グラクソ・スミスクライン【GSK】が17.4%減配したけど、前年と同じ配当額になりそうだということについて説明します

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ヘルスケアのグラクソ・スミスクライン【GSK】が2010年4月29日に配当を発表しました。前回は23ペンスで、今回は19ペンス。17.4%の減配のように見えますが、年間のトータル額は前年と同じになりそうです。

グラクソ・スミスクライン【GSK】はADR銘柄で、配当を英国のポンド建てで支払った後に、ドルに替えるため、その時の為替レートによって微妙に金額が異なります。そこで、ポンド建てとドル建ての両面から、過去の配当金をまとめて、増配率を計算しましょう。

ちなみに2020年4月29日の株価は42.1ドル近辺、配当利回りは約4.8%です。

 

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グラクソ・スミスクライン【GSK】の過去の配当、年間増配率

グラクソ・スミスクライン【GSK】のポンド建ての配当額は、ここ数年変動がありません。毎年2月末に配当落ちを迎える配当が23ペンス、それ以外の3回は19ペンス、年間の配当合計額が80ペンスです。今回の配当は前回と比較すると減配ですが、年間トータルでは今年も同じになりそうです。ちなみにペンスというのは英国のポンドの下位通貨単位で、100ペンスが1ポンドです。

2016年には特別配当が出ました。背景が黄色になっているところです。年間の合計額は特別配当分を除いています。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは5月14日です。

英国に上場している株価は現在約1683ペンス(16.83ポンド)ですので、アメリカの株価42.1ドルとは異なります。為替を考慮しないで単純に計算すると、約2.5倍の差があります。そのため、今回のポンド建ての配当である0.19ペンスに2.5をかけた0.475ドルに近い額が支払われることになりそうです。ポンド/米ドルは為替の変動があまりありませんので、2019年の同時期(0.4953ドル)に近い数値になりそうです。

 

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グラクソ・スミスクライン【GSK】のポンド建てとドル建ての年間配当の比較

ポンド建て(ペンス建て)とドル建ての配当金を比較したグラフです。為替の影響でドル建てはデコボコですが、ポンド建てはずっと80ペンスです。2016年以降はドル高ポンド安のために、ドル建ての配当金が減っています。

ちなみに英国に上場している株価は現在1683ペンスで、年間配当が80ペンス、配当利回りは約4.8%で米国と同じです。

 

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グラクソ・スミスクライン【GSK】をいつ買ったら正解だったか?

過去5年の配当利回りの平均は5.2%です。配当利回りは4.4~6.4%の間で推移しています。

黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去にこの銘柄を買った場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買う。いずれの場合もなるべく早くに買った方が、YOCは上がっていきます。

増配していませんので、配当利回りとYOCはほぼ同じです。YOCより配当利回りの方が勝っているのは、2016年以降はドル高ポンド安になったため、現在の配当額が減ったからです。

今年に入ってからのグラクソ・スミスクライン【GSK】の株価と配当利回りは?

先ほどのグラフは少し大雑把なので、もう少し細かく1日ごとのデータで見ていきます。下のグラフは、2020年に入ってからのグラクソ・スミスクライン【GSK】の株価と配当利回りです。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。年初の配当利回りは4.3%前後でしたが、2月半ば頃から株価が下落したため、3月23日には配当利回りが6.3%まで上昇しました。現在は株価が上がり、配当利回りは4.8%です。

 

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現在のグラクソ・スミスクライン【GSK】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じく2.02ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ2.02ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、グラクソ・スミスクライン【GSK】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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グラクソ・スミスクライン【GSK】の業績は?

グラクソ・スミスクライン【GSK】の主要データです。売り上げはここ数年伸びています。


 

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まとめ

いかがでしたか? こんなご時世ですから、ヘルスケアセクターの銘柄は安心できそうですよね。

 

 

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