2023年12月終了時点でのアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。
この1カ月で購入した商品は?
この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。
追加購入したのは、ウィズダムツリー 新興国株 高配当ファンド【DEM】、JPモルガン エクイティ プレミアム ETF【JEPI】 、グローバルX 米国優先証券 ETF【2866】です。
この1カ月で売却したした商品は?
グローバルX Russell 2000 カバードコール ETF【RYLD】を損出しして、翌日に同額購入しました。
アセット・アロケーションは?
大雑把なアセット・アロケーションです。「日米以外株」の中に、わずかですが米国株と日本株が含まれています。
1カ月前からの変化は、ほとんどないです。
株式のセクター比率は?
株式ETFの中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で23.2%で、資本財が14.8%、ヘルスケアが10.8%、情報技術が10.8%、一般消費財が9.2%、生活必需品が8.4%と続いています。
先月との比較では、情報技術が少し増えて、ヘルスケアと同じぐらいになりました。
※BDC銘柄は金融に入れました
ETFを種類別に分けたポートフォリオ
ETFを種類ごとに分けました。外貨建て口座はETFが23銘柄、BDC銘柄が15銘柄、米国個別株が15銘柄の計53銘柄です。【PFFD】【YYY】【SRLN】はETF(債券)に入れています。円建て口座はETFが3、日本個別株が9銘柄の計12銘柄です。合わせて65銘柄ですね
それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が現在7.3%で最多です。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【HDV】で5.3%です。
超高配当ETFは最終的に1銘柄あたりの上限は2%にしようかと思います。【QYLD】が3.0%と少し比率が高いですね。
ポートフォリオの将来像
最終的には、米国配当系ETFを25%、債券ETFを15%、カバードコールETF、米国外ETF、BDC、米国個別株、日本個別株を10%ずつ、米国インデックス&低配当ETF、米国不動産を5%ずつにしようと考えています。
ウィブル証券でBDCが購入可能になったので8月に比率を5%から10%に変更しました。その分は、米国配当系ETFを30%から25%に減らしました。今後、日本株高配当ETFの新規購入も検討しており、新たなカテゴリを作成し、比率を変更すると思います。
分配金利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限は10%に抑えたいですね。
全保有銘柄と比率
全保有銘柄をカテゴリ別に並べたものです。銘柄ごとの比率、小分類(カテゴリ)の比率も右端にあります。小分類の中の並び順はティッカーコードのアルファベット順です。
保有銘柄を比率の高い順に並び替える
比率の高い順に並び替えました。【VYM】が7.3%で首位。【HDV】が5.3%で続いています。
小分類の「米国配当系ETF」が上位10位以内に5銘柄すべてあります。高配当で増配傾向、株価も右肩上がりなので、ポートフォリオの主力です。
種類ごとに、銘柄の比率とYOCをチェック!
ここからは種類ごとに比率やYOCなどを見ていきます。まずは表の見方です。
「債券ETF」の横に書いてある数値は、合計比率。つまり、債券ETFの合計比率が10.8%という意味です。その下の数値は、各銘柄やETFの比率です。
左から2列目の「分配頻度」は年何回、分配金や配当が出るかという意味です。「12」なら毎月分配型です。右から3列目の分配金利回りは現時点での利回り。ETFの場合は、過去1年分配金を現在の株価で割って計算します。個別銘柄の場合は直近の配当を1年換算したものを使用します。
右から2列目の元本利回り(YOC)は、現在の過去1年分配金を取得価格で割って計算したものです。自分利回りとも言います。株価が安い時期に買って、増配すれば、YOCは上がります。
一番右の「YOC-利回り」は、YOCが現在利回りよりも高いかどうかです。赤字がマイナスです。この数値は外貨建て口座の場合は、円換算せずにドルのままで計算しています。
債券ETFは全体の11.3%です。高配当ETFが多く、全て毎月分配型なので、FIRE向けの商品と言えますね。
【PFFD】は、優先証券が対象のETFです。2022年8月以降の分配金は0.105ドルが続いています。
王道インデックスはコロナ・ショックの頃に購入
続いて「米国インデックス&低配当ETF」。【DIA】や【VTI】などのインデックスと、配当系の中で分配金利回りの低い【VIG】です。3つのETFともに、一番右側の「YOC-利回り」が好調です。
この3つのETFは、コロナ・ショックのあった2020年頃に購入しました。2021年以降は追加購入していません。そのため、YOCは上がっています。いずれも増配傾向なので、こういう銘柄をいかに早く仕込むかがポイントですね。
【VTI】は全米が対象のETF。2023年の年間分配金は3.4128ドル。前年より7.2%増でした。
米国配当系ETFはポートフォリオのコア
次は「米国配当系ETF」。全体の22.7%を占めており、ポートフォリオの中心です。保有比率は【VYM】が7.3%で全体の1位、【HDV】は5.4%で全体の2位です。
この両銘柄は2020年と2021年を中心に購入したので、YOCは高くなっています。【VYM】は特定口座で買っていますが、新NISAの対象になったら、そちらで追加購入しようと考えています。
【DVY】と【SDY】はNISA口座で購入しており、新NISAになったら、そちらにスライドしようかなと思います。
【VYM】は配当利回りが平均以上の銘柄を集めたETF。時価総額加重。2023年の年間分配金は1.0995ドル。前年より7.0%増でした。
高い利回りが魅力のカバードコールETF
お次は「カバードコールETF」。オプション取引を使って、分配可能な収益を確保するETFです。
いずれも分配金利回りが高いので、魅力的ですが、保有比率は各銘柄上限2%ぐらいにしたいものです。【2865】と【2868】は円建て、東証版【QYLD】【XYLD】です。
こちらはJEPIの株価と分配金の比較。ちょうど二桁差があるので、棒グラフが株価に到達していれば、月利1%、年利12%ほどになります。分配金は、2023年の中盤は不調でしたが、最近は上昇傾向です。2024年1月は0.4278ドル。2023年5月以来となる0.4ドル台へ回復しました。
不動産は近年やや不調
「米国不動産ETF」は【XLRE】のみです。
【XLRE】はS&P500の不動産セクターが対象のETF。組入銘柄は約30銘柄と少なく、少数精鋭です。
【XLRE】の分配金推移です。2023年12月は0.4208ドル。年間分配金は直近3年はあまり変化がないですね。
米国以外を保有して分散投資
「米国外ETF」は全体の6.7%で、4つのETFです。上から【DEM】が新興国高配当、【FGD】が先進国高配当、【SDIV】が世界の高配当、【VXUS】が米国を除く世界全体が対象のETFです。
【FGD】は先進国が対象の高配当ETFなので、米国も10%ほど含まれています。便宜上、このカテゴリに入れました。
【FGD】は先進国が対象の高配当ETF。2023年12月の分配金は0.4655ドル。年間分配金は1.4337ドルで前年より13.7%増です。
ウィブル証券で購入不可能となったBDC銘柄
下の表はBDC銘柄。全部で15銘柄。全体に対して12.1%ですね。
BDCとは新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。利益の90%以上を配当に充てるため、配当利回りはかなり高いです。
※増配率は特別配当は含めず
エイリス・キャピタル【ARCC】は、BDC銘柄としては最大規模を誇ります。2023年の通常配当は0.48ドル。年間1.92ドルです。
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最近は購入していない米国個別株
続いて、米国の個別株です。全部で15銘柄。全体に対して13.9%ですね。【BTI】は欧州個別株ですが、便宜上ここに入れておきます。
最近はETFばかり買っているので、ここ2年ほどは買っていません。スピンオフなどで一般口座行きになるたびに売っています。
ほとんどが増配銘柄なので、YOCは高くなっています。アッヴィ【ABBV】は現在の配当利回りが4.0%で、YOCは8.1%と高くなりました。ブロードコム【AVGO】は現在の配当利回りが1.7%で、YOCは6.0%。どちらも2019年と2020年に購入して、ここまで上がっています。すさまじい増配率です。
※増配率は直近の過去1年配当と〇年前の同時期を比較して計算
エクソン・モービル【XOM】は10月27日に増配率を発表しました。配当が0.91ドルから0.95ドルになります。4.4%増です。
日本の個別株は、かなり前に買った銘柄が目立つ
最後は日本個別株。全部で9銘柄あり、比率は15.5%です。日本株は10数年前に購入したものと、3年ほど前に購入したものの2パターンあります。10数年前に購入して、保有し続けた銘柄のYOCは素晴らしいですね。
三井物産【8031】、三菱商事【8058】は増配を発表しました。どちらも、ここ数年の株価上昇と増配は素晴らしいですね。
2008年にエー・ディ・エム【3335】という銘柄を買ったところ、加賀電子【8154】に買収されました。株価1006円で購入したことになり、現在6130円ほどなので、株価は6倍、YOCは21%台まで上昇しました。
資本財セクターの銘柄はいずれも素晴らしいです。アイナボは住宅関連の工事や販売を手掛けている会社です。
※2024年は予想です。前年9月の中間と、3月の期末で1年分です。増配率は2024年3月期の過去1年配当と、○年前を比較して計算
オリックス【8591】の配当はこれまで42.8円でしたが、2024年3月期の配当は51.2円になる予定です。年間配当は94円になる見通しです。
分配金利回り(配当利回り)とYOCは?
配当利回り(分配金利回り)と、YOC(Yield On Cost/投資元本に対する利回り)は以下の通りです。加重平均です。
・ドル建て口座の配当利回りは5.67%、YOCは6.08%
・円建て口座の配当利回りは3.82%、YOCは7.67%
・全口座の配当利回りは5.37%、YOCは6.23%
ETFの運用会社は?
ETFの運用会社の比率も調べました。あまり変化はありません。【JEPI】を追加購入したので、JPモルガン・アセットマネジメントが5.5%から5.7%に増えました。
今後の予定
1月は新NISAで増配傾向のあるETFを購入しようかなと考えています。