原油価格の下落と新型コロナ・ウィルスの影響で、エネルギー・セクターは厳しい状況に置かれています。そんな中、エネルギー・インフラ会社のワンオーク【OKE】が、2020年4月16日に配当の据え置きを発表しました。
これまで四半期ごとの配当が0.935ドルだったのが、次回も同じ額になります。年間配当は3.74ドルです。2020年4月27日の終値は28.52ドル、配当利回りは13.11%です。
ワンオーク【OKE】の連続増配年数は18年です。
ワンオーク【OKE】の過去の配当、年間増配率
ワンオーク【OKE】は2018年以降は4半期ごとに増配を続けていました。ところが今回、増配はせずに据え置きとなりました。雲行きが怪しくなってきました。次回以降の配当がキープできるのか、気になるところです。
今年に入ってからのワンオーク【OKE】の株価と配当利回りは?
2013年以降のS&P500とワンオーク【OKE】のチャートを比較しましょう。2020年以降の下落率はすさまじいものがありますね。
ワンオーク【OKE】の株価と配当利回りは?
今年に入ってのワンオーク【OKE】の株価と配当利回りをチェックしましょう。青い線が株価(左軸)で、赤い線が配当利回り(右軸)です。2月中盤以降、大暴落して、配当利回りが爆上げしたのが見て取れます。3月18日には株価が15.37ドルまで下がり、配当利回りは24%まで上がりました。現在は株価が28.5ドルまで持ち直しましたが、それでも配当利回りは13.1%もあります。
現在のワンオーク【OKE】の株価と配当利回りの関係は?
年間配当額が現在と同じく3.74ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ3.74ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回り1%ごとに株価を出しました。今後、ワンオーク【OKE】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。
ワンオーク【OKE】の財務データは?
ワンオーク【OKE】の財務データです。
まとめ
ワンオーク【OKE】は今回の石油価格の大暴落と、コロナ・ショックによる経済の停滞の影響を受けそうです。次期以降、減配されるのかも気になるところです。