4つの異なるアセットをまとめた高配当ETF【ALTY】の2021年7月分配金は0.0706ドル。4カ月変化なし

グローバルX社のグローバルX スーパーディビィデンド-オルタナティブズ ETF【ALTY】が、2021年7月2日に分配金を発表しました。0.0706ドルです。4カ月連続で変化なしです。ちなみに、1年前の同時期は0.0931ドルでしたので、それと比較すると24.2%減です。

利回りを過去1年間の分配金額から算出すると、2021年7月13日の終値は13.59ドル、過去1年の分配金額は0.927ドルなので、利回りは6.82%になります。

※このページでの利回りは過去1年間の分配金をもとに、計算します。

 

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基本情報を確認しよう

オルタナティブスとは代替と言う意味です。つまり、伝統的な投資手法である「株式」に替わる非伝統的なものを集めたETFです。【ALTY】は高利回りで低ボラティリティを柱に、4つのカテゴリーの金融商品で構成されています。対象は不動産、MLP及びインフラ、プライベート・エクイティおよびBDC、債券&デリバティブ戦略です。

下の表は、様々なアセットに投資している高利回りETFです。【YYY】は高利回り債券が中心で、クローズド・エンド・ファンドに投資しています。【INKM】はステートストリート社の高利回りETF【SRLN】【SPYD】【EBND】【JNK】などが中心です。

【ALTY】は経費率が2.82%とかなり高いのが気になります。ただしこれはファンドが保有する原資産であるCEFやBDCのパススルー費用を反映しており、実際の運用報酬は、類似ファンドと比較してもまずまずのようです。運用総額は37億円と少なく、あまり売れていないですね。

※利回りは過去1年の分配金の合計から算出したものと、直近を1年分に換算したものと2つ算出しました

 

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【ALTY】のアセットは?

【ALTY】のアセット比率です。REITが最も多いです。2番目の「BDC」とはビジネス・ディベロップメント・カンパニーのことで、中小企業に投資することで高いリターンを得ています。ETFではエイリス・キャピタル【ARCC】などが有名ですね。

3番目の「MLP」はマスター・リミテッド・パートナーシップの略で、エネルギー・インフラを対象とた共同投資事業形態です。REIT、BDC、MLPは利益のほとんどを配当に回すことで税制面が優遇されるため、高配当を実現できております。

 

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【ALTY】のセクター比率は?

【ALTY】のセクターの比率です。金融、不動産、エネルギー、公益事業が多く、この4セクターで全体の65%ほどです。政府機関債、社債、証券化商品は債券で、合計すると22%ほどです。

 

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【ALTY】の国別比率は?

国別では米国が8割強と圧倒的です。それ以外では米国の周辺国、アセアン、南米などです。

 

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【ALTY】の全組込銘柄は?

【ALTY】の組込45銘柄です。比率順にジャンルが分かれているのが面白いです。

1位は同じグローバルX社のETF、グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF【SRET】。全体の約17%を占めてします。

2~14位はクローズドエンド型の運用投資会社多いですね。上場投資信託もあります。構成比率はいずれも3%台。新興国債券やモーゲージなど、利回りの高い商品が投資対象です。ほとんどが日本の証券会社では購入できません。

15位以下は構成比率が1.5%に下がります。MLP(マスター・リミテッド・パートナーシップ)とその関連会社のエネルギーやインフラの個別銘柄が続きます。

31位以下はBDC銘柄と個別の金融銘柄です。【ALTY】に組み込まれているBDC銘柄で日本の証券会社(楽天)で購入できるのは【NMFC】【ARCC】【MAIN】【ORCC】【HTGC】【PSEC】ですね。

 

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【ALTY】の最近の分配金(配当金)は?

2018年以降の【ALTY】の分配金です。コロナ・ショックから少し経過した2020年半ばから、少しずつ分配金が減っています。

※背景がになっているのが減配です

【ALTY】の期別分配金は?

分配金を月別に重ねて棒グラフにしました。12月は2回配当落ちがあり、1月はありません。2017年以降は0.09ドル台で推移していましたが、コロナ・ショックの影響で、2020年の中盤に0.08ドル台、2020年後半に0.07ドル台に下がりました。

【ALTY】の年間分配金と年間増配率は?

【ALTY】の分配金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。設定されたのが2015年7月で、分配金を支払い始めたのが2015年9月からです。コロナ・ショックのあった2020年は、少し減りました。

 

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2020年以降の利回りは?

2020年以降の【ALTY】の株価と分配金利回りを見てみましょう。利回りは、過去1年の年間分配額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。2020年1月当初の利回りは8.7%前後でしたが、2月半ば以降は株価が急落したため、3月18日に利回りが約17.9%まで上昇しました。その後株価はコロナ・ショック前に近づきましたが、減配が続いたため2021年7月13日の利回りは6.82%です。

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【ALTY】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【ALTY】を買った場合、現在の購入単価当たりの分配利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、ややアバウトです。下のグラフの黄色の線が、過去に買った場合の、現在の購入単価当たりの利回り(YOC)です。

2021年7月13日の終値は13.59ドル、過去1年の分配金額は0.927ドルなので、現在の利回りは6.82%です。過去5年の平均利回りは約8.6%です。2020年3月以降は分配金が減り、株価も下がったので、早い時期に買うとYOCは上がりません。コロナ・ショック時の2020年3月頃に買っていたら、現在YOCは約10.5%になっていました。

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ライバルETFとトータルリターンを比較する

【ALTY】と同じく様々なアセットに投資している高利回りETF【YYY】【INKM】、そして【ALTY】の組込順位1位の【SRET】とトータルリターンを比較します。PORTFOLIO VISUALIZERを使って、もっとも後発の【ALTY】が設定されたのが2015年7月なので、2015年8月から2021年6月までの5年11カ月を比べます。

2015年8月に1万ドル投資して配当を再投資した場合、2021年6月には【YYY】が1万5600ドル、【ALTY】が1万5000ドル、【INKM】が1万4200ドル、【SRET】が1万1500ドルになっていました。【ALTY】はまずまずですね。

年次リターン

1年ごとでリターンを比較しました。【ALTY】は2020年以外の成績は悪くないですね。

過去のトータルリターン

過去3カ月、1、3、5年、5年11カ月の年平均トータルリターンは以下の通りです。過去5年のリターン(年平均)は【YYY】が8.3%、【INKM】は6.8%、【ALTY】が6.5%、【SRET】はマイナス0.4%でした。

過去の分配金はどのくらいか?

2016年7月に1万ドル投資して分配金を再投資した場合の年間でもらえる分配金の推移です。分配金は再投資します。税金は考慮しません。PORTFOLIO VISUALIZERのデータです。

5年間の分配金の合計は【YYY】が5400ドル、【ALTY】が4600ドル、【SRET】は4200ドル、【INKM】は2200ドルでした。【INKM】以外はなかなか多いですね。

 

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【ALTY】の今後の分配金予想は?

現在の過去1年分配金額(0.927ドル)と1、3、4年前の同時期の過去1年分配金額(1.3009ドル、1.1427ドル、1.1715ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の分配金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの分配金利回りのことです。【ALTY】株を2021年7月13日の終値13.59ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。さらに、年間分配金額が同じだった場合も計算します。

購入金額は1万ドルにします。そうすると、年間分配金額から利回り(YOC)が一瞬で計算できます。たとえば、年間分配金額が300ドルなら利回り(YOC)は3.0%、年間分配金額777ドルなら利回り(YOC)は7.77%になります。

増配率は過去1年がマイナス28.7%、過去3年がマイナス6.7%、過去4年がマイナス5.7%でした。現在の分配金利回りは6.82%です。

分配金を再投資しない場合

まずは配当を再投資しないケースを見てみましょう。税金は考慮しません。現在の利回りが6.82%なので、年間分配額は682ドルです。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は176ドル、10年目の分配金額は32ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は682ドル、10年目の分配金額は682ドルになります。分配金額682ドルはYOC(購入額に対する利回り)6.82%です。

 

分配金を再投資する場合

つぎに分配金を再投資するケースを見てみましょう。税金は考慮しません。再投資する場合の分配金額は、現在と4年前の株価を比較して年平均騰落率を計算し、それを使って調整しています。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は209ドル、10年目の分配金額は40ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は891ドル、10年目の分配金額は1246ドルになりそうです。分配金額1246ドルはYOC(購入額に対する利回り)12.46%です。

分配金を再投資する場合(税引き後)

最後に分配金を再投資するケースで、税金を引いた額で計算してみましょう。分配金は28%の税金を引いた72%で計算します。1年目は682ドルではなく、税引き後の491ドルからのスタートになります。

もっとも増配率の低い過去1年のペースだと5年目の分配金額は144ドル、10年目の分配金額は27ドルになります。年間分配金が同じだった場合は5年目の分配金額は597ドル、10年目の分配金額は761ドルになりそうです。分配金額761ドルはYOC(購入額に対する利回り)7.61%です。

 

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まとめ

【ALTY】は減った分配金がなかなか戻りませんが、株価はコロナ・ショック前付近まで戻ってきました。手を出すのが難しい状況ですね。

組込銘柄を見ると、トップの【SRET】は個人で購入できますし、上位の投資信託は【YYY】で代替して、下位のエネルギーやインフラ、BDCは個別銘柄なので自分で購入できます。そんなわけで、【ALTY】を買わなくても、疑似【ALTY】ポートフォリオを作ることができそうですね。

 

 

 

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