eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)をベースに米国株50%のアセットアロケーションを作成してみた!

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前回はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の中身の先進国を、米国とそれ以外の先進国に細分化して考えたところ、少しバランスが悪い結果に終りました。そこで、今回はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を使って、文字通りバランスのよいアセットアロケーションを考えてみましょう。

前回は、こんな感じになりましたね。米国関連が少なく、日本と新興国が多いように見えます。米国の割合を大きく増やし、先進国の割合も増やしてみましょう。

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どんなアセットアロケーションにするか?

以下のようなアセット・アロケーションを作成してみましょう。全体の半分を米国株にします。米国以外の株式(日本株・先進国株・新興国株)で1/4。合計3/4を株式にします。余った1/4は債権とREITにしましょう。

それでは、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と他の投資信託を組み合わせて、上の円グラフのようなアセット・アロケーションを作成してみましょう。以下の3つの投資信託を組み合わせましょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界の主要国に投資しています。ベンチマークはMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス。いわゆる「MSCI ACWI Index」です。この指数は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」と並んで世界中で用いられています。「まあ、この投資信託一本だけでいいんじゃね?」という意見もあります。信託報酬は年0.1144%(税込)です。

 

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

米国株の主要指数であるS&P500は、米国の主要500株を時価総額の大きい順に組み入れた指数で、世界で一番メジャーな株式指数ともいえます。「これ一本買っておけば、あとは何もせず寝ていてもOK」という声も聞こえてくるほどです。信託報酬は年0.0968%(税込)です。

eMAXIS Slim先進国債券インデックス

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は日本債券と新興国債券の割合が多いので、米国や先進国をターゲットにした債券を加える必要があります。ちなみに、eMAXIS Slim先進国債券インデックスは、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の中にも組み込まれています。信託報酬は年0.154%(税込)。

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4つの投資信託の配分を考える

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim先進国債券インデックス。この4つの配分を考えてみましょう。

1カ月に10万円積立てると仮定した場合、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)を3万円(30%)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を4万円(40%)、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を2万5000円(25%)、eMAXIS Slim 先進国債券インデックスを5000円(5%)積立てます。

すると、このようなアセット・アロケーションが出来上がりました。米国債券の割合を先進国債券よりも増やしたかったのですが、米国のみの債権はeMAXIS Slimシリーズにはありませんでした。ETFなら【BND】や【AGG】などがあるのですがね。

地域やアセットの比率は?

地域の比率は米国が57.4%、先進国が15.9%、日本が14.0%、新興国が12.7%です。

アセットの比率は株式が76.2%で約3/4を占めています。REITは少なめです。

 

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まとめ

いかがでしたか? eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を他の投資信託を組み合わせてアセット・アロケーションを作成してみました。

さて、ここで重大発表です。お気づきの方もいるかと思いますが、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の中に入っている8資産のうち、7資産はeMAXIS Slimシリーズで個別に購入することが可能です。新興国債券だけは、eMAXIS Slimシリーズにありませんが、eMAXISシリーズにはあります。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の中身の投資信託

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は信託報酬が年0.154%なので、リート以外は個別に買いそろえた方が信託報酬が安くなりそうです。便利なものですね。