【HDV】の組込銘柄を4カ月前と比較、組込銘柄の減配もチェックして、今後の可能性を検証しました

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ブラックロック社のiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【HDV】は、モーニングスターの配当フォーカス指数に連動したETFです。財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国籍企業75銘柄で構成されています。

毎年3、6、9、12月の計4回組み換えがあります。前回の銘柄一覧を紹介したのが2020年1月8日のデータでした。最新の5月14日のデータと比較して、どのように変化したかを検証しましょう。さらに、組込銘柄の減配状況もチェックします。

※ハリバートン【HAL】の減配が決まりましたので、追記しました(2020/5/21)

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【HDV】を組込比率の高い銘柄順に並べる

まずは、現在の【HDV】に組み込まれている銘柄を保有比率の高い順に並べましょう。エクソン・モービル【XOM】が9.9%でトップ、AT&T【T】が2番手で8.2%。以下ジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】が7.5%、シェブロン【CVX】、ベライゾン【VZ】、ファイザー【PFE】と続きます。

組込比率1%以上あるのが上位23銘柄で、全体の約84%を占めています。円グラフの10時ごろの【VLO】が23番目の銘柄です。そして組込比率1%未満の52銘柄が、残りの約16%の部分に入ります。【HDV】は上位20銘で約8割が構成されています。

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1月と5月のセクター比率の変化は?

【HDV】に組み込まれている銘柄のセクターの占める割合を、1月7日と5月14日で比較しました。割合が大きく増えたセクター別は、ヘルスケアで16.4%から21.4%になりました。

逆に減らしたのは金融セクターで、10.7%から5.5%に減少しました。

通信サービスは微減、エネルギーセクターは微増といったところでしょうか。

 

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【HDV】全75銘柄の1月と5月の保有比率の比較は?

下の表はHDV】全組込銘柄を2020年1月7日と2020年5月14日で比較したものです。保有比率の大きい順に並べました。左側(1月7日)の銘柄のティッカーの背景が灰色になっているのが、3月に除外された銘柄です。右側(5月14日)の銘柄のティッカーの背景がピンク色なのが、3月に新たに組み込まれた銘柄です。

3月に除外された銘柄、追加された銘柄

3月に除外された銘柄と、追加された銘柄を抜き出してみました。12銘柄が除外されて、新たに13銘柄が追加されました。最初のセクター別構成比率で金融の割合が5%ほど減っていましたが、ウェルズ・ファーゴ【WFC】がなくなったためのようです。スリーエム【MMM】やギリアド・サイエンシズ【GILD】も除外されました。新たに追加されたのはメルク【MRK】、ドミニオン・エナジー【D】、コノコフィリップス【COP】などです。

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【HDV】全75銘柄の減配状況はどうか?

【HDV】の組込銘柄の減配状況はどうでしょうか?

組込比率1.7%で上位14番目のシュルンベルジェ【SLB】は75%の減配が決まっています。

組込比率0.65%で上位31番目のラスベガス・サンズ【LVS】は無配転落のようです。

組込比率0.53%で上位35番目のハリバートン【HAL】は75%の減配が決まりました。

それ以外の上位組込銘柄は、今のところ減配はなさそうです。

 

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【HDV】を買うタイミングを考える

下のグラフは過去5年の【HDV】の株価、配当利回り、YOCです。配当利回りは過去1年間の配当額を元に算出しました。過去5年の配当利回りの平均は3.51%です。配当利回りはおおむね3.2~4.1%の間で推移しています。現在の【HDV】の配当利回りは4.18%なので、過去と比べて高い水準にあります。

※黄色の線はYOC(Yield on Cost)です。過去5年に購入した場合、現時点での購入単価当たりの利回りが何%になっているかを、過去に買ったタイミングごとに示しています。配当利回り(赤い線)と連動した動きになります。

今年に入ってからの【HDV】の株価と配当利回りは?

先ほどのグラフは少し大雑把なので、もう少し細かく1日ごとのデータで見ていきます。下のグラフは、2020年に入ってからの【HDV】の株価と配当利回りです。青線が株価(左軸)で、赤線が配当利回り(右軸)です。配当利回りは3.5%弱で推移していましたが、2月半ば以降は株価が暴落して、3月23日には配当利回りが5.18%まで上昇しました。現在は株価が戻り、配当利回りは4.18%です。

 

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まとめ

いかがでしたか? 【HDV】は上位組込銘柄で減配が3銘柄なので、安定しています。財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当を支払うことのできる銘柄を選んでいるだけのことはありますね。

同じ高配当銘柄の【SPYD】は除外&減配がすでに20銘柄弱ありました。S&P500の配当利回りの高い順に80銘柄を選んだだけなので、仕方ないかもしれません。

景気が上昇している局面なら【SPYD】の配当利回りの高さがモノを言いますが、暴落局面や景気停滞期は【HDV】や【VYM】を選んだほうがよさそうですね。

 

 

 

 

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