2024年8月終了時点でのポートフォリオ

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2024年8月終了時点でのアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。

 

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この1カ月で購入or売却した商品(外貨建て口座)

外貨建て口座で、この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。

相場が軟調でボラティリティが上昇したので、分配金が増えそうな【JEPQ】を少しだけ追加購入しました。

 

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この1カ月で購入or売却した商品(円建て口座)

円建て口座で、この1カ月で新規購入したのは、Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)です。【1489】はNISAの成長投資枠で保有していますが、投信版を特定口座で少し買ってみました。クレカ積み立てです。

SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・F(年4回決算型)SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)を追加投資しました。SPYDとVIGの投信版ですね。こちらもクレカ積み立てです。

8月上旬に暴落したので、グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF【2865】、グローバルX 米国優先証券 ETF【2866】損出しして、翌営業日に同枚数を購入し直しました。

 

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アセット・アロケーションは?

大雑把なアセット・アロケーションです。「日米以外株」の中に、わずかですが米国株と日本株が含まれています。

1カ月前からの変化は、日本株が17.1%から19.1%に増えました。

 

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株式のセクター比率は?

株式ETFや投信の中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で22.5%で、資本財が15.3%、ヘルスケアが11.0%、情報技術が10.8%、一般消費財が9.2%、生活必需品が8.6%と続いています

先月との比較では、一般消費財と生活必需品の順位が逆になりました。

金融が多いのはBDC銘柄を多く保有しているからですね。資本財が2位なのは、かなり昔に購入した日本株の商社銘柄が好調だからです。

 

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種類別に分けたポートフォリオ

種類ごとに分けました。外貨建て口座はETFが21銘柄、BDC銘柄が15銘柄、米国個別株が12銘柄の計48銘柄です。円建て口座はETFが11銘柄、投資信託が7銘柄、日本個別株が9銘柄の計27銘柄です。合わせて75銘柄ですね

それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が現在7.9%で最多です。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【HDV】で5.4%です。

超高配当ETFは最終的に1銘柄あたりの上限は2%が目標です。【QYLD】が2.6%と少し比率が高いですね。

※東証ETFが米国ETFと同じ場合は、米国版ETFの名称にまとめています

 

ポートフォリオの将来像

最終的には、米国配当系を27.5%債券、カバードコール、BDC、米国個別株、日本個別株を10%ずつ米国インデックス&低配当、米国外を7.5%ずつ、日本配当系を5%、米国不動産を2.5%にしようと考えています。日本配当系はもう少し増やすかもしれません。

分配金利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限は10%に抑えたいですね。

 

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全保有銘柄と比率

全保有銘柄をカテゴリ別に並べたものです。銘柄ごとの比率、小分類(カテゴリ)の比率も右端にあります。小分類内の並びはティッカーコードのアルファベット順です。

 

保有銘柄を比率の高い順に並び替える

比率の高い順に並び替えました。【VYM】が7.85%で首位。なお、【VYM】は投信版が72位で0.07%ほどあります。

【HDV】が5.40%で続いています。三菱商事【8058】が3位に浮上しました。4.15%です。

 

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種類ごとに、銘柄の比率とYOCをチェック!

ここからは種類ごとに比率やYOCなどを見ていきます。まずは表の見方です。

「債券」の横に書いてある数値は合計比率。つまり、債券の合計比率。その下の数値は、各銘柄やETFの比率です。

左から2列目の「分配頻度」は年何回、分配金や配当が出るかという意味です。「12」なら毎月分配型です。右から3列目の分配金利回りは現時点での利回り。ETFの場合は、過去1年分配金を現在の株価で割って計算します。個別銘柄の場合は直近の配当を1年換算したものを使用します。

右から2列目の元本利回り(YOC)は、現在の過去1年分配金を取得価格で割って計算したものです。自分利回りとも言います。株価が安い時期に買って、増配すれば、YOCは上がります。

一番右の「YOC-利回り」は、YOCが現在利回りよりも高いかどうかです。赤字がマイナスです。この数値は外貨建て口座の場合は、円換算せずにドルのままで計算しています。

 

債券ETFは全体の7.9%です。【SRLN】はシニアローン、【2866】は優先証券、【YYY】は債券を中心とした高利回りのクローズドエンド型ファンドを集めたものです。全て毎月分配型なので、FIRE向けの商品と言えるかもしれないですね。

 

【SPHY】は、米国のハイイールド債が対象のETFです。経費率が0.05%とかなり低いです。2024年9月の分配金は0.1552ドル。先月より2.0%増。

 

王道インデックスはコロナ・ショックの頃に購入

続いて「米国インデックス&低配当ETF」【DIA】【VTI】などのインデックスと、配当系の中で分配金利回りの低い【VIG】が中心です。全体の7.8%です。3つのETFともに、2019~20年に購入したので、一番右側の「YOC-利回り」が好調です。

 

【VIG】は10年以上連続増配を対象としたETF。2024年6月の分配金は0.8992ドル。前年同期より16.3%増でした。

 

米国配当系ETFはポートフォリオのコア

次は「米国配当系ETF」全体の24.6を占めており、ポートフォリオの中心です。保有比率は【VYM】が全体の1位【HDV】は全体の2位です。

この両銘柄は2020年と2021年を中心に購入したので、YOCは高くなっています。【VYM】は特定口座で保有していますが、新NISAでも少し保有しています。

【DVY】は旧NISAから新NISAに移行。【SDY】は旧NISAにあるので、今後新NISAにスライドさせる予定です。

8月は、SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス・F(年4回決算型)SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(年4回決算型)を追加投資しました。SPYDとVIGの投信版です。

 

【VYM】はオーソドックスな米国の高配当ETF。7年や10年増配率は6%台となかなか。6月分配金は1.0237ドル。前年同期より16.8%増でした。

 

高い利回りが魅力のカバードコールETF

次は「カバードコールETF」。オプション取引を使って、分配可能な収益を確保するETFです。

いずれも分配金利回りが高いので、魅力的ですが、保有比率は各ETF上限2%ぐらいにして、計10%ぐらいを考えています。【2865】は東証版【QYLD】、【2868】は東証版【XYLD】です。

 

【JEPQ】の9月分配金は0.5569ドル。先月より30.5%増。8月初旬に暴落があったため、ボラティリティが上がり、オプション・プレミアムを多く獲得できたため、分配金は大幅増でした。

毎月の分配金(青棒)と取引所価格(赤線)の比較。二桁異なり、棒グラフと折れ線グラフが重なると月利1%、年利12%の目安です。

 

不動産は近年やや不調

「米国不動産ETF」は【XLRE】と【1476】です。

【XLRE】はS&P500の不動産セクターが対象のETF。組入銘柄は約30銘柄と少なく、少数精鋭です。

 

iシェアーズ・コア Jリート ETF【1476】の分配金推移です。長期では、わずかに増えています。2024年8月の分配金は19円、前年同期から11.8%増です。

 

米国以外を保有して分散投資

「米国外ETF」は全体の5.8%で、ETFが3つ、投資信託が1つです。【DEM】は新興国高配当、【FGD】は先進国高配当、【VXUS】は米国を除く世界全体が対象のETFです。

【FGD】は先進国が対象の高配当ETFなので、米国も10%ほど含まれています。便宜上、このカテゴリに入れました。

 

【DEM】は新興国が対象の高配当ETF。2024年6月の分配金は0.6325ドル。対前年同期12.2%減でした。

 

ウィブル証券で購入不可能となったBDC銘柄

下の表はBDC銘柄全部で15銘柄。全体に対して11.0%ですね。

BDCとは新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。利益の90%以上を配当に充てるため、配当利回りはかなり高いです。

 

※増配率は特別配当は含めず

カーライル・セキュアド・レンディング【CGBD】は、世界3大プライベート・エクイティファンドと言われるカーライルのBDC部門。2020年の後半以降、毎回特別配当(追加配当)を出しています。


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最近は購入していない米国個別株

続いて、米国の個別株です。全部で12銘柄。全体に対して14.1%ですね。【BTI】は欧州個別株ですが、便宜上ここに入れておきます。

最近はETFばかり買っているので、ここ2年ほどは買っていません

ほとんどが増配銘柄なので、YOCは高くなっています。アッヴィ【ABBV】は現在の配当利回りが3.2%で、YOCは8.1%と高くなりました。ブロードコム【AVGO】は現在の配当利回りが1.4%で、YOCは6.9%。どちらも2019年と2020年に購入して、ここまで上がっています。すさまじい増配率です。

 

※増配率は直近の過去1年配当と〇年前の同時期を比較して計算

ブロードコム【AVGO】は2023年12月に増配を発表しました。配当が4.6ドルから5.25ドルになります。14.1%増です。2024年7月12日に1対10の株式分割を行いました。

 

日本配当系は最近新規購入しています

【1489】【1698】【2529】は、2024年から新NISAの成長投資枠で購入しました。全部で9銘柄あり、比率は3.1%です。【2641】は配当系ではありませんが、ここに入れておきます。

8月はTracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)を新規購入しました。9月末に最初の分配金が出ます。

 

 【1478】(iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF)は財務の健全性を重視した日本の高配当ETF。2024年8月の分配金は45円。2024年の年間分配金は89円で、前年より29%増と好調でした。

 

日本の個別株は、かなり前に買った銘柄が目立つ

最後は日本個別株全部で9銘柄あり、比率は15.8です。日本株は10数年前に購入したものと、3年ほど前に購入したものの2パターンあります。10数年前に購入して、保有し続けた銘柄のYOCは素晴らしいですね。

加賀電子【8154】のYOCは21.9%と高くなりました。三菱商事【8058】は18.3%、三井物産【8031】は16.7%、アイナボ【7539】は9.3%です。いずれも10数年前に購入した銘柄です。

加賀電子【8154】は2024年9月30日に1対2の株式分割を行うようです。

 

※2025年は予想です。増配率は2025年3月期の過去1年配当と、○年前を比較して計算

三井物産【8031】2024年6月30日に1対2の株式分割を行いました。

 

分配金利回り(配当利回り)とYOCは?

配当利回り(分配金利回り)と、YOC(Yield On Cost/投資元本に対する利回り)は以下の通りです。加重平均です。

・ドル建て口座の配当利回りは5.05、YOCは6.23%
・円建て口座の配当利回りは4.81%、YOCは7.37%
・全口座の配当利回りは4.98%、YOCは6.50%

8月末に日本株は回復したので、円建て口座の配当利回りは落ち着きました。

 

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ETFの運用会社は?

ETFの運用会社の比率も調べました。

ETF運用会社の比率は気にする必要はありませんが、いい感じにバランスが取れています。なお、バンガードのETFをSBIアセットの投信として販売してる場合は、SBIアセットでカウントします。

 

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今後の予定

8月上旬に続き、9月上旬も相場が荒れています。9月は、引き続きクレカ積み立てで投資信託を買い増そうと思います。カバードコールETFの【JEPQ】も買い増そうかなと考えています。

日本の連続増配株【1494】、日本の高配当株【1577】などを新規購入しようかなと考えています。【235A】は今買うか、来年のNISA枠にするか検討中です。