

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経費率はどうか?

【DIA】の経費率はどうでしょうか? 主要ETFと比較してみましょう。0.16%なので、0.03%の【VOO】や【VTI】よりは少し多いですね。【QQQ】は0.2%です。

銘柄 ティッカー 経費率 配当利回り
SPDR ダウ工業株平均ETF DIA 0.16% 2.1%
バンガード S&P 500 ETF VOO 0.03% 1.6%
バンガード トータルストックマーケットETF VTI 0.03% 1.6%
インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF QQQ 0.20% 0.5%

経費率が1%というのは、運用額が1000万円だとすると10万円になりますので、結構多いですね。ただ、0.1%の場合は1000万円に対して1万円です。これがデカいと思うか、大したことないかと思うかはアナタ次第です。

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まとめ

いかがでしたか? 【DIA】は配当利回りが2%ぐらいで、毎月配当金がもらえるのがうれしいですね。【VOO】や【VTI】は配当利回りが1.6%ぐらいで、配当金は3カ月に1度です。トータルリターンはあまり差がないので、【DIA】を選択肢にするという方法もいいかもしれません。

 

 

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