素材メーカーは新型コロナ・ウィルスの影響が大きいですね。そんな中、米国最大級の梱包材メーカーのウェストロック【WRK】が、2020年5月5日に減配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が0.465ドルだったのが、0.2ドルに下がる予定です。年間配当は1.86ドルから1.065ドルに、今後1年間の年間配当は0.8ドルの予定です。減配率は57%の予定です。2020年5月5日の株価は26.4ドル近辺、配当利回りは3.03%です。
ウェストロック【WRK】の連続増配年数は11年で終わりを告げることになりそうです。
ウェストロック【WRK】の過去の配当、年間増配率
2015年にロックテンとミードウェストベーコが合併してウェストロック【WRK】となりました。下の図は、2015年以降の増配率です。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは5月18日です。
今年に入ってからのウェストロック【WRK】の株価と配当利回りは?
2020年に入ってからのウェストロック【WRK】の株価と配当利回りを確認しましょう。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは4.5%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価下落して、3月12日には配当利回りが8.42%まで上昇しました。その後株価が持ち直して配当利回りは6%ぐらいになりましたが、今回の減配で配当利回りは3.03%まで急落しました。
現在のウェストロック【WRK】の株価と配当利回りの関係は?
年間配当額が現在と同じく0.8ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ0.8ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後、ウェストロック【WRK】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。
ウェストロック【WRK】の財務データは?
ウェストロック【WRK】の財務データです。9月決算です。2019年までは売り上げは伸びており、配当性向も高くはないです。
まとめ
ウェストロック【WRK】はコロナ・ショックによる景気の悪化で売り上げが減少し、債務の返済が困難になりそうなため、設備投資と配当を減らすことで、現金保有を高める方向に舵を取ったようです。