今回のテーマは、たかにんのNISA口座の運用状況を中心にお伝えします。
最初に、2024年のNISAの運用結果についてです。そして2025年のNISAでどの銘柄を買うか。その理由についても説明します。
さらに、2025年以降、つみたて投資枠が拡大し、ETFが購入可能になりそうという情報についてお伝えします。果たして、【VYM】や【1489】などの高配当ETFが買えるようになるでしょうか?
後半は2025年以降のNISA購入予定銘柄について、様々なデータで比較します。
新NISAのキホン
まずは、NISAの基本情報。NISAとは非課税制度のことです。
2024年からはじまった新NISAは1年間で360万円。5年間で1800万円投資可能です。
5年で1800万円埋まらなくても、生涯投資枠として1800万円分あります。
その中の成長投資枠は年間240万円、合計1200万円投資可能です。現在、高配当ETFなどは成長投資枠で購入可能です。
NISAに向いている商品は
NISAは税金がかかりませんが、存在していないと同じ意味でもあります。つまり、購入した銘柄がマイナスになった場合、損益通算ができません。
そのため、堅実で実績のあるETFがおすすめです。
条件としては、株価やトータルリターンが長期でプラス、分配金が長期で増配傾向、設定からある程度の年数が経過している、運用総額が大きい、経費率が低い、そして指数連動型がおすすめです。
右側はNISAに向いていない商品です。成績が悪く、設定されたばかりの商品、経費率が高いなどです。とくに設定されたばかりのアクティブ・ファンドはやめたほうがいいです。最低3年以上の実績があるなら買ってもいいかもしれませんね。
それと分配金利回りが高すぎるETFも危険です。分配金利回りが高すぎると、株価上昇やトータルリターンが今ひとつのことが多いからです。株価上昇を犠牲にして、分配金を増やすようなイメージですね。
購入してOKとNGの境目は、分配金利回り4%ぐらいですかね。できれば分配金利回り3%前後で、増配率の高いETFが無難でオススメかなと思います。
2024年のNISA口座の結果
まだ12月の途中ですが、2024年のたかにんの新NISAの成績がどうなったか、振り返ります。
この表は、2024年の年初に作成した、新NISA成長投資枠の年別の購入予定です。
※クリックで拡大します
2024年の購入予定は、【DVY】が140万円でした。特定口座からのスライドが128万円分ほどあります。【VYM】、【2014】、【1489】、【1698】、【2529】はそれぞれ20万円ずつ。合計で240万円になります。
口座ごとの成績
実際の成績は以下です。成長投資枠の国内株式、成長投資枠の米国株式、つみたて投資枠の投資信託と3つに分かれています。
※クリックで拡大します
ちょっと小さくて見づらいと思いますので、表にしてまとめてみます。
最近規模が大きくなったETFは?
こちらが2024年に購入した新NISAの銘柄と成績です。
一番左の列が口座の種類です。「成」が成長投資枠、「つ」がつみたて投資枠です。
成長投資枠のみにしようと思っていたのですが、つみたて投資枠で日経平均高配当利回り株ファンドが購入できるのを知り、6月に買ってみました。
左から5列目は購入金額です。当初の予定とは、わずかに異なっています。ETFなので、割り切れなかったりしたからです。
右から4列目が評価損益の%。上から評価損益の高い順に並んでいます。
トップが【DVY】で23.1%、以下【VYM】が18.2%、【東証版【DGRO】の【2014】が17.9%と上位は全て米国高配当。以下、【1489】が7.8%、【1698】が7.7%、【2529】が3.4%、日経平均高配当利回り株ファンドが-8.7%です。
一番右が購入月。年初に一気に購入したわけではないので、ファンドの年間リターンとは異なりますね。
たとえば、一番下の日経平均高配当利回り株ファンドは6月に購入したので、かなり高い時に買いました。そのため、評価損益は-8.7%になっています。
評価損益の合計は14.9%ですが、これはプライスリターンのことですね。
分配金の合計が8万7000円ほどになりそうなので、評価額と分配金を足すと318万円ほどで、投資額の269万円から見たトータルリターンは18.2%です。
米国主要ETFの年初来トータルリターンは?
こちらは、主な米国ETFの年初来のトータルリターン比較。SeekingAlphaの2024年12月11日のデータです。
※クリックで拡大します
たかにんが2024年にNISAで購入した【DVY】は20.5%、【VYM】が20.0%、【DGRO】が19.7%でほぼ同じです。
話題の【SCHD】は14.4%なので、年初来はあまり良くないですね。
参考までに、S&P500の【VOO】は29.1%、全世界が対象のオルカンのETF版【ACWI】は21.8%ほどです。
たかにんの2024年NISAの年初来トータルリターンは18.2%だったので、リターンだけを求めるなら、S&P500がオススメと言えそうです。
2025年以降のNISA口座の予定
それでは2025年以降のNISA口座について、考えてみます。
1年前に予定したものからの変化は、【SCHD】の投資信託版である【SBI・SCHD】を成長投資枠で購入しようと思います。月5万円をクレカ積み立てするつもりです。最初の分配金が出るのが6月なので、3月ぐらいから積み立てようかなと思います。なので初年度は50万円ですね。
※クリックで拡大します
2024年のデータは購入実績です。2025年の予定は赤い数字です。
【VYM】、【DVY】が40万円、【DGRO】の東証版【2014】、【1489】が35万円、【1698】が30万円、2024年のリターンがイマイチだった【2529】は10万円に減らすつもりです。
【SDY】は旧NISAの最終年となる2026年と2027年まで保有して、スライドさせようかなと考えています。【SDY】はリターン、分配金利回り、増配率がそれほどでもないので、追加投資はなしにしようかなと思います。その分を【SBI・SCHD】購入に充てる感じですかね。
【VYM】も特定口座で380万円ほどあるので、NISAでは少なくして、【SBI・SCHD】にしようかなと思います。
【SDY】と同時期に旧NISAで購入した【DVY】は、少し早めの2024年にスライドしました。追加投資もする予定です。
毎年の購入額は、【SCHD】がやや多めで、【VYM】、【DVY】が2番手グループ、【2014】、【1489】が3番手グループ、【1698】が続き、【2529】は少々と続く感じですね。
つみたて投資枠は、2024年は日経平均高配当利回り株ファンド買いましたが、2025年は様子見ですかね。
2025年のNISA購入予定銘柄は、1年前の予定と比べて変更になったので、1年後も変更しそうな気がします。
来年以降のつみたて投資枠はどうなる?
つみたて投資枠については、来年以降、変化する可能性があります。こちらは金融庁の「税制改正要望」についてです。各省庁が財務省に対して、毎年お願いしている資料です。
金融庁からも様々な要望が出されていますが、その1つにNISAのつみたて投資枠におけるETFについてというのがあります。
※クリックで拡大します
上の部分は、つみたて投資枠におけるETFは指定されたインデックスに連動していることとあります。これを撤廃して、アクティブETFもつみたて投資枠で買えるようにすることを要望しています。
ちなみに、指定インデックスというのはTOPIXやS&P500のような世界の主要指数です。【VYM】や【1489】の対象指数などは含まれておらず、NISAにおいて、高配当ETFはアクティブETF扱いとなります。
さらに、下の部分に注目。つみたて投資枠におけるETFの最低取引単位の見直しについても要望を出しています。
現在のつみたて投資枠におけるETFの要件の1つに最低取引単位が1000円以下というのがあります。ほとんどのETFの取引単位は1000円以上のため、事実上、つみたて投資枠でETFは購入できないようになっています。これを1万円などに見直す提言もしているわけです。
つみたて投資枠の条件は?
こちらが、つみたて投資枠の条件です。
※クリックで拡大します
ETFは右端です。青い文字の金融庁が指定したインデックス(指数)に連動していること。赤い文字の最低取引単位が1,000円以下です。
これを改正して、多くのETFをつみたて投資枠で購入可能になるように、金融庁が働きかけているわけです。
指定インデックスでなくてもOK、最低取引単位は1000円を撤廃などになれば、米国上場ETFのVYM、国内高配当ETFの1489などの優良高配当ETFもつみたて投資枠で購入可能になります。
この要望を出したのが2024年8月です。最近の2024年12月の情報だと、2025年から最低取引単位1000円は撤廃される見通しです。
ただ、アクティブETFがつみたて投資枠で買えるようになるのは、2025年は見送られるようです。2026年以降に期待ですね。
新NISA・成長投資枠・購入予定銘柄の基本データ
それでは、2025年以降、たかにんがNISA成長投資枠で購入予定の8つのETFについて見ていきます。
【SDY】は2025年に買う予定はありませんが、2026年以降、旧NISAからスライドする予定なので、データを入れておきます。
表内の赤い文字はもっとも優れており、オレンジ色は次点です。
【2014】と【SBI・SCHD】は日本で購入可能となってからのデータがほとんどないので、米国上場ETFのものを使用します。背景灰色は【2014】や【SBI・SCHD】のデータです。
※クリックで拡大します
投資対象は左の5つが米国、右の3つが日本です。
上から7行目が、ETFのコンセプトです。コンセプトはざっくり分けると高配当か増配ですが、高配当ETFはすべて増配傾向で、増配ETFも高配当要素が入っているので、両方の要素がある場合がほとんどです。強引に分けるなら、【VYM】、【DVY】、【SCHD】、【1489】、【1698】が高配当で、【SDY】、【2014】、【2529】は増配です。
上から8行目は組み入れ方式です。【VYM】、【SCHD】、【1698】、【2529】は時価総額加重です。時価総額加重の場合、分配金が安定して増える場合が多いですね。
【DVY】と【SDY】は配当利回り加重。配当利回りの高い銘柄の比率が高くなります。厳しい条件でスクリーニングをすることで、配当利回りの高い順に組入れても不安定さは少ないというわけです。
【2014】と【1489】はほぼ配当加重。配当利回りと規模の両方が大きい銘柄が上位に入ります。高配当ETFの定番です。株価上昇と高い分配金利回りの両方を狙うイメージです。ただし高配当ファンドの場合、銘柄の規模や配当利回り、増配などでスクリーニングをする場合が多いので、組み入れ方式だけを見る必要はあまりなかったりします。
経費率や信託報酬の比較
こちらは経費率の比較。国内ETFや投資信託は信託報酬です。
【VYM】は0.06%とかなり低く、【2014】、【SBI・SCHD】は0.1%強なので、こちらも低いです。
残りは0.3%強。わずかに高いかもしれませんが、高配当ETFなので仕方ないとも言えます。
分配金利回りの比較
分配金利回りの比較です。
【SCHD】と【1489】が3.4%台で最も高く、DVYが3.38%で続いています。
【2529】が2.95%、【VYM】が2.77%。【SDY】と【2014】は2%台前半なので、少し低いですね。
分配金利回りは3%前後ぐらいが、配当、価格上昇、増配の3要素が安定している傾向です。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)
ここからは8つのETFの概要と分配金の傾向を見ていきます。
まずは【VYM】。米国高配当ETFの定番です。米国の上場企業から、平均以上の配当利回り銘柄を集めて、時価総額加重で組み入れたETFです。
※クリックで拡大します
米国上場の高配当ETFの中で最も規模が大きいETFというのが理由のひとつです。
運用資産残高は約11.6兆円です。運用資産残高は、価格と発行済み口数を掛けたものです。つまり、ある程度の期間にわたって、価格上昇と資金流入が多い実績があることを意味します。ETFの規模は、かなり重要な指標といえます。
また、規模が大きくなると、経費率が低くなる傾向で、さらに資金流入が増えるという好循環が生まれます。
【VYM】の経費率は0.06%と、かなり低いです。
【VYM】の分配金は、グラフを見ても一目瞭然ですね。順調に増えています。10年増配率は6.8%です。
米国高配当&増配ETFの規模と分配金利回りを確認
こちらは、米国の高配当や増配ETFの規模と分配金利回りの相関図。縦軸が運用資産残高、横軸が分配金利回りです。
色がついていて円が大きいのがNISA購入予定銘柄です。灰色は対象でないETF。
縦軸の運用資産は2兆円以上が目安で、横軸の分配金利回りは2%以上ですね。どちらにも当てはまる【VYM】、【SCHD】、【DGRO】、【DVY】、【SDY】を、NISAの対象にしたとも言えます。規模が大きく、分配金利回りが高いというのが、ある程度の条件ですね。
DVY(iシェアーズ 好配当株式 ETF)
つづいて【DVY】。安定感のある高配当ETFです。
財務が健全で、配当の支払い実績と余力があり、配当利回りが高い中規模以上の100銘柄が対象です。配当利回り加重です。
※クリックで拡大します
設定されたのが2003年なので、かなり古株です。
運用資産総額は3.1兆円ほどで、なかなか大きいです。
分配金は、2020年はコロナショックの影響で少し減りましたが、それ以外の年は着実に増えています。10年増配率は7.2%と高水準です。
DVYの増配率をライバルと比較
こちらは主な米国高配当ETFの増配率比較。
【DVY】は左から2つ目。高配当ETFの中でも増配率が高いです。増配率は5年で6.1%、10年で7.2%です。【SCHD】ほどではないですが、【HDV】や【SPYD】よりも増配率は高いです。
【DGRO】もなかなか増配率は高いですが、高配当というよりは増配ETFです。
【DVY】は分配金利回りが3.4%ほどあり、それでいて増配率も高い水準で安定しています。経費率が少し高く、配当利回り加重のために上位銘柄がややマイナーなものがあるので、日本の個人投資家にはやや不人気ですが、それ以外のデータはなかなか良いです。
SDY(SPDR S&P 米国高配当株式 ETF)
つぎは【SDY】。長期連続増配ETFです。S&Pコンポジット1500指数の中から、20年以上連続増配実績のある銘柄が対象。配当利回り加重です。
このETFは旧NISA口座で保有しています。
※クリックで拡大します
【SDY】の分配金は、2013年から2017年まではキャピタルゲイン分配金が出ていました。灰色のところです。
2021年以降の分配金は横ばいですね。連続増配ETFなのに、近年はあまり増配していないのが少し気になります。
米国高配当&増配ETFの規模と分配金利回りを確認
【VYM】のところで使用した、米国の高配当や増配ETFの規模と分配金利回りの相関図です。
【SDY】は運用資産は3.2兆円となかなか大きいですが、分配金利回りは2.4%ほどなので、少し低いですね。なので、2026年以降に新NISAにスライドさせるか、特定口座に移管するかは検討中です。
2014【東証版DGRO】(iシェアーズ 米国連続増配株ETF)
続いて、【2014】です。東証版【DGRO】です。2024年1月に上場しました。増配と価格上昇が狙えるETFです。
※クリックで拡大します
5年以上継続して配当が成長、配当性向75%未満、配当利回り上位10%は除外などの条件でスクリーニングします。配当加重です。
増配率は高いですが、分配金利回りは2.2%ほどなので、それほど高くないです。
増配率、分配金利回り、トータルリターンを比較
主な米国増配ETFとの過去5年データの比較です。縦軸が増配率、横軸が分配金利回り、円のサイズと近くの数値がトータルリターン(年率)です。
黒い丸が【DGRO】です。増配率は9.0%で3番目、分配金利回りは2.2%で2番目、トータルリターンは12.2%で5番目。
増配系の代表格【VIG】との比較では、トータルリターンと増配率はほぼ同じで、分配金利回りは【DGRO】のが高いです。
SCHD(シュワブ・米国配当株式ETF)
【SCHD】は増配、トータルリターン、分配金利回りの三拍子が揃った高配当ETF。
配当利回り、銘柄の規模、財務の健全性、効率的に稼ぐ力、過去5年増配率などを重視したETF。時価総額加重です
※クリックで拡大します
2024年9月に楽天証券で投資信託が設定され、12月にはSBI証券でも投資信託版が買えるようになりました。
【SCHD】の分配金を1年単位で見ると、鮮やかに伸びています。毎年増配しています。増配率は5年以上で11%強なので、かなり高いです。2024年の年間分配金は0.9944ドル。前年との比較では12.2%増です。
米国高配当&増配ETFの規模と分配金利回りを確認
【VYM】のところで使用した、米国の高配当や増配ETFの規模と分配金利回りの相関図が、またまた登場。
【SCHD】の運用資産総額は10.2兆円ほどあり、規模は【VYM】といい勝負です。それでいて分配金利回りが3.5%ほどあり、増配率も高いので、死角なしと言えそうです。
【SCHD】に関しては、様々なコンテンツを作成しています。もしよかったらご覧ください。




1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)
【1489】は日本の高配当ETFの王者ともいう存在です。ベンチマークは日経平均高配当株50指数。日経平均225社の中から、基本的に配当利回り上位50銘柄が対象です。
予想配当利回りや流動性などの高い銘柄が上位になるので、配当利回りの高い大型株が中心です。配当加重に近いイメージです。
※クリックで拡大します
運用総額は約2900億円ほどで、日本高配当ETFの中ではトップです。
分配金は、2018~2021年にかけては横ばいでしたが、2022年はかなり増え、前年から52%増。2024年の分配金は、前年から11%増でした。

1698(上場インデックスファンド 日本高配当(東証配当フォーカス100))
【1698】は分配金の安定度が抜群の高配当ETF。正式名称は、上場インデックスファンド 日本高配当(東証配当フォーカス100)です。
TOPIX1000と東証REIT指数の構成銘柄から、時価総額と予想配当利回りに注目した「東証配当フォーカス指数」に連動したETFです。株式90銘柄、REIT10銘柄です。
規模の大きな銘柄から配当利回りの高いものを抽出し、時価総額の大きな順に選ぶイメージです。
※クリックで拡大します
一番のポイントは、ポートフォリオを2つに分けることです。3月決算9月決算グループと、6月決算12月決算グループです。そのため、年4回の分配金のブレが少ないのが特徴です。
日本株高配当ETFは分配金が年4回でも、3月と9月の翌月である4月と10月の分配金が多く、実質年2回分配金のようなETFが多いので、このETFはかなり貴重です。
設定が2010年と、日本株高配当ETFの中では最古参の部類です。
分配金は2020年のコロナショックで低迷しましたが、2022年以降はかなり増えています。
2024年の年間分配金は95.9円で、前年と比べて18%増です。10年増配率は11.3%なので、長期で高増配を続けているETFです。
2529(NEXT FUNDS 野村株主還元70連動型上場投信)
野村アセット・マネジメントの【2529】は、株主還元を重視した増配系ETF。
過去3年間の実績配当や自社株買い、増資などに基づいた「ネット総還元利回り」の高い70銘柄を抽出します。金融・保険業が対象外で、株主還元がコンセプトの増配系ETFです。
※クリックで拡大します
2024年の年間分配金は49円で、前年と比べて8.9%増です。
歴史は浅いですが、増配率はなかなか高いです。3年で15.3%、4年で18.3%もあります。
上位銘柄の比較
ここからは、後半戦。新NISAの成長投資枠で購入予定のETFを比較していきます。
まずは組入上位10銘柄を比較します。【2014】は上場から日が浅いので、【DGRO】のデータです。
※クリックで拡大します
【VYM】と【DGRO】は有名大型株が多く、かなり似ています。大きな違いはマイクロソフト【MSFT】とアップル【AAPL】というハイテク二台巨頭が【DGRO】には入っており、【VYM】には入っていないことですね。
【VYM】は配当利回りが平均以上の銘柄が対象です。マイクロソフトとアップルは配当利回りが低いので、【VYM】には入りません。
【DVY】、【SDY】は配当利回りの高い順なので、地味なマイナーな銘柄が上位にいます。パッと見、少し不安な気がしますが、中位より下に規模の大きな高配当銘柄がいたりします。
【SCHD】は時価総額加重ですが、銘柄選定条件が結構厳しいので、通常の高配当ETFの10~30位ぐらいに入っている銘柄がトップ10にいます。
日本株ETFは、上位銘柄は有名どころが多いですね。とくに【1489】、【1698】は日本を代表する大型配当銘柄が目立ちます。
【2529】は増配に重きを置いているので、少しマイナー銘柄も入っています。
組入れ銘柄の規模と投資スタイルは?
保有銘柄の規模と投資スタイルの比較です。縦軸が保有銘柄の規模です。上から大型株、中型株、小型株です。
横軸は投資スタイル。左が割安株のバリュー、右が成長株のグロース、真ん中がその中間のブレンドです。
右下にS&P500ETFの【VOO】を入れておきます。【VOO】は大型株が満遍なく入っています。
※クリックで拡大します
高配当ETFは基本的にはバリュー株が多く、大型株が中心です。そのため、左上が一番濃くなる傾向です。
米国ETFの中では【DVY】と【SDY】が中型株がやや多めです。【DVY】は小型バリューが15%と結構入っています。
分配金利回りが低い【DGRO】は、大型ブレンドが23%と目立ちます。
日本ETFの中では【2529】が中型株が多いですね。
【1489】は大型グロースが13%と結構ありますね。
組入れ銘柄の規模はどう違うのか?
Morningstar社によるセクター分類を比較しましょう。GICSに似ていますが、厳密にはGICSではありません。左から2列目のセクターをやや強引にGICS風に分けました。
背景のオレンジ色が濃いほど数値が高いです。個別セクター内の赤字は20%以上、青字は14%以上です。
※クリックで拡大します
右端が合計値です。高配当らしく金融が150%と最多、商社や海運などの資本財122%で続いています。生活必需品、一般消費財、情報通信、ヘルスケアもなかなか多いです。
【VYM】は金融が22%と多め、それ以外は目立って多いセクターはなく、バランスが取れています。
【DVY】は公益事業が28%と多いのが特徴です。
【SDY】は資本財、生活必需品、公益事業が多いです。純粋な増配ETFなので、高配当ETFとは少し毛色が異なります。
【DGRO】は情報技術が18.3%。情報技術は配当利回りが低い銘柄が多く、高配当ETFには少ない傾向なので、貴重です。
【SCHD】は金融が一番多く、2番手はヘルスケア。【VYM】と似ていますね。
【1489】はディフェンシブに該当するセクター、生活必需品、ヘルスケア、公益事業が少ないので、暴落時にはダメージを受けるかもしれません。
【1698】は不動産が13%で、他より多いです。
【2529】は金融が2.8%少ないです。金融が対象外の株主還元がコンセプトのETFだからです。
全体的にセクターの特徴としては、似ているような感じはしますが、細かいところでは異なっていますね。
トータルリターンとシャープレシオ、リスクを比較しよう
トータルリターンを比較します。トータルリターンは分配金を再投資したプライスリターンのことです。年率です。2024年11月末基準のデータです。【2014】は東証版【DGRO】で代用します。一番右端に、参考としてS&P500ETFの【VOO】も記載します。
まずは1年と3年のトータルリターンです。
1年トータルリターンは米国が強いです。【DVY】が32.9%、【VYM】が30.0%、【DGRO】が28.7%、【SCHD】が27%です。【VOO】が33.9%で一番です。
3年トータルリターンは日本が好成績です。【1489】が29.8%、【1698】が22.5%、【2529】が18.6%。
米国の中では【VYM】が11.7%で首位、【DVY】が11.6%で2番手です。
長期のリターンを比較する
続いて5年と10年のトータルリターンです。
5年トータルリターンも日本が優勢です。【1489】が19.0%、【1698】が14.7%、【2529】が13.1%。米国の中では【VOO】が15.7%と高く、【SCHD】が13.1%、【DGRO】が12.2%です。
10年トータルリターンは、【1489】と【2529】はありません。
10年トータルリターンは、期間が長いだけあって接戦ですね。【VOO】が13.3%で首位、【DGRO】が12.0%、【SCHD】が11.7%。残りの【1698】、【VYM】、【DVY】、【SDY】は10%前後です。
全体的な傾向としては、3年と5年は日本が優勢。長期になると米国が強く、とくに【SCHD】と【DGRO】が好成績です。ただ、長期のトータルリターンだけ考えるなら、S&P500の【VOO】が一番ですね。
リターン、リスク、シャープレシオを散布図で比較
トータルリターン、リスク、シャープレシオを比較します。
縦軸がトータルリターン、横軸がリスク、括弧内の数値がシャープレシオです。
シャープレシオは投資効率の良さを示したものです。リターンが高く、リスクが低いと、シャープレシオは高くなります。
表の左上がローリスク・ハイリターンで理想です。右下がハイリスク・ローリターンで良くないです。ただし、一般的にはリターンが高いとリスクも高くなります。
まずは3年です。
日本高配当株ETFの【1489】、【1698】、【2529】が左上、残りの米国高配当株ETFが右下に集中しています。
ここ数年の日本株が好調ということもありますが、それ以外に、為替リスクの影響、日本市場はボラティリティが低いのでリスクが低くなる傾向、金利は日本が低いなどもあって、シャープレシオは日本株に良い成績となります。
日本株ETFの中では【1489】がシャープレシオ2.19と圧倒的です。
米国ETFの中では【VYM】が0.53で一番良いです。
5年のシャープレシオはどうか?
続いて5年です。
3年に比べると日本と米国の差は縮まりましたが、日本が左上、米国が右下というのは変わりません。
日本高配当株ETFの中では【1489】がシャープレシオ1.19とトップ。
米国高配当株ETFは【VOO】が0.76と首位で、それ以外では【SCHD】が0.65と良いです。
10年のシャープレシオはどうか?
最後に10年です。【1489】【2529】はありません。
かなり接戦になっていますが、【VOO】がシャープレシオ0.78でトップ。【1698】が0.76で2番手、【DGRO】が0.74、【SCHD】が0.70と続いています。
【1698】のトータルリターンやリスクは【VYM】とほぼ同じですが、シャープレシオは0.76と0.63でかなり差がつきました。なぜでしょうか。
シャープレシオは、リターンから無リスク資産のリターンを引いたものを、リスクで割ります。無リスク資産は金利に該当するので、日本は米国に比べて金利が低いので、【1698】のシャープレシオは【VYM】より高くなるというわけです。
そんなわけで、日米の金融商品のシャープレシオを比較して、その結果だけで優劣をつけるというのは、ややナンセンスとも言えるわけです。同じ国同士で同じカテゴリーのETF比較なら、ある程度参考になりますね。
分配金利回り推移を確認しよう
それでは、過去10年の分配金利回りの推移を比較しましょう。分配金利回りは過去1年分配金から算出しました。取引所価格は月に1度、月末のものです。
10年で9つのグラフだと、ごちゃついており、少しわかりづらいですね。
過去3年の分配金利回りの推移
過去3年の分配金推移を見てみましょう。
現在、もっとも分配金利回りが高いのは【SCHD】で3.47%。
【1489】は2022年の終盤は5%を超えていました。その後、価格が上昇したので現在は3.45%まで下がりました。
【DVY】、【1698】は安定して高配当です。
【VOO】を除くと、【DGRO】が一番低いです。2%前半ですね。
平均分配金利回りから分配金利回りの目安を考える
現在の分配金利回りと、過去3年、5年、7年、10年の分配金利回りの平均です。
赤い数値が現在の分配金利回り、青い数値が過去10年の平均分配金利回りです。【1489】と【2529】は、まだ10年の歴史はありません。これを比較して、現在の分配金がどんな立ち位置なのかを確認しましょう。
【VYM】、【SDY】、【1489】は平均より低いですね。
【SCHD】、【1698】は平均より高いです。
【DVY】、【DGRO】、【2529】は平均と同じくらいです。
過去に購入したら、現在YOC(取得価額に対する利回り)はどうなったか?
過去にETFを購入していた場合、現在の過去1年分配金が、取得価額に対してどのくらいの分配金利回り、つまりYOCになっているかというグラフです。いわゆる自分利回りというやつです。
グラフが左肩上がりなら、株価が好調で増配しているというイメージです。
一番右端の数値が現在の分配金利回りです。一番左端の数値は10年前に購入した場合のYOCです。【1489】、【2529】は設定されたときに購入していた場合の現在のYOCです。
【SCHD】は現在の分配金利回りが3.47%で、10年前に購入していたらYOCは7.49%になっていました。優秀です。
【1698】は現在の分配金利回りが3.22%で、10年前に購入していたらYOCは6.38%になっていました。こちらも優秀です
【DVY】は現在の分配金利回りが3.38%で、10年前に購入していたらYOCは5.88%になっていました。なかなかです。
【1489】は設定当初の2017年2月に購入していたら、現在のYOCは6.51%なので素晴らしいです。ただちょっと波がありますね。
いずれも優秀です。増配率の高いETFを選んだだけのことはあります。この中では【SDY】がイマイチでしょうか。
過去に購入した場合のYOC一覧
3年前、5年前、7年前、10年前に購入した場合のYOC一覧です。
現在の分配金利回りは【SCHD】と【1489】が3.4%台と高いです。
3年前に購入していたら、【1489】は6.34%と高く、【1698】は5.14%になっていました。
5年前に購入していたら、【1489】は6.70%と高く、【1698】は5.41%になっていました。
7年前に購入していたら、【SCHD】は5.83%と高く、【1489】は5.67%になっていました。
10年前に購入していたら、【SCHD】は7.49%と高く、【1698】は6.38%になっていました。
過去の増配率は?
増配率を見ていきましょう。
表の上段は1年ごとの過去1年分配金と、前年からの増配率です。背景ピンク色がマイナスです。
表の下段は現在を起点とした1、3、5、10年の増配率。年平均をCAGR(年平均成長率)で計算します。
※クリックで拡大します
背景のオレンジ色が濃いほど、増配率が高いという意味です。この部分をグラフで見てみましょう。
1年、3年増配率は?
まずは1年と3年増配率。
1年増配率は【1698】が18.0%と高く、【SCHD】が12.2%、【1489】が11.0%で続いています。
3年増配率も【1698】が21.6%と高く、【1489】が18.5%、【2529】が15.3%で続いています。
1年と3年は【1698】、【1489】の日本勢が素晴らしかったです。
5年、7年、10年増配率は?
5年以上の増配率をチェックしましょう。
5年増配率は【1489】が11.8%と高く、差なく【SCHD】が11.6%、【1698】が11.5%で続いています。
7年増配率は【SCHD】が12.0%と高く、【DGRO】が11.0%、【1698】が10.8%で続いています。
10年増配率は【1698】が11.3%と高く、【SCHD】が11.0%、【DVY】と【VOO】が7.2%で続いています。
総合的に見ると、日本勢の【1489】、【1698】と米国の【SCHD】が素晴らしく、【DGRO】も良かったです。
ここ数年日本株は全体的にかなり増配しているので、こういう結果になりました。このペースで続くかどうかは疑問です。将来的には、米国高配当も日本高配当も似たような数値になるかもしれないですね。
増配率、分配金利回り、トータルリターン(年率)を比較しよう
増配率、分配金利回り、トータルリターン(年率)をバブルチャートで比較します。
縦軸が増配率、横軸が分配金利回り、バブルの大きさと近くの数値はトータルリターン(年率)です。右上かつ円が大きいと素晴らしいということです。
まずは3年です。
トータルリターンが1番良かったのは【1489】で29.8%。増配率は18.5%で2番手、分配金利回りは3.9%で首位。三拍子そろって素晴らしかったです。
トータルリターン2番手は【1698】で22.5%。増配率は21.6%で首位、分配金利回りは3.2%で4番手。いずれも高水準です。
トータルリターン3番手は【2529】で18.6%。増配率は15.3%で3番手、分配金利回りは2.9%で5番手でした。
3年のデータは日本高配当株が優勢ですね。
増配率、分配金利回り、トータルリターンの5年を比較
続いて5年を見てみましょう。【2529】はありません。
トータルリターンが1番良かったのは【1489】で19.0%。増配率は11.8%で首位、分配金利回りは3.9%で首位。今度も三拍子そろいました。
トータルリターン2番手は【VOO】です。
トータルリターン3番手は【1698】で14.7%。増配率は11.5%で3番手、分配金利回りは3.2%で4番手でした。
トータルリターン4番手は【SCHD】で13.1%。増配率は11.6%で2番手、分配金利回りは3.3%で3番手でした。
【1698】と【SCHD】は重なっており、増配率と分配金利回りがほぼ同じでした。
増配率、分配金利回り、トータルリターンの10年を比較
最後に10年を見てみましょう。【2529】【1489】【DGRO】はありません。
トータルリターン1番手は【VOO】です。
トータルリターン2番手は【SCHD】で11.7%。増配率は11.0%で2番手、分配金利回りは3.1%で2番手でした。
トータルリターン3番手は【1698】で10.3%。増配率は11.3%で1番手、分配金利回りは2.9%で4番手でした。
トータルリターン4番手は【VYM】で10.2%。増配率は6.8%、分配金利回りは3.0%で3番手でした。
5年に引き続き、【1698】と【SCHD】は重なっており、増配率と分配金利回りがほぼ同じでした。
※クリックで拡大します
増配率、分配金利回り、トータルリターンの3項目だと、【1489】が素晴らしく、【1698】と【SCHD】が熾烈な2番手争いをしている感じですね。
将来YOCはどうなるか
それでは、いまETFを購入したら、将来、取得価額に対する利回り(YOC/Yield On Cost)がどのくらいになるのかをシミュレーションします。
現在の分配金利回りに過去の増配率を当てはめて計算していきます。
3、5、7、10年の4パターンで検証します。「再投資しない。税引き前」という設定です。
現在の分配金利回りは、【SCHD】と【1489】が3.4%台と最も高く、【DVY】が3.38%、【1698】が3.22%と続いています。
まずは3年増配率を使った将来YOC予想です。
3年増配率は【1698】が21.6%で最も高く、【1489】が18.5%、【2529】が15.3%で続いています。
20年目のYOC予想は、首位は1698で131%、2番手は【1489】で86.2%、3番手は【2529】で43.9%でした。
最近の日本株は増配率が高く、3年増配率は高すぎる状態です。このペースが続く可能性は低そうですね。
5年増配率から将来YOCを予想する
続いて5年増配率を使った将来YOC予想です。【2529】はありません。
5年増配率は【1489】が11.8%と最も高く、【SCHD】が11.6%、【1698】が11.5%で続いています。
20年目のYOC予想は、首位は【1489】で28.8%、2番手は【SCHD】で27.9%、3番手は【1698】で25.6%でした。
上位3ETFは接戦で、残りのETFをかなり引き離しました。
7年増配率から将来YOCを予想する
7年増配率を使った将来YOC予想です。【1489】【2529】はありません。
7年増配率は【SCHD】が12.0%と最も高く、【1698】が11.3%、【DGRO】が11.0%で続いています。
20年目のYOC予想は、首位は【SCHD】で30.1%、2番手は【1698】で22.6%、3番手は【DGRO】で15.8%でした。
【SCHD】と【1698】は5年増配率に引き続き、好成績でした。
10年増配率から将来YOCを予想する
最後は10年増配率を使った将来YOC予想です。【DGRO】【1489】【2529】はありません。
10年増配率は【1698】が11.3%と最も高く、【SCHD】が11.0%、【DVY】と【VOO】が7.20%で続いています。
20年目のYOC予想は、首位は【SCHD】で25.4%、差なく2番手は【1698】で24.7%、3番手は【DVY】で12.6%でした。
5年や7年増配率に引き続き、【SCHD】と【1698】が素晴らしかったです。
※クリックで拡大します
すべての期間を見ると、【SCHD】、【1698】、【1489】、この3ETFがほとんどの期間でトップ争いをしていました。
それぞれの項目をまとめると?
これまで取り扱ったデータを項目別にランクづけしました。「A」が最高で「B」「C」「D」の順です。相対比較で、やや強引に差をつけました。参考程度にしてください。
日米の高配当ETFを比較するのは、条件が異なるので、あまり意味はない気がしますが、とりあえずやってみます。
※クリックで拡大します
上段がETFの基本情報で、米国高配当ETFが優勢ですね。
下段はETFの成績です。こちらは日本高配当ETFが優勢です。
【1489】は下段すべてでA評価です。ただ、シャープレシオやリスクは対象地域が異なる場合の比較は、あまり意味はない気がします。
下段は日本が優勢な傾向ですが、【SCHD】は米国の中では、かなり成績がよいです。
ランキングの数をまとめると?
ABCDの数値をまとめたデータです。
Aの数は【1489】が10個で最多、1698が8個で2番手。
Bの数は【VYM】が8個で最多、【DVY】、【DGRO】、【2529】が7個で2番手グループ。
AとBを足した数は【VYM】が13個、【DGRO】、【SCHD】、【1698】が12個、【DVY】が11個と、かなり拮抗しています。
まあつまり、どれも優良ファンドということですかね。
【SDY】がやや苦戦しているかもしれませんね。
ウィブル証券(Webull)のご案内 【PR】
ウィブルグループはFinTech企業として世界16カ国にビジネスを展開しているグローバル企業で、日本では2023年よりウィブル証券株式会社として証券事業を開始しました。
スマートフォンのアプリは、全世界で4000万ダウンロードを突破しました。使いやすさや取引手数料の低さから、日本でも利用者が増加中です。ウィブル証券の口座開設はコチラ
ウィブル証券の主な特徴は?
ウィブル証券の特徴としては、米国株の取引手数料0.2%と安いことです。他社は0.45%の場合が多いので、これはうれしいですね。
さらに、様々なキャンペーンを実施しています。たとえば、米国株の入庫キャンペーンがあります。条件をクリアすれば、抽選で6000円がもらえます。
また、クイック入金サービスを開始しました。提携銀行のネットバンキングサービスをご契約の方は、手続き不要で使用できます。振込手数料は無料で、24時間いつでも使用可能です。
たかにんもウィブル証券を利用しています。これを機会にウィブル証券で口座開設を考えてみるのもいいかもしれません。
自分にピッタリな証券会社を見つけて口座開設をしよう【PR】
2024年に始まった新NISAに合わせて、各証券会社が様々なサービスやキャンペーンを実施しています。自分に合った証券会社を見つけて、資産運用を行いましょう。
新NISAを始めるなら楽天証券
マネックス証券では米国株デビューで最大3万円キャッシュバック、米国ETF21種類の買付手数料が実質無料になるプログラムを実施中!
moomoo証券(ムームー証券)はツールが充実、キャンペーン豊富)
【VYM】、【DVY】、【SDY】、【2014】、東証版【DGRO】、【DGRO】、【SCHD】、【SBI・SCHD】、【1489】、【1698】、【2529】、【VOO】、日本平均高配当株利回りファンド、
まとめ
✅2024年のNISA成長投資枠は、まずまず。12月12日時点で18%ほどのプラス
✅米国の高配当ETFの【DVY】、【VYM】と【2014】(東証版DGRO)などが好調、国内高配当ETFの【1489】、【1698】、【2529】などのリターンはやや劣っていた
✅2025年のNISA成長投資枠は【VYM】、【DVY】、【2014】(東証版DGRO)、【SBI・SCHD】を買おうかと。国内ETFは【1489】、【1698】、【2529】で前年と同じ
✅成長投資枠の銘柄選定の基準は、規模が大きく分配金利回りがそれなりのETF。米国なら2兆円以上、分配金利回りは2~4%ぐらい。増配率もある程度重視
✅米国【VYM】、【SCHD】、日本の【1489】、【1698】は超大型や大型銘柄が中心の高配当ETFの代表格
✅【DVY】はややクセのある高配当ETF、分配金は順調に増えている
✅【SDY】、【2014】(東証版DGRO)、【2529】は増配系で、サテライト
✅いずれも長期保有に適している
✅近い将来、【VYM】や【1489】など高配当ETFが、NISAのつみたて投資枠に対象になるかも











