現在のバフェット銘柄10社を、10年前に買っていたらどうなったか検証する

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みなさんはウォーレン・バフェット氏をご存じですか? 投資業界でもっとも有名な人です。説明は省きます。さて、バフェットが現在所有していると思われる銘柄の中から、上位10社を10年前に買っていたら現在どうなっているか検証してみます。

投資金額は1銘柄あたり約1000ドル、計1万ドルで、配当再投資はしないでというルールで検証します。2009年9月1日にすべて買って、2019年9月13日現在の株価と比較します。

    1. 2019年9月時点で現在バフェット氏が所有している上位10銘柄
    2. 1銘柄あたり1000ドルに近い額で2009年9月1日の終値で購入
    3. 配当はそのまま保有

 

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金融業界の人ならではのポートフォリオ

所有している上位10社は以下の通りです。バフェット氏は世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主&会長兼CEOのためか、同業種である金融株にたくさん投資しているようです。セクター別では金融が6社、生活必需品が2社、情報技術と資本財が1社と偏っていますね。

ポートフォリオ内比率ではアップル【AAPL】が23.7%と飛び抜けています。自分が信用した会社にドカンとつぎ込むタイプの人だと噂には聞き及んでいましたが、その通りのようです。

順位銘柄ティッカーセクターPF内比率
1アップルAAPL情報技術23.7%
2バンク・オブ・アメリカBAC金融12.9%
3コカ・コーラKO生活必需品9.7%
4ウェルズ・ファーゴWFC金融9.3%
5アメリカン・エクスプレスAXP金融8.9%
6クラフトハインツKHC生活必需品4.8%
7ユー・エス・バンコープUSB金融3.3%
8JPモルガンJPM金融3.2%
9ムーディーズMCO金融2.3%
10デルタ航空DAL資本財1.9%

 

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10年前に10銘柄を1000ドル分ずつ購入!

まずは、2009年9月1日の終値で購入したとします。すべての銘柄が1000ドルに近づくようにします。10銘柄の合計は一番下にあるように9995ドルで、ほぼ1万ドルになりました。なお、購入手数料や税金は考えないものとします。

ティッカー10年前株価 ($)購入単位購入額($)
AAPL185.365927
BAC16.9259998
KO53.70191020
WFC28.18361014
AXP33.90301017
KHC26.2638998
USB21.86461006
JPM43.82231008
MCO20.46491003
DAL8.961121004
合計9995

 

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10年前と現在の株価を比較

10年前の株価と現在の株価を比較しましょう。一見するとアップル【AAPL】の伸び率が良さそうですが、これは元の株価が185ドルと高かったためです。10年間の株価増加率の高い順はムーディーズ【MCO】が941%、アップル【AAPL】が742%、デルタ航空【DAL】が563%です。

なお、アップル【AAPL】は2014年6月に1対7の株式分割を行い、コカ・コーラ【KO】は2012年8月に1対2の株式分割を行ったので、それぞれ現在株価を7倍、2倍にしました。なお、グラフの一番右には、ベンチマークとしてS&P500に連動しているETF、SPDR S&P 500 ETF トラスト【SPY】のデータを載せておきます。

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配当は重視していないようだが

配当はどうでしょうか? 過去10年の増配率ではバンク・オブ・アメリカ【BAK】が33.5%と圧倒的ですが、これは2009年9月時点での配当がわずか0.04ドルだったから大きな数字になっただけです。当時はリーマンショック直後だったため、金融株は軒並み減配しておりした。

さて、10年前に購入した場合のYOC(元本利回り)は、デルタ航空【DAL】が17.6%、アップル【AAPL】が11.6%と高水準です。配当の合計はムーディーズ【MCO】が497ドル、アップル【AAPL】484ドル、コカ・コーラ【CO】が447ドルが高水準です。アップル【AAPL】がコカ・コーラ【KO】よりも配当の合計が多いのは意外ですね。ここ10年のアップルの株価上昇率と増配率の凄まじさを物語っています。

なお、デルタ航空【DAL】、アップル【AAPL】、クラフトハインツ【KHC】は2009年当時は無配でしたので、それぞれ配当を支払われた年(2013、2012、2015年)を起点に計算しました。なお、グラフの一番右には、ベンチマークとしてS&P500に連動しているETF、SPDR S&P 500 ETF トラスト【SPY】のデータを載せておきます。

 

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評価額と配当の合計値は?

現在の評価額と配当を合わせた額です。全体としては約1万ドル分購入して、10年後には評価額が4万361ドル、配当の合計が3673ドル、合計4万4034ドルになりました。また、1銘柄あたりの平均は投資した1000ドルが評価額4036ドル、配当が367ドルになり、合計は4403ドルです。10年間で約4.5倍になりました。

個別の銘柄ではムーディーズMCO】の評価額と配当の合計が10816ドルでトップ、アップル【AAPL】が8104ドルデルタ航空【DAL】が7209ドル。冴えなかったのがクラフトハインツ【KHC】で1455ドル、バンク・オブ・アメリカ【BAC】が1882ドルでした。なお、グラフの一番右には、ベンチマークとしてS&P500に連動しているETF、SPDR S&P 500 ETF トラスト【SPY】のデータを載せておきます。

 

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バフェット銘柄など、これまでの記事を比較

これまでの記事で検証したものを比較します。10年前に買ったという前提で、現在の評価額と配当金の合計を計算しました。ベンチマークとして【SPY】の5年と10年のデータも記載。「SPY(5年)」以下は5年間の成績です。

もっとも優れているのは、現在のバフェット銘柄2軍(上位11~20位)を10年前に買ったものでした。10年前にバフェットと同じ銘柄を買うよりも、現在のバフェット銘柄を10年前に買ったほうが成績が上回っております。これは10年前にバフェットが所有していた上位銘柄の中で、期待できそうにないものは売却したり比率を減らしたからです。まさにバフェットが進化し続けているというわけです。さすがオマハの賢人。米寿を迎えてもまだ伸びしろがありそうです。

 

 

 

 

 

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