ドミニオン・エナジー【D】が増配を決定したが……

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バージニアを中心に活動している総合エネルギー大手のドミニオン・エナジー【D】が2020年1月24日に増配を発表しました。

これまで四半期ごとの配当が0.9175ドルだったのが、0.94ドルに上がります。年間配当は3.67ドルから3.76ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに2.5%の予定です。2020年1月24日の終値は84ドル、配当利回りは4.47%です。

ドミニオン・エナジー【D】の連続増配年数は17年です。

 

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ドミニオン・エナジー【D】の過去の配当、年間増配率

増配率は緩やかな上昇傾向で、ここ2年は10%前後と高くなったのですが、今回2.5%まで一気に下がりました。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは2月6日です。

 

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ドミニオン・エナジー【D】の今後の配当予想は?

現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ドミニオン・エナジー【D】株を2020年1月24日の株価84ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

増配率は過去1年が2.5%、過去3年が7.6%、過去5年が7.7%でした。現在の配当利回りは4.47%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配すると10年後のYOCは5.7%に、もっとも増配率が高かった過去5年のペースの増配だと10年後のYOCは9.4%になります。元々の配当利回りはいいですが、直近1年のペースでの増配だと、あまりYOCは伸びません。

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ドミニオン・エナジー【D】をいつ買ったら正解だったか?

過去5年の配当利回りの平均は4.15%です。株価はボックス圏内といったところでしょうか。増配した分だけ、配当利回りはゆるやかに上がってますね。

黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去にこの銘柄を買った場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買う。いずれの場合もなるべく早くに買った方が、YOCは上がっていきます。YOCが過去5年で最も高いのが2018年の6月頃に買った場合で、現在6%弱になっています。

 

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ドミニオン・エナジー【D】の主要データは?

ドミニオン・エナジーの主要データです。全体的に横ばい、もしくは微増ですね。

 

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まとめ

ドミニオン・エナジー【D】は公益事業の中では配当利回りが高く、人気を集めている銘柄ですが、今回の増配率2.5%というのが気になります。危険というわけでないですが、積極的な投資をするかどうかは熟慮する必要がありそうです。