産業用部品の大手ジェニュイン・パーツ【GPC】が、2020年2月18日に増配を発表しました。
これまで四半期ごとの配当が0.7625ドルだったのが、0.79ドルに上がります。年間配当は3.05ドルから3.16ドルになる予定です。増配率、年間増配率ともに3.6%の予定です。2020年2月20日の株価は98.5ドル近辺、配当利回りは3.21%です。
ジェニュイン・パーツ【GPC】の連続増配年数は64年です。
ジェニュイン・パーツ【GPC】の過去の配当、年間増配率
増配率は10年前と比べると、毎年少しずつ下がっています。表内の青字は予想です。次回の配当落ちは3月5日です。
ジェニュイン・パーツ【GPC】の今後の配当予想は?
現在と1、3、5年前の同時期の配当金額を比較して増配率を計算し、それを使って将来の配当金とYOCを予想しました。YOC(Yield on Cost)とは、購入単価あたりの配当利回りのことです。ジェニュイン・パーツ【GPC】株を2020年2月20日の株価98.5ドルで買った場合、将来の利回り(YOC)がいくらになるかという予測です。棒グラフが配当金予想、折れ線グラフがYOC予想です。
増配率は過去1年が3.6%、過去3年が5.4%、過去5年が5.1%でした。現在の配当利回りは3.21%です。もっとも増配率が低かった過去1年のペースで増配が続くと10年後のYOCは4.6%に、もっとも増配率が高かった過去3年の増配では10年後のYOCは5.4%になります。配当利回りはまずまず高いですが、増配率が今ひとつなので、将来YOCはそれなりになりそうです。
ジェニュイン・パーツ【GPC】をいつ買ったら正解だったか?
過去5年の配当利回りの平均は2.8%です。配当利回りは2.4~3.4%の間で推移しています。
黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。
YOCを上げるコツは(1)増配率の高い銘柄を買う、(2)連続増配年数の長い銘柄を買う、(3)株価が低迷しているときに買うなどがあります。いずれの場合もなるべく早い時期に買った方が、YOCは上がっていきますが、長期にわたって株価が右肩下がりの場合は最近購入した方が数値が上がります。
ジェニュイン・パーツ【GPC】は株価の変動があまりなく、増配率も少ないです。なるべく早い時期に購入すればYOCは高くなりますが、ものすごく高くなるというわけではないようです。過去5年で最もYOCが高いのが2015年9月頃に買った場合で、現在約3.8%になっています。
ジェニュイン・パーツ【GPC】の財務データは?
ジェニュイン・パーツ【GPC】の財務データです。安定はしていますが、今後急激に成長することはなさそうです。
まとめ
一般消費財セクターの銘柄を比較しました

