米国公益事業セクターETF【VPU】が前年同期比30%の増配

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バンガード社のバンガード・公益事業セクターETF【VPU】が、2020年12月15日に配当金を発表しました。1.3295ドルです。1年前の同期は1.0223ドルでしたので、1年前の同期との比較では30.0%の増配です。

配当利回りを過去1年間の配当金額から算出すると、2020年12月28日の終値は134.7ドル、過去1年の配当額は4.3488ドルなので、配当利回りは3.23%になります。

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【VPU】の過去の配当金と増配率は?

【VPU】が設定されたのは2004年1月です。下の表は過去の配当金の一覧です。

配当利回りの計算方法は、年4回配当金を支払う個別銘柄では、最新の配当金額を4倍した額が年間配当額となり、それを株価で割って配当利回りが算出されます。

ところがETFの場合は、組み込まれている銘柄によって配当金を払うタイミングが異なるため、期によってバラバラになります。そこで、最新の配当金と過去3回の配当金を足した数字、つまり過去1年分の配当額が年間配当額となり、それを元に配当利回りが算出されることが多いです。

今回の【VPU】の配当が増配or減配なのかは、どのデータを比較するかによって異なります。もっともオーソドックスなのは、前年の同期との配当額の比較です。今回が1.3295ドル、前年の同期が1.0223ドルなので30.0%の増配になります。また、前年同期との過去1年配当額の比較では、今回が4.3488ドル、前年の同期が4.0373ドルなので、7.7%増配となります。

※背景がになっているのが減配です

【VPU】の年間配当額と年間増配率は?

【VPU】の配当金を1年ごとにまとめてグラフ化しました。2020年の配当の合計は、前年よりも7.7%増えました。

【VPU】の期別配当は?

2020年の配当は6月と12月が好調でした。

【VPU】の過去1年配当額を棒グラフで確認しよう

先ほどの表の過去1年配当額を棒グラフにして、【VPU】の株価と比較しました。株価が下落する場面でも、過去1年配当額はあまり下がらなかったです。

【VPU】の配当額を棒グラフで確認しよう

こちらは期ごとの配当額を株価と比較したものです。2020年6月と12月の配当が他の期を引き離しています。

 

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今年に入ってからの配当利回りは?

2020年に入ってからの【VPU】の株価と配当利回りを見てみましょう。過去1年の年間配当額から算出しました。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは2.7%前後で推移していましたが、2月半ば以降は株価が下がったため、3月23日には配当利回りが4.0%まで上昇しました。現在はコロナ・ショック以前まで株価は戻っておらず、配当利回りは3.23%です。

 

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現在の【VPU】の株価と配当利回りの関係は?

年間配当額が現在と同じく4.3488ドルで変わらなかったら、配当利回りはどのように変化するでしょうか。下のグラフは年間配当額が現在と同じ4.3488ドルが続いた場合の、配当利回りと株価の相関図です。配当利回りを0.2%ごとに株価を出しました。今後【VPU】を購入しようと考えている人は、目安にしてください。

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【VPU】を過去に買っていた場合のYOCは?

過去に【VPU】を買った場合、現在の購入単価当たりの配当利回り(YOC)はどのくらいでしょうか? 現在から5年前までの株価、配当利回り、YOCを見ていきましょう。株価は月末のもので月1回なので、やや大雑把です。

2020年12月28日の終値は134.7ドル、過去1年の配当金額は4.3488ドルなので、現在の配当利回りは3.23%です。過去5年の平均配当利回りは約3.10%です。過去5年の株価は一応右肩上がりで増配傾向だったので、早い時期に買った方がYOCは上がります。2016年1月に買っていたら、現在YOCは約4.4%になっていました。

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【VPU】の今後の配当予想は?

現在の過去1年配当金額(4.3488ドル)と1、3、5、10年前の同時期の過去1年配当金額(4.0373ドル、3.7074ドル、3.414ドル、2.54ドル)を比較して年間増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。

YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。【VPU】株を2020年12月28日の終値134.7ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。

年間増配率は過去1年が7.7%、過去3年が5.5%、過去5年が5.0%、過去10年が5.5%でした。現在の配当利回りは3.23%です。もっとも増配率の低い過去5年のペースだと10年後のYOCは5.2%、20年後のYOCは8.5%になります。もっとも成績の良い過去1年の増配率を当てはめると10年後のYOCは6.8%、20年後のYOCは14.3%になります。将来YOCはまずまず期待できそうです。

 

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【VPU】の上位組込銘柄はどんな会社か?

【VPU】の組込比率1.5%以上の上位20銘柄です。ベンチマークは、MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックスです。上位20銘柄で全体の約78%を占めています。構成銘柄数は全部で66銘柄、結構集中投資です。

 

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過去7カ月の組込比率1%以上の銘柄比較

最近7カ月間の組込順位上位20銘柄の推移です。組込順位の変動がほとんどないですね。公益事業だけあって、安定しています。9月末まで2位だったドミニオン・エナジー【D】が10月末に3位になり、デューク・エナジー【DUK】と入れ替わりました。ドミニオン・エナジー【D】は、減配の影響があったのかもしれません。なお、6月30日のデータは抜けています。

 

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まとめ

今回の配当は前年同期を大きく上回り、2020年の配当合計は2019年よりも7.7%増えました。公益事業だけあって、着実に配当金を増やしています。

なお、例年通りだと、次回は3月半ば頃に配当金額が決定し、その数日後に配当落ちになりそうです。

 

 

 

 

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