✅楽天SCHD(楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))が最初の分配金を発表
✅235A(グローバルX 高配当30-日本株式 ETF)が2度目の分配金を発表
✅1698(上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100))が取引単位を変更
楽天SCHD(楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))が最初の分配金を発表
2月25日に楽天SCHDが初回分配金を発表しました。正式名称は楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)です。85円です。
外国税の10%を戻すと94.4円、1年換算で377.6円。基準価額は10,595円なので、分配金利回りは3.56%です。
米国のSCHDの分配金利回りは3.52%なので、ほぼ同じですね
なぜ少なかったのか?
こちらは楽天SCHDの基準価額の推移です。
昨年の9月に1万円でスタートし、2月25日現在は10595円です。
基準価額があまり上がっていないので、分配金はやや抑えめにしたのかもしれません。
昨年末ごろに購入した人は、基準価額が1万1000円前後だったので、元本払い戻し金になってしまいます。
元本払戻金(特別分配金)とは?
こちらが以前の動画やブログで紹介した元本払戻金の内容。
基準価額より自分の購入価格が高い場合は、分配金は元本払戻し金になってしまい、非課税となります。右側のケースですね。
投資信託の分配金は?
投資信託の分配金は4つに分けられます。
(1)が組入銘柄の配当収入、インカムゲイン。
(2)は売買益や評価益、キャピタルゲイン。
(3)は分配準備積立金、今期の分配金として支払われなかったインカムゲインやキャピタルゲインが、翌期決算に繰り越された額。
(4)は収益調整金。分配金の希薄化を防ぐために、新規購入の資金を分配原資に充てたもの。
ETFは基本的にインカムゲインが分配金。
投資信託は、インカムゲイン以外にも、キャピタルゲイン、分配準備積立金、収益調整金からも分配金を出すことが可能で、運用会社による裁量が大きいです。
楽天SCHDは設定から5カ月ほど経過したので分配対象額は結構たまっていたと思います。多く出そうと思えば出せた気がしますが、基準価額があまり上がっていないので、控えめにしたと考えられます。

SCHDの上位銘柄は?
SCHDは日本の証券会社では購入できませんが、moomoo証券のアプリやデスクトップ画面では、様々なデータを見ることが可能です。
左は組入上位10銘柄。アッヴィ、コカ・コーラ、アムジェン、シスコ・システムズ、ファイザーの順です。ヘルスケアが多いですね。上位10銘柄で42.8%なので、やや集中投資です。
235A(グローバルX 高配当30-日本株式 ETF)が2度目の分配金を発表
2月25日に、東証上場ETFの【235A】の2度目の分配金が発表されました。
【235A】は日本の高配当30銘柄を集めたETFで、昨年の8月に設定されたばかりです。正式名称は、グローバルX 高配当30-日本株式 ETF。
今回の分配金は3円、前回は12円でした。
日本株は3月決算で年2回配当がほとんどなので、ETFで年4回分配金を出すと、2回が多く、2回が少ないケースが多いです。今回は少ない回ですね。
取引所価格は1000円からスタートで、現在は1011円ほどです。
分配金を1年換算して出した分配金利回りは2.97%ほどです。分配金利回り3%弱ですが、これは希薄化されている可能性があります。
235Aの運用資産の伸びは?
こちらが【235A】運用資産の変化。当初は6.87億円で、6カ月で51億円になりました。
組入銘柄の配当を出すタイミングと、ETFが分配金を支払うタイミングにずれがあり、その期間にETFの規模が大きくなると、分配金が薄まってしまいます。
これを希薄化と言います。ETFの場合、設定当初の1~2年は、このような現象が起きる場合が多いです。
【235A】は、半年で規模が7.4倍ほどになりました。右側の変化率が大きいですね。
moomoo証券では、資産の変化についてのデータもあります。これはうれしい情報です。
【235A】の直近2回から出した分配金利回りは3%弱ですが、実際はもう少し高そうです。4%前後ぐらいかなと思います。

1698(上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)が一口から購入可能に
日興アセットマネジメントのETFが、売買単位を引き下げることになります。
高配当ETFだと1698(上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100))が、10口単位から1口単位になります。
取引所価格が3000円ぐらいなので、これまでは3万円ほど必要でしたが、3000円から購入可能です。
4月9日から実施されます。これはうれしいですね。
【1698】はたかにんもNISA成長投資枠で購入しています。
1698はどんな銘柄で構成されているのか?
【1698】の上位10銘柄を確認しましょう。moomoo証券の画面のものです。
キヤノン、日本たばこ産業、三菱UFJフィナンシャルグループが上位3銘柄です。上位10銘柄で全体の46%ほどなので、やや集中投資です。
1698の分配金の特徴は?
【1698】は決算月ごとに銘柄を分ける方式を採用しているため、年4回の分配金がほぼ均等になるETFです。
設定されたのが2010年なので、日本の高配当ETFでは最古参の部類です。10年増配率は11.3%と高水準です。
直近2025年1月の分配金は26.7円で、対前年同期18.1%増でした。
まとめ
✅2月25日に楽天SCHDが初回分配金を発表。85円とやや少なめ
✅基準価額があまり上がっていないので、控えめにした可能性あり
✅2月25日に、235Aの2度目の分配金が発表。3円
✅分配金利回りは2.97%だが、設定から半年で規模が7倍になったため、分配金が希薄化された可能性あり。実際はもう少し高い
✅1698が4月9日より1株で購入可能に。従来の10株から変更。3000円ほどで購入可能に













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