2024年10月終了時点でのアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。
この1カ月で購入or売却した商品(外貨建て口座)
外貨建て口座で、この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。
ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンド【DHS】を少し買い増しました。
この1カ月で購入or売却した商品(円建て口座)
円建て口座で、この1カ月で新規購入したのはOne ETF 高配当日本株【1494】、NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信【1577】です。
追加購入したのは、Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)、SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型) 、SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・F(年4回決算型) です。1489、VYM、VIG、SPYDの投信版ですね。いずれもクレカ積み立てです。
アセット・アロケーションは?
大雑把なアセット・アロケーションです。「日米以外株」の中に、わずかですが米国株と日本株が含まれています。
1カ月前からの変化は、米国株が64.2%から65.5%に増え、日本株が19.3%から18.2%に減りました。
株式のセクター比率は?
株式ETFや投信の中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で22.6%で、資本財が14.8%、情報技術が11.2%、ヘルスケアが11.0%、一般消費財が8.9%、生活必需品が8.6%と続いています
先月との比較では、ほとんど変わらずです。資本財が少し減りました。
金融が多いのはBDC銘柄を多く保有しているからですね。資本財が2位なのは、かなり昔に購入した日本株の商社銘柄が好調だからです。
種類別に分けたポートフォリオ
種類ごとに分けました。外貨建て口座はETFが21銘柄、BDC銘柄が15銘柄、米国個別株が12銘柄の計48銘柄です。円建て口座はETFが13銘柄、投資信託が7銘柄、日本個別株が9銘柄の計29銘柄です。合わせて77銘柄ですね
それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が現在8.1%で最多です。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【HDV】で5.4%です。
超高配当ETFは最終的に1銘柄あたりの上限は2%が目標です。【QYLD】が2.7%と少し比率が高いですね。
※東証ETFが米国ETFと同じ場合は、米国版ETFの名称にまとめています
ポートフォリオの将来像
最終的には、米国配当系を27.5%、債券、カバードコール、BDC、米国個別株、日本個別株を10%ずつ、米国インデックス&低配当、米国外を7.5%ずつ、日本配当系を5%、米国不動産を2.5%にしようと考えています。日本配当系はもう少し増やすかもしれません。
分配金利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限は10%に抑えたいですね。
全保有銘柄と比率
全保有銘柄をカテゴリ別に並べたものです。銘柄ごとの比率、小分類(カテゴリ)の比率も右端にあります。小分類内の並びはティッカーコードのアルファベット順です。
保有銘柄を比率の高い順に並び替える
比率の高い順に並び替えました。【VYM】が7.94%で首位。なお、【VYM】は投信版が70位で0.16%ほどあります。
【HDV】が5.37%で続いています。三井物産【8031】が3位です。4.19%です。
種類ごとに、銘柄の比率とYOCをチェック!
ここからは種類ごとに比率やYOCなどを見ていきます。まずは表の見方です。
「債券」の横に書いてある数値は合計比率。つまり、債券の合計比率。その下の数値は、各銘柄やETFの比率です。
左から2列目の「分配頻度」は年何回、分配金や配当が出るかという意味です。「12」なら毎月分配型です。右から3列目の分配金利回りは現時点での利回り。ETFの場合は、過去1年分配金を現在の株価で割って計算します。個別銘柄の場合は直近の配当を1年換算したものを使用します。
右から2列目の元本利回り(YOC)は、現在の過去1年分配金を取得価格で割って計算したものです。自分利回りとも言います。株価が安い時期に買って、増配すれば、YOCは上がります。
一番右の「YOC-利回り」は、YOCが現在利回りよりも高いかどうかです。赤字がマイナスです。この数値は外貨建て口座の場合は、円換算せずにドルのままで計算しています。
債券ETFは、分配金利回りの高めのETFばかりです。【SRLN】はシニアローン、【2866】は優先証券、【YYY】は債券を中心とした高利回りのクローズドエンド型ファンドを集めたものです。全て毎月分配型なので、FIRE向けの商品と言えるかもしれないですね。
【SPHY】は、米国のハイイールド社債が対象のETFです。2024年11月の分配金は0.1540ドル。先月より2.4%増。
王道インデックスはコロナ・ショックの頃に購入
続いて「米国インデックス&低配当ETF」。【DIA】【VTI】などのインデックスと、配当系の中で分配金利回りの低い【VIG】が中心です。3つのETFともに、2019~20年に購入したので、一番右側の「YOC-利回り」が好調です。
【VIG】は全米の10年以上連続増配銘柄を対象としたETF。2024年9月の分配金は0.8351ドル。前年同期より8.4%増でした。
米国配当系ETFはポートフォリオのコア
次は「米国配当系ETF」。ポートフォリオの中心です。保有比率は【VYM】が全体の1位、【HDV】は全体の2位です。
この両銘柄は2020年と2021年を中心に購入したので、YOCは高くなっています。【VYM】は特定口座で保有していますが、新NISAでも少し保有しています。
【DVY】は2024年に旧NISAから新NISAに移行しました。【SDY】は旧NISAにあるので、今後新NISAにスライドさせる予定です。
【DVY】は財務が健全で、配当の支払い実績と余力がある好配当銘柄を集めたETF。10年増配率は7.2%となかなか。2024年9月分配金は1.549611ドル。前年同期より5.8%増でした。
高い利回りが魅力のカバードコールETF
次は「カバードコールETF」。オプション取引を使って、分配可能な収益を確保するETFです。
いずれも分配金利回りが高いので、魅力的ですが、保有比率は各ETF上限2%ぐらいにして、計10%ぐらいを考えています。【2865】は東証版【QYLD】、【2868】は東証版【XYLD】です。
【JEPQ】の11月分配金は0.4936ドル。先月より10.4%減でした。8月と9月はボラティリティが上がり分配金は多かったですが、少し減りましたね。
毎月の分配金(青棒)と取引所価格(赤線)の比較。二桁異なり、棒グラフと折れ線グラフが重なると月利1%、年利12%の目安です。分配金利回りは12カ月が9.7%、直近利回りは10.8%。
不動産は近年やや不調
「米国不動産ETF」は【XLRE】と【1476】です。
【XLRE】はS&P500の不動産セクターが対象のETF。組入銘柄は約30銘柄と少なく、少数精鋭です。
【XLRE】の分配金推移です。長期では、わずかに増えています。2024年9月の分配金は0.3115ドル、前年同期から7.0%増です。
米国以外を保有して分散投資
「米国外ETF」はETFが3つ、投資信託が1つです。【DEM】は新興国高配当、【FGD】は先進国高配当、【VXUS】は米国を除く世界全体が対象のETFです。
【FGD】は先進国が対象の高配当ETFなので、米国も少し含まれています。便宜上、このカテゴリに入れました。
【DEM】は新興国が対象の高配当ETF。2024年9月の分配金は1.06ドル。対前年同期3.6%減でした。
日本の証券会社で購入不可能となってしまったBDC銘柄
BDC銘柄は全部で15銘柄。
BDCとは新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。利益の90%以上を配当に充てるため、配当利回りはかなり高いです。
※増配率は特別配当は含めず
エイリス・キャピタル【ARCC】は、BDCの最大手。2024年12月の分配金は0.48ドル。前年同期と同じです。
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最近は購入していない米国個別株
続いて、米国の個別株です。全部で12銘柄。【BTI】は欧州個別株ですが、便宜上ここに入れておきます。
最近はETFばかり買っているので、ここ2年ほどは買っていません。
ほとんどが増配銘柄なので、YOCは高くなっています。アッヴィ【ABBV】は現在の配当利回りが3.0%で、YOCは8.1%と高くなりました。ブロードコム【AVGO】は現在の配当利回りが1.2%で、YOCは6.9%。どちらも2019年~2020年に購入して、ここまで上がっています。すさまじい増配率です。
※増配率は直近の過去1年配当と〇年前の同時期を比較して計算
テキサス・インストゥルメンツ【TXN】は2024年9月に増配を発表しました。配当が1.30ドルから1.36ドルになります。4.6%増です。
日本配当系は最近新規購入しています
【1489】【1698】【2529】は、2024年から新NISAの成長投資枠で購入しました。全部で11銘柄あります。【2641】は配当系ではありませんが、ここに入れておきます。
【1489】(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型ETF)は日本の高配当ETF。2024年10月の分配金は38円。2024年の年間分配金は78円で、前年より11%増と好調でした。
日本の個別株は、かなり前に買った銘柄が目立つ
最後は日本個別株。全部で9銘柄です。日本株は10数年前に購入したものと、4年ほど前に購入したものの2パターンあります。10数年前に購入して、保有し続けた銘柄のYOCは素晴らしいですね。
加賀電子【8154】のYOCは21.9%と高くなりました。三菱商事【8058】は18.3%、三井物産【8031】は16.7%、アイナボ【7539】は9.3%です。いずれも10数年前に購入した銘柄です。
加賀電子【8154】とアイナボ【7539】は2024年10月1日に、1対2の株式分割を行いました。
※2025年は予想です。増配率は2025年3月期の過去1年配当と、○年前を比較して計算
三井物産【8031】は2024年6月30日に1対2の株式分割を行いました。
分配金利回り(配当利回り)とYOCは?
配当利回り(分配金利回り)と、YOC(Yield On Cost/投資元本に対する利回り)は以下の通りです。加重平均です。
・ドル建て口座の配当利回りは5.01%、YOCは6.25%
・円建て口座の配当利回りは4.85%、YOCは7.56%
・全口座の配当利回りは4.97%、YOCは6.54%
10月末は9月末と比べて、円建て口座の配当利回りやYOCが上がりました。
ETFの運用会社は?
ETFの運用会社の比率も調べました。
ETF運用会社の比率は気にする必要はありませんが、いい感じにバランスが取れています。なお、米国のETFをSBIアセットの投信として販売してる場合は、SBIアセットでカウントします。
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今後の予定
11月は、引き続きクレカ積み立てで投資信託を買い増そうと思います。