2024年7月終了時点でのアセット・アロケーションやポートフォリオの紹介と、保有銘柄の傾向と説明、将来の見通しです。
この1カ月で購入or売却した商品(外貨建て口座)
外貨建て口座で、この1カ月で新規に購入した銘柄は、ありません。【DHS】を少しだけ追加購入しました。
売却したのはデューク・エナジー【DUK】です。最近、米国の個別株を減らして、円建て口座で購入可能なETFや投資信託を増やしています。
この1カ月で購入or売却した商品(円建て口座)
円建て口座で、この1カ月で新規購入したのはiシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF 【1478】です。日本株高配当ETFの中ではリスクが低いので、少し買ってみました。
iシェアーズ・コア Jリート ETF【1476】も新規購入しました。東証REIT・ETFは何も保有していなかったので、少し買ってみました。
今後は、投資信託をクレカ積み立てで少しずつ増やしていこうと考えています。
アセット・アロケーションは?
大雑把なアセット・アロケーションです。「日米以外株」の中に、わずかですが米国株と日本株が含まれています。
1カ月前からの変化は、不動産が1.6%から1.8%に増えました。iシェアーズ・コア Jリート ETF【1476】を新規購入したためです。
株式のセクター比率は?
株式ETFや投信の中身をGICSに基づいてセクター分類し、個別銘柄と合わせてセクター分けをしました。金融が最多で23.2%で、資本財が14.3%、ヘルスケアが11.2%、情報技術が10.9%、生活必需品が8.7%、一般消費財が8.5%と続いています
先月との比較では、ヘルスケア、生活必需品が増えて、資本財が減りました。
金融が多いのはBDC銘柄を多く保有しているからですね。資本財は昔購入した日本株の商社銘柄が好調だからです。
種類別に分けたポートフォリオ
種類ごとに分けました。外貨建て口座はETFが21銘柄、BDC銘柄が15銘柄、米国個別株が12銘柄の計48銘柄です。円建て口座はETFが11銘柄、投資信託が6銘柄、日本個別株が9銘柄の計26銘柄です。合わせて74銘柄ですね
それなりに安全で、高配当と増配の両方を狙える【VYM】が現在8.1%で最多です。それ以外のETFは1銘柄あたり最大で全体の5%に収めようと考えています。現在【VYM】以外で5%を超えているのは【HDV】で5.6%です。
超高配当ETFは最終的に1銘柄あたりの上限は2%が目標です。【QYLD】が2.8%と少し比率が高いですね。
※東証ETFが米国ETFと同じ場合は、米国版ETFの名称にまとめています
ポートフォリオの将来像
最終的には、米国配当系を27.5%、債券、カバードコール、BDC、米国個別株、日本個別株を10%ずつ、米国インデックス&低配当、米国外を7.5%ずつ、日本配当系を5%、米国不動産を2.5%にしようと考えています。日本配当系はもう少し増やすかもしれません。
分配金利回りの高いカバードコールはついつい買いたくなりますが、上限は10%に抑えたいですね。
全保有銘柄と比率
全保有銘柄をカテゴリ別に並べたものです。銘柄ごとの比率、小分類(カテゴリ)の比率も右端にあります。小分類内の並びはティッカーコードのアルファベット順です。
保有銘柄を比率の高い順に並び替える
比率の高い順に並び替えました。【VYM】が8.00%で首位。なお、【VYM】は投信版が70位で0.08%ほどあります。
【HDV】が5.57%で続いています。
【SPYD】が3位に浮上しました。3.77%です。【SPYD】は投信版で72位で0.05%ほどあります。
種類ごとに、銘柄の比率とYOCをチェック!
ここからは種類ごとに比率やYOCなどを見ていきます。まずは表の見方です。
「債券」の横に書いてある数値は、合計比率。つまり、債券の合計比率。その下の数値は、各銘柄やETFの比率です。
左から2列目の「分配頻度」は年何回、分配金や配当が出るかという意味です。「12」なら毎月分配型です。右から3列目の分配金利回りは現時点での利回り。ETFの場合は、過去1年分配金を現在の株価で割って計算します。個別銘柄の場合は直近の配当を1年換算したものを使用します。
右から2列目の元本利回り(YOC)は、現在の過去1年分配金を取得価格で割って計算したものです。自分利回りとも言います。株価が安い時期に買って、増配すれば、YOCは上がります。
一番右の「YOC-利回り」は、YOCが現在利回りよりも高いかどうかです。赤字がマイナスです。この数値は外貨建て口座の場合は、円換算せずにドルのままで計算しています。
債券ETFは全体の8.2%です。【SRLN】はシニアローン、【2866】は優先証券、【YYY】は債券を中心とした高利回りのクローズドエンド型ファンドを集めたものです。全て毎月分配型なので、FIRE向けの商品と言えるかもしれないですね。
【SPHY】は、短期のハイイールド債が対象のETFです。2024年8月の分配金は0.1577ドル。先月より3.6%増。
王道インデックスはコロナ・ショックの頃に購入
続いて「米国インデックス&低配当ETF」。【DIA】【VTI】などのインデックスと、配当系の中で分配金利回りの低い【VIG】が中心です。全体の7.8%です。3つのETFともに、2019~20年に購入したので、一番右側の「YOC-利回り」が好調です。
【VIG】は10年以上連続増配を対象としたETF。2024年6月の分配金は0.8992ドル。前年同期より16.3%増でした。
米国配当系ETFはポートフォリオのコア
次は「米国配当系ETF」。全体の25.1%を占めており、ポートフォリオの中心です。保有比率は【VYM】が全体の1位、【HDV】は全体の2位です。
この両銘柄は2020年と2021年を中心に購入したので、YOCは高くなっています。【VYM】は特定口座で保有していますが、新NISAでも少し買いました。
【DVY】は新NISAで保有。【SDY】は旧NISAなので、今後新NISAにスライドさせるか、特定口座に移すか迷っています。
6月は【VYM】と【SPYD】の投資信託版(年4回決算型)を購入しました。さらに、新規で【FDL】も購入開始しました。今後、ウィブル証券で保有しているBDC銘柄の分配金で追加投資するつもりです。
【VYM】はオーソドックスな米国の高配当ETF。7年や10年増配率は6%台となかなか。6月分配金は1.0237ドル。前年同期より16.8%増でした。
高い利回りが魅力のカバードコールETF
次は「カバードコールETF」。オプション取引を使って、分配可能な収益を確保するETFです。
いずれも分配金利回りが高いので、魅力的ですが、保有比率は各ETF上限2%ぐらいにして、計10%ぐらいを考えています。【2865】は東証版【QYLD】、【2868】は東証版【XYLD】です。
【JEPQ】の8月分配金は0.42676ドル。先月より1.3%増。12カ月分配金利回り9.53%、直近分配金利回り9.80%。毎月の分配金(青棒)と取引所価格(赤線)の比較。二桁異なり、棒グラフと折れ線グラフが重なると月利1%、年利12%。直近5カ月の分配金は0.4ドル台をキープしています
不動産は近年やや不調
「米国不動産ETF」は【XLRE】と【1476】です。
【XLRE】はS&P500の不動産セクターが対象のETF。組入銘柄は約30銘柄と少なく、少数精鋭です。
7月はiシェアーズ・コア Jリート ETF【1476】を新規購入しました。東証REIT指数に連動しているETFです。
iシェアーズ・コア Jリート ETF【1476】の分配金推移です。長期では、わずかに増えています。
米国以外を保有して分散投資
「米国外ETF」は全体の5.9%で、ETFが3つ、投資信託が1つです。【DEM】は新興国高配当、【FGD】は先進国高配当、【VXUS】は米国を除く世界全体が対象のETFです。
【FGD】は先進国が対象の高配当ETFなので、米国も10%ほど含まれています。便宜上、このカテゴリに入れました。
【DEM】は新興国が対象の高配当ETF。2024年6月の分配金は0.6325ドル。対前年同期12.2%減でした。
ウィブル証券で購入不可能となったBDC銘柄
下の表はBDC銘柄。全部で15銘柄。全体に対して11.6%ですね。
BDCとは新興企業や中小企業の事業開発に金融面を中心にサポートする投資会社です。利益の90%以上を配当に充てるため、配当利回りはかなり高いです。
※増配率は特別配当は含めず
カーライル・セキュアド・レンディング【CGBD】は、世界3大プライベート・エクイティファンドと言われるカーライルのBDC部門。2020年の後半以降、毎回特別配当(追加配当)を出しています。
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最近は購入していない米国個別株
続いて、米国の個別株です。全部で12銘柄。全体に対して14.4%ですね。【BTI】は欧州個別株ですが、便宜上ここに入れておきます。
最近はETFばかり買っているので、ここ2年ほどは買っていません。7月はデューク・エナジー【DUK】を売却しました。
ほとんどが増配銘柄なので、YOCは高くなっています。アッヴィ【ABBV】は現在の配当利回りが3.3%で、YOCは8.1%と高くなりました。ブロードコム【AVGO】は現在の配当利回りが1.5%で、YOCは6.9%。どちらも2019年と2020年に購入して、ここまで上がっています。すさまじい増配率です。
※増配率は直近の過去1年配当と〇年前の同時期を比較して計算
ブロードコム【AVGO】は2023年12月に増配を発表しました。配当が4.6ドルから5.25ドルになります。14.1%増です。2024年7月12日に1対10の株式分割を行います。
日本配当系は最近新規購入しています
【1489】【1698】【2529】は、2024年から新NISAの成長投資枠で購入を開始しました。全部で8銘柄あり、比率は2.9%です。
7月は、iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF 【1478】を新規購入しました。【2641】は配当系ではありませんが、ここに入れておきます。
【1478】(iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF)は財務の件税制を重視した日本の高配当ETF。2月の分配金は44円とかなり多かったです。
日本の個別株は、かなり前に買った銘柄が目立つ
最後は日本個別株。全部で9銘柄あり、比率は14.0%です。日本株は10数年前に購入したものと、3年ほど前に購入したものの2パターンあります。10数年前に購入して、保有し続けた銘柄のYOCは素晴らしいですね。
加賀電子【8154】のYOCは21.9%と高くなりました。三菱商事【8058】は18.3%、三井物産【8031】は16.7%、アイナボ【7539】は9.3%です。いずれも10数年前に購入した銘柄です。
加賀電子【8154】は2024年9月30日に1対2の株式分割を行うようです。
※2025年は予想です。増配率は2025年3月期の過去1年配当と、○年前を比較して計算
三井物産【8031】は2024年6月30日に1対2の株式分割を行いました。
分配金利回り(配当利回り)とYOCは?
配当利回り(分配金利回り)と、YOC(Yield On Cost/投資元本に対する利回り)は以下の通りです。加重平均です。
・ドル建て口座の配当利回りは5.17%、YOCは6.18%
・円建て口座の配当利回りは5.61%、YOCは7.35%
・全口座の配当利回りは5.28%、YOCは6.46%
日本株が大暴落しているので、円建て口座の配当利回りが急上昇しています。
ETFの運用会社は?
ETFの運用会社の比率も調べました。
【1478】と【1476】を新規購入したので、ブラックロックが15.7%から17.0%に増えました。
ETF運用会社の比率は気にする必要はありませんが、いい感じにバランスが取れています。なお、バンガードのETFをSBIアセットの投信として販売してる場合は、SBIアセットでカウントします。
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今後の予定
現在、日本株は大暴落中です。8月は、クレカ積み立てで投資信託を買い増そうかなと思います。