グローバルX社の超高配当ETF7銘柄【QYLD】【SRET】【PFFD】【SDIV】などを徹底比較!

先日までグローバルX社の超高配当ETFを中心に紹介してきました。ひと通り終了したので、これらのETFを比較して、それぞれの特徴や状態などを浮き彫りにしていきます。

日本で購入可能なグローバルX社の米国系インカムETFは7銘柄あります。【QDIV】はあまり売れておらず、超高配当というカテゴリに入れるのが微妙なので除外します。替わりにアンプリファイ社のアンプリファイ・ハイインカムETF【YYY】を追加します。【QYLD】【PFFD】【SDIV】【DIV】【SRET】【ALTY】と合わせて7銘柄を徹底比較します。

 

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基本情報を確認しよう

下の表は超高配当ETFの主なデータです。左上から運用総額の大きい順に並んでいます。運用会社の異なる【YYY】は一番最後にしました。

経費率は優先株の【PFFD】が0.24%と低く、ファンドオブファンズ形式の【ALTY】【YYY】は2%以上と高いですね。残りの【QYLD】【SDIV】【DIV】【SRET】は0.5%前後です。

「12カ月利回り」は、過去1年間のETFの分配金の合計額を最新株価で割ったものです。「分配利回り」は直近の分配金が今後も続くと仮定して12倍したものを、最新株価で割ったものです。

運用総額と経費率の相関関係は?

運用総額と経費率をグラフにしました。経費率の高い【ALTY】【YYY】は運用総額が少なめですね。

 

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最近の株価はどうなっているのか?

7つの高配当ETFの株価推移を見てみましょう。下のチャートは2020年1月以降のものです。コロナ・ショックのダメージが一番少なかったのは優先株の【PFFD】です。【QYLD】や【YYY】も下落率が低いですね。世界のリート【SRET】は戻りが遅いですね。分配金を減らさなかった銘柄が、株価も強い傾向にあるようです。

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直近の分配金と過去1年の分配金の差を比較する

ETFで利回りを計算する場合は、過去1年の分配金の合計から算出する「12カ月利回り」を使用するケースが多いです。

ただ、超高配当ETFの場合、分配金を減らさないことを目的にしていることが多く、直近の分配金を12倍して計算した「分配利回り」が重要です。

最近のグローバルX社の超高配当ETFは直近の分配金が少なくなる傾向なので、12カ月利回りよりも分配利回りに着目しましょう。

上のグラフは2020年3月12日現在の「12カ月利回り」と「分配利回り」の値。緑色の数字は「12カ月利回り」に対する「分配利回り」の騰落率です。プラスならば「分配利回り」が上回っているという意味です。右側のオレンジ色の棒グラフが長い【QYLD】【SDIV】は上回っており、【YYY】【PFFD】はほぼ同じ。【DIV】【SRET】【ALTY】は下回っており、最近1年の中で現在は軟調といえます。

 

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直近の分配金は2020年以降でどのくらいの位置にいるのか?

それでは、直近の分配金と2020年2月以降の最高値を比較しましょう。直近の分配金が、どのくらい下がっているのかが分かります。下のグラフの青い棒は2020年2月以降の分配金の最高額、つまりコロナショック前の分配金の最高額です。緑色の数値(%)は最高額に対する直近の分配金の騰落率です。

【SRET】はマイナス50%、【DIV】はマイナス40%、【SDIV】はマイナス35%、【ALTY】はマイナス24%。いずれもだいぶ減っています。これらの銘柄は現在が最低ラインだから買い時と考えるのか、ここから上昇するのは厳しいと考えるかは難しいところです。

2020年2月以降の分配金の推移

2020年2月の分配金を100として、毎月の分配金がどのように変化したかをグラフにしました。【SRET】【DIV】【SDIV】は2020年4月に分配金額を大きく減らして、その後は緩やかに下降線を辿っており、回復していません。

【SRET】【DIV】【ALTY】は最新2021年3月の分配金が先月より減りました。【SDIV】は先月よりも増えました。ただし、2020年7月にも一度増えた後に、その後減りましたので、安心するのは早計かもしれません。【QYLD】【PFFD】【YYY】の現在の分配金は、コロナショック前とほぼ同水準です。

 

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もし分配金額が元に戻ったら?

【SRET】【DIV】【SDIV】の分配金は大きく減少しました。それでは逆に、現在の分配金が2020年2月以降の最高額に戻ったケースで考えてみましょう。

下のグラフのオレンジ色の棒は、2021年3月12日の終値でETFを購入し、分配金額が2020年2月以降の最高額に戻った場合のYOC(購入額あたりの利回り)です。青色の棒が現在の分配利回りです。

低迷している【SRET】【DIV】【SDIV】の分配金額が戻れば、利回りはかなり上がりますね。「高配当ETFは低迷しているときに買え」という格言もあるほどです。今が狙い目という考え方もできますね。

優先株などを扱っている安全度の高い【PFFD】を除くと、どのETFも分配金額が回復すれば利回り9%以上になる計算です。

 

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分配金を再投資したらどうなる?

2015年8月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合、年間でもらえる分配金の推移はどうなったでしょうか? 税金は考慮しません。もっとも後発の【PFFD】は2017年9月が設定日なので、【PFF】で代用します。

【QYLD】がもっとも分配金が増えたことになります。2020年には1600ドルほどです。YOCが16%ということですね。2020年は分配金を減らしたETFが目立ちます。

 

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トータルリターンは?

過去3カ月、1、3、5、7年の年平均トータルリターンを比べましょう。設定日が最近のETFによっては7年リターンはありません。【PFFD】の5年リターンのところは3年5カ月を使用しました。

安定しているのは【QYLD】ですね。分配金を大きく減らした【SDIV】【DIV】【SRET】は過去1年と3年はマイナスです。

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まとめ

利回りが高くて安定しているのは【QYLD】と【YYY】です。【YYY】は経費率が高いのに成績が良かったのは珍しいですね。ジャンク社債を国策で買い支えられたのも大きいでしょうか。

【PFFD】は利回りの平均が5%ぐらいと低く、優先株中心なので、少しジャンルが異なります。他のETFと比べると安全ですね。【ALTY】は様々なものが入っています。経費率も高いですが、減配率は低めでした。

低迷している超高配当ETF【SRET】【DIV】【SDIV】をどう考えるかは難しいですね。今後、分配金が復活するようなら絶好の買い場ですが、このまま低迷して現在の分配金額が日常になる可能性、もっと悪いシナリオも考えられます。この中では【SDIV】が2021年3月の分配金が先月より増えたのが光明です。来月以降にも注目したいです。

 

 

 

 

 

 

 

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