2025年4月と5月の高配当ファンドについてのニュースをお伝えします。
✅ブラックロックの東証版HDV【2013】、東証版DGRO【2014】の5度目の分配金が決定。今回も分配金は希薄化されたか?
✅Tracers・SCHDが5月29日に登場!
✅カバードコールETF・JEPQ、JEPI、IQQQは大幅増配、東証版QYLD【2865】、東証版XYLD【2868】の5月分配金が決定!
✅1651(iFreeETF TOPIX高配当40指数)の5月分配金は多かった
東証版HDV【2013】、東証版DGRO【2014】の5度目の分配金が決定
東証版HDV・2013と、東証版DGRO・2014の5度目の分配金が決まりました。
【2013】は1.0円でした。前回が1.5円だったので、33.3%減りました。
【2014】も1.0円でした。前回が0.9円だったので、11.1%増えました。
この分配金が米国ETFと比べてどうだったかをチェックします。
2013の分配金が希薄化されたのか検証
まずは、【2013】と【HDV】について見ていきます。
上の表は、【2013】の分配金データです。
今回の分配金は1.0円。それを年間換算すると4.0円。外国税を戻して4.44円。基準価額から分配金利回りを出すと1.98%でした。
下の表は、【HDV】の分配金データです。
直近3月の分配金は0.7951ドルで、年間換算した分配金利回りは2.67%です。
【2013】と【HDV】の分配金利回りの差は、パーセンテージ差で計算します。計算式は少し複雑です。表の下のカコミです。
【2013】と【HDV】の分配金利回りの、パーセンテージ差はマイナス29.5%です。【2013】の分配金利回りが、【HDV】に29.5%劣っているという意味です。結構差がついています。前回と同じくらいですね。
米国ETFと東証ETFの分配金や分配金利回りの差は、希薄化によって起きます。
左下の表は、【2013】の決算ごとの純資産の変化と増加率です。
希薄化は2種類あると考えられます。【2013】は【HDV】に直接投資するためです。
1つは、米国ETFの【HDV】の決算から、【2013】の決算までにおける純資産の増加によっておきます。
【HDV】の直近の決算は3月で、当時の純資産は43.09億円、【2013】の今回の5月決算では55.89億円に増えており、29.7%増えました。
もうひとつは、【2013】の前回決算から今回決算までの純資産増加率です。
【2013】の前回決算は2月で、当時の純資産40.92億円、【2013】の今回の2月決算では55.89億円に増えており、36.6%増えました。
この純資産の増加率の分だけ、分配金が希薄化されるので、分配金利回りの差、つまりパーセンテージ差からマイナスを取り除いた数値とほぼ同じになります。ただし為替の影響、計測のタイミングも異なりますので、完全に同じというわけではありません。
今回5月の純資産の増加率は29.7%と36.6%ほど増えました。
上の表の【2013】と【HDV】の分配金利回りのパーセンテージ差はマイナス29.5%とあります。なので、純資産が30%ほど増え、分配金利回りの差も30%ぐらいあるというわけです。
ちなみに前回の2月決算の時点では、純資産の増加率は27.9%増と27.6%増。
上の表の2月決算時点の【2013】と【HDV】の分配金利回りのパーセンテージ差はマイナス32.1%です。30%前後でだいたい同じになるわけです。
純資産総額の変化を確認
決算時の【2013】の純資産の比較をグラフにするとこんな感じです。
赤い棒グラフが【2013】の決算時における【2013】の純資産で、青い棒グラフが【HDV】の決算時における【2013】の純資産です。
一番右の2025年5月は55.89億円で結構増えています。増加率は3月からは1.30倍、2月からは1.37倍なので、結構希薄化されています
2013は設定から間もない2024年3月の純資産が16.66億円と売れ行きがあまりよくなかったです。その後の純資産は着実に増えているので、分配金は結構希薄化されるわけです。
分配金利回りの差は?
分配金利回りの差を見てみましょう。青い棒グラフが【HDV】の分配金利回り、赤い棒グラフが【2013】の分配金利回り。どちらも決算時のものです。
分配金利回りの5回の平均は【HDV】が3.48%、【2013】が2.62%なので、結構差がありますね。
分配金額を比較
こちらは分配金額の比較。通貨が異なるので、分配金利回りの差に合わせて調整しました。
分配金利回り同様、【HDV】の方が多く、差がある感じですね。
東証版DGRO【2014】の5度目の分配金はどうか?
続いて、【2014】と【DGRO】を比較します。
上の表は、【2014】の分配金データです。
今回の分配金は1.0円。それを年間換算すると4.0円。外国税を戻して4.44円。基準価額から分配金利回りを出すと1.97%でした。
下の表は、【DGRO】の分配金データです。
直近3月の分配金は0.3109ドルで、年間換算した分配金利回りは2.02%です。
【2014】と【DGRO】の分配金利回りの、パーセンテージ差はマイナス2.5%です。わずかですね。
下の表は、【2014】の決算ごとの純資産の変化と増加率です。
【DGRO】の直近の決算は3月で、当時の2014の純資産は80.35億円、【2014】の今回の5月決算では78.25億円に減っており、2.6%減です。
【2014】の前回決算は2月で、当時の2014の純資産は85.99億円、【2014】の今回5月決算では78.25億円に減っており、9.0%減です。
上の表の【2014】と【DGRO】の分配金利回りのパーセンテージ差はマイナス2.5%です。
純資産はわずかに減っており、分配金利回りの差もわずか2.5%です。どちらも差は少ないため、今回は希薄化が起きていないことになります。
ちなみに前回の2月時点では、純資産の増加率は29.5%増と38.4%増。
上の表の【2014】と【DGRO】の分配金利回りのパーセンテージ差はマイナス38.7%でした。30%台で、ほぼ同じというわけです。
純資産総額の変化を確認
決算時の【2014】の純資産の比較をグラフにするとこんな感じです。
赤い棒グラフが【2014】の決算時における【2014】の純資産で、青い棒グラフが【DGRO】の決算時における【2014】の純資産です。
2月と3月は85億円と80億円、今回5月は78億円なので、わずかに減りました。そのため分配金の希薄化はほとんどなかったと言えます。
トランプ関税ショックの影響で、【DGRO】の価格が結構下がったので、純資産もわずかに減りました。そのため、今回は分配金の希薄化はほぼなかったです。
年初来リターンを確認
今回、【HDV】の東証版【2013】は純資産が増えて希薄化が起きたのに、【DGRO】東証版の【2014】は純資産がわずかに減り希薄化が起きなかった理由について説明します。
こちらは、米国の高配当や増配ETFの年初から5月9日までのトータルリターン。年初来リターンです。
【HDV】は左から6つ目で、年初来リターンは2.8%と、トップクラスの成績です。そのため、純資産も増えて分配金の希薄化が起きました。
一方、【DGRO】は右から4つ目です。年初来リターンはマイナス0.8%。今ひとつの成績です。そのため、純資産がわずかに減り、分配金の希薄化はあまり起きなかったということです。
つまりリターンが良いと純資産が増えて、分配金の希薄化が起きるわけです。
【HDV】は株価が好調なため、分配金が希薄化されて少なくなり、ハイテクがやや多めの【DGRO】はトランプ関税ショックを受けて株価が低迷したため、分配金の希薄化はあまり起きなかったということです。
分配金利回りの差は?
分配金利回りの差を確認しましょう。青い棒グラフが【DGRO】の分配金利回り、赤い棒グラフが【2014】の分配金利回り。どちらも決算時のものです。
分配金利回りの5回の平均は【DGRO】が2.25%、【2014】が1.82%なので、少し差がありますね。
ただ、一番右の直近はどちらも2%ぐらいなので、ほぼ同じです。
分配金額を比較
こちらは分配金額の比較。通貨が異なるので、分配金利回りの差に合わせて調整しました。
一番右の直近はほぼ同じですね。
【Tracers・SCHD】が5月29日に登場!
米国高配当ETF「SCHD」の投資信託版の第三弾がトレイサーズから登場
✅正式名称は「Tracers DJ USディビデンド100(米国高配当株式)年4回分配型」。
✅略称/愛称は「Tracers・SCHD」
✅対象指数は「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス(配当込み)」
✅設定は2024年5月29日
✅信託報酬は0.10725%。ETFに支払う金額が0.06%。計0.16725%
✅決算は年4回。分配金は1、4、7、10月の各4日
✅購入可能な証券会社はSBI証券、マネックス証券
SCHDはどんなファンドか?
こちらは公式サイトに掲載されていた、SCHDの銘柄選定方法です。
最初に配当実績、規模、流動性でスクリーニングをして、その中から配当利回り上位半分に絞ります。
次に、配当利回り、増配率、財務健全性、経営効率の4項目でランクづけをして、ランキングの上位100銘柄が選ばれます。
米国企業の中から、規模が大きく、財務が健全、経営効率が優秀、直近5年の増配率の高い、高配当銘柄を、時価総額加重平均で組入れるというものです。
財務健全、増配、高配当という三拍子が揃った銘柄を集めたイメージですね。
これまでの配当支払い実績があり、かつ今後も継続して配当を支払い、さらに増配する可能性のある高配当銘柄の集合体という見方もできます。
SCHDで毎月分配が可能に!
こちらは米国高配当ETFが対象の投資信託の決算日です。分配金はこの数日後に振り込まれます。
今回、トレーサーズのSCHDが発売になったことで、これまでの楽天SCHDとSBI・SCHDを合わせると、毎月分配が実現します。表の上3つです。
トレーサーズSCHDの分配金は1、4、7、10月。楽天SCHDの分配金は2、5、8、11月。SBI・SCHDの分配金は3、6、9、12月です。全て保有して、SCHDで毎月分配を狙うのもいいかもしれないですね。
下の4つは、VYM、VIG、SPYDの投信版です。こちらも併せて保有すると、いいかもしれないですね。
SCHD3投信を比較!
続いて、トレイサーズSCHDとSBI・SCHD、楽天・SCHD投信の信託報酬を比較します。
信託報酬の合計はSBI・SCHDや楽天・SCHDは0.1238%で、トレイサーズSCHDは0.16725%なので、トレイサーズSCHDはやや高いです。
ポイント還元はSBI・SCHDが0.022%、トレイサーズSCHDは他の商品をみると、おそらく0.04%になりそうです。
これを加味した実質コストは、SBI・SCHDが0.1018%と最も低く、トレイサーズSCHDは0.12725%ほど、楽天・SCHDは0.1238%です。
いずれもかなり低いですが、わずかにSBIが優勢です。
SBI・SCHDと楽天・SCHDの次回分配金はどうなるか?
さて、次回のSBI・SCHDと楽天・SCHDの分配金がどうなるか気になりますね。
SBI・SCHDは現在の基準価額が8864円と1万円を大きく下回っているので、次回6月の分配金は0、もしくは通常の半分くらいになる可能性はあります。
過去に基準価額が1万円を下回っていたSBI・JREITの分配金は、配当収入の半分ぐらいにしたことがあります。
一方、楽天・SCHDの現在の基準価額は9460円。楽天・SCHDは二重課税調整対策をするので、米国の分配金がそのまま投信の分配金になりそうです。
分配金は普通に出そうな気はしますが、基準価額が1万円を下回っていたら、減らす可能性もあります。
いずれにせよ、元本払戻金になる人は多そうです。
米中の関税戦争が終止符を打ちそうな流れになってきたので、どちらのファンドも、決算時に基準価額が1万円以上に回復するのを期待したいですね。
1万円を下回っていた場合の分配金については、予測するのは難しいですね。運用会社次第です。
【JEPQ】の2025年5月分配金は0.5979ドル。先月より10.6%増
ここからはカバードコールETFです。
JPモルガン・アセットマネジメントの5月分配金について見ていきます。
まずはJEPQです。米国の大型成長株を保有し、ELNを通じてナスダック100指数に対するアウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを売却するカバードコールETFです。
5月の分配金は0.5979ドルで、先月より10.6%増と多かったです。
分配金と価格を比較
毎月の分配金と先月末のETF取引所価格の比較です。
数値がちょうど二桁異なるので、赤い折れ線グラフの取引所価格に対して、青い棒グラフの分配金が重なると月利1%になり、年間分配金利回りは12%の目安となります。
今回の2025年5月は右端で、分配金は0.5979ドルで、先月末の価格は51.08ドルなので、分配金が突破しています。直近利回りは14%近いです。
分配金とボラティリティを比較
JEPQの分配金と、ナスダック100指数のボラティリティを示すVXNの関係です。
ボラティリティが大きいほど、獲得できるプレミアムが大きくなる傾向と言われています。
トランプ関税ショックのあった2025年4月は、VXNが43まで上がりました。そのため、5月の分配金は0.6ドル弱まで増えました。
青い折れ線のVXNが上がったら、1カ月遅れて赤い階段面の分配金が増えるイメージです。
VXNと分配金ともに過去最高水準まで上がっています。
価格、分配金利回りの比較
JEPQの取引所価格と分配金利回りの比較です。
青い線が取引所価格、赤い線が過去12カ月の分配金から出した12カ月利回り、黄色の線が直近分配金を1年換算した直近利回りです。
5月の分配金は0.5979ドルで、直近利回りは13.9%、12カ月利回りは11.49%です。
2024年の12カ月利回りは9%台で推移していましたが、最近は11%以上まで上昇しています。
【JEPI】の2025年5月分配金は0.4879ドル。先月より19.6%増
続いてJEPIを見ていきます。
米国の大型株を保有し、ELNを通じてS&P500指数に対するアウト・オブ・ザ・マネーのコールオプションを売却するカバードコールETFです。
5月の分配金は0.4879ドルで、先月より19.6%増と多かったです。
分配金と価格を比較
毎月の分配金と先月末のETF取引所価格の比較です。
2023年以降は、取引所価格よりも分配金の棒グラフがかなり下なので、分配金利回りは12%に届いていません。
今回の2025年4月は右端で、分配金は0.4879ドルです。最近の中では一番多く、取引所価格の近くまで上昇しています。
分配金とボラティリティを比較
JEPIの分配金と、S&P500指数のボラティリティを示すVIXの関係です。
トランプ関税ショックのあった2025年4月は、VIXが52まで上がりました。そのため、5月の分配金は0.5ドル弱まで増えました。
1つ前のJEPQと同様に、青い折れ線のVIXが上がったら、1カ月遅れて赤い階段面の分配金が増えるイメージです。
価格、分配金利回りの比較
JEPIの取引所価格と分配金利回りの比較です。
青い線が取引所価格の終値、赤い線が過去12カ月の分配金から出した分配金利回り、黄色の線が直近分配金を1年換算した分配金利回りです。
最近の12カ月利回りは以前よりも上がり、8%台です。
現在、黄色の線の直近利回りは10.52%、赤い線の12カ月利回りは8.07%です。今回分配金が多かったので、直近利回りは10%を超えました。
【IQQQ】の2025年5月分配金は1.5518ドル。先月より71.6%増
IQQQはプロシェアーズのETFです。
ナスダック100が対象のカバードコールETFです。
日次でカバード・コール戦略を行うので、ボラティリティの影響がかなり大きいですね。
これまで分配金は13回出ましたが、不安定です。0.3ドル台が多いですが、少ない時は0.1ドル台、多い時は0.8ドル以上になります。
今回の2025年5月は右端で、分配金は1.5518ドルです。先月より71.6%増で、先月の最高額を大幅に更新しました。
分配金とボラティリティを比較
IQQQの分配金と、ナスダック100指数のボラティリティを示すVXNの関係です。
ボラティリティが大きいほど、獲得できるプレミアムが大きくなる傾向と言われています。
トランプ関税ショックのあった2025年4月は、VXNが43まで上がりました。そのため、5月の分配金は1.5518ドルまで増えました。
青い折れ線のVXNが上がったら、1カ月遅れて赤い階段面の分配金が増えるイメージです。
VXNと分配金ともに過去最高水準に上がりました。
価格、分配金利回りの比較
IQQQの取引所価格と分配金利回りの比較です。
青い線が取引所価格です。あまり変化はなく、ほぼ横ばいですね。
黄色の線が直近分配金を1年換算した直近利回りです。2%から50%まであり、幅広いです。10%ぐらいの時が多いですね。直近は50.37%とありえないぐらい高いです。
赤い線が過去12カ月の分配金から出した12カ月利回りで、先月から登場しています。直近2回の分配金がかなり多かったので、現在は16.04%と高水準です。
IQQQの分配金利回りがブレているのは、日次カバードコール戦略のためです。ボラティリティが高いと大幅に増えますが、安定するとかなり減ります。ある程度分配金が安定しているJEPQやQYLDとは対極と言えるかもしれません。
東証版QYLD【2865】とQYLDの最新分配金を確認
続いて東証ETFを見ていきます。【2865】(東証版QYLD)です。分配金と取引所価格の比較です。
数値がちょうど二桁異なるので、赤い折れ線グラフの取引所価格に対して、青い棒グラフの分配金が重なると月利1%になり、年間分配金利回りは12%の目安となります。
ただし東証版は外国税の10%が引かれた状態の数値です。なので、取引所価格より10%ほど低いあたりが月利1%と考えてください。
5月の分配金は8円で、先月より1円減りました。価格が下がった分だけ、分配金が減った感じですね。
QYLDの分配金と基準価額を確認
こちらは、【QYLD】の分配金と基準価額の比較です。
直近の4月の分配金は0.1598ドル。先月より6.2%減です。
トランプ関税ショックで価格は下がりましたが、分配金は基準価額の1%満額でした。
VXNとQYLDのオプションプレミアムを比較
続いて、ナスダック100指数のオプション価格から算出されるボラティリティを示す【VXN】と、【QYLD】が獲得したオプション・プレミアムの関係をチェックします。
VXNとQYLDのオプションプレミアムはほぼ連動しています。
4月のVXNの値は43まで上がりました。そのため、直近のオプションプレミアムは3.94%と多かったです。
オプションプレミアムが多くても、分配金の上限は基準価額の1%です。残りは価格に再投資されます。
東証版XYLD【2868】とXYLDの最新分配金を確認
つづいて【2868】(東証版XYLD)の分配金と取引所価格の比較です。
5月の分配金は7円で、先月より2円減りました。価格が下がったので、分配金も減りました。
XYLDの分配金と基準価額を確認
こちらは【XYLD】の分配金と基準価額の比較です。
4月の分配金は0.3774ドルで、先月より5.8%減でした。
XYLDの分配金は満額の1%にならないことが多いですが、相場が不安定だった直近2カ月は満額です。赤い線に青い分配金が重なっています。
VIXとXYLDのオプションプレミアムを比較
S&P500指数のオプション価格から算出されるボラティリティを示す【VIX】と、【XYLD】が獲得したオプション・プレミアムの関係をチェックします。
VIXとXYLDのオプションプレミアムもほぼ連動しています。
トランプ関税ショックのあった2025年4月は、VIXが52まで上がりました。そのため、直近のオプションプレミアムは3.50%と多かったです。
【1651】の5月分配金は28円。対前年同期21.7%増
最後に、ダイワアセットの【1651】の分配金について見ていきます。正式名称は、iFreeETF TOPIX高配当40指数です。
TOPIX100構成銘柄のうち、配当利回りが相対的に高い40銘柄により構成されたETFです。
分配金は年4回ですが、2月と8月は少ないです。
2025年5月の分配金は28円です。対前年同期21.7%増です。
分配金利回りは2.81%とそれほど高くないですが、増配率は3年18.9%、5年13.6%とかなり高水準です。
まとめ
✅東証版HDV【2013】、東証版DGRO【2014】の5度目の分配金はどちらも1円
✅2013は純資産が増えたので希薄化されたが、2014は純資産が横ばいで、本家とほぼ同じ
✅Tracers・SCHDが5月29日に登場。SBIや楽天のSCHD投信と合わせると毎月分配に
✅楽天とSBIのSCHD投信の次回分配金は、基準価額が1万円以下なら少なくなる可能性あり
✅カバードコールETF・JEPQ、JEPI、IQQQの5月分配金はボラが大きく、大幅増配
✅東証版QYLD【2865】、東証版XYLD【2868】は価格が下がった分だけ、5月分配金はやや少なめ。QYLDやXYLDは直近2カ月は満額
✅1651(iFreeETF TOPIX高配当40指数)の5月分配金は28円。対前年同期21.7%増
【SCHDはNo.1ではない!?】米国の高配当&増配12ETFの様々なデータを徹底比較。2度の暴落で耐性のあったETFは? リターン、リスク、シャープレシオ、セクター、増配率の比較で、特徴を浮き彫りに(2025年3月分配金決定)












